

最終更新日:2026年8月29日
目次
「海外のコーヒーカルチャーに触れてみたい!」
「バリスタ留学はいくらくらい必要で何を学ぶの?」
「英語初心者でも海外でバリスタとして働く方法はある?」
そんな人におすすめなのが、海外でコーヒーの知識や技術、接客英語などを学ぶ「バリスタ留学」です。
バリスタ未経験や英語初心者でも参加できるコースがあり、英語力を伸ばしながら、海外で働くための実践的なスキルを身につけられます。
一方で、コースを修了すれば海外でバリスタとして働けるとは限らず、必要な英語力や費用、就労条件などを事前に確認することが大切です。
そこで本記事では、バリスタ留学で学べる内容やメリット・注意点、1年間にかかる費用、カナダとオーストラリアの違いを詳しく解説します。
さらに、カナダで「英語+バリスタ」を学べる人気の語学学校も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

バリスタ留学とは、海外の語学学校や専門学校などで、コーヒーの知識や抽出技術、ラテアート、接客などを学ぶ留学です。
一般的な語学留学とは異なり、英語を学びながら「海外で働くための専門スキル」を身につけられる点が特徴です。
「海外のカフェで働いてみたい」「ワーキングホリデーで仕事の選択肢を増やしたい」という人にも向いています。
バリスタ留学では、コーヒー豆や抽出方法に関する基礎知識から、エスプレッソマシンの操作、ミルクスチーム、ラテアートまで、カフェで働くための実践的な技術を学べます。
さらに、注文を受ける、メニューを説明する、スタッフとコミュニケーションを取るといった接客英語を学べるコースもあります。
例えば、カナダ・バンクーバーのSELC Language Collegeの「Barista English」では、コーヒーの歴史や豆、抽出、機器操作に加え、エスプレッソ、ミルクドリンク、接客、衛生管理などを4週間で学ぶ内容になっています。
一般的な語学留学の目的が「英語力を伸ばすこと」だとすれば、バリスタ留学は「英語+専門スキル」を身につけられることが大きな違いです。
| 項目 | 一般的な語学留学 | バリスタ留学 |
|---|---|---|
| 英語の学習 | 文法・単語・日常会話などを幅広く学ぶ | 日常英語に加え、カフェで使う専門用語や接客英語を学ぶ |
| 専門知識 | 英語を中心に学ぶ | コーヒー豆・抽出方法・エスプレッソなどの知識を学ぶ |
| 実技・技術 | 基本的に会話や座学が中心 | エスプレッソ抽出・ミルクスチーム・ラテアートなどを実践 |
| 英語を使う場面 | 授業や日常生活で英語を使う | 授業や日常生活に加え、カフェでの接客を想定して英語を使う |
| 海外での仕事体験 | 留学中は必ずしも仕事を想定しない | 海外のカフェで働くことを想定した実践的な経験ができる |
| 身につく力 | 日常生活で使える総合的な英語力 | 英語力+バリスタとして働くための専門スキル |
| 留学後の活かし方 | 英語を活かした進学・就職など | 海外のカフェや飲食店、ワーホリなどでスキルを活かせる |
例えば、カフェで働く場合、「Can I get your order?」のような接客表現だけでなく、コーヒーの種類や味を英語で説明する力も求められます。
バリスタ留学なら、こうした仕事に直結する英語を実践形式で学べます。
ワーホリなどで海外のカフェで働くことを考えている人にとって、英語だけを学ぶよりも具体的な目標を設定しやすいでしょう。
バリスタ留学は、単に「コーヒーが好き」という人だけでなく、英語を学びながら、海外で活かせるスキルを身につけたい人に向いています。
特に、以下のような人はバリスタ留学との相性がよいでしょう。
・コーヒーの知識や抽出技術を本格的に学びたい
・海外のカフェ文化を実際に体験してみたい
・海外のカフェや飲食店で仕事をしてみたい
・ワーキングホリデーで仕事の選択肢を広げたい
・英語だけでなく、帰国後や海外で活かせる技術も習得したい
・カフェで実際に使う接客英語を学びたい
一方、「バリスタコースを修了すれば、すぐ海外で就職できる」と考えている人は注意が必要です。
海外で働くには、バリスタ技術に加えて英語力や接客力、実務経験なども求められます。
そのため、バリスタ留学は「資格を取ること」だけを目的にするのではなく、「バリスタ技術+英語+海外経験」の3つを身につけたい人ほど、そのメリットを活かしやすい留学といえるでしょう。

バリスタ留学の魅力は、コーヒーの技術だけでなく、英語や海外で働くための経験を同時に得られることです。
ここでは、将来的に海外のカフェで働きたい人にとって特に重要な3つのメリットを紹介します。
バリスタ留学の大きなメリットは、海外のカフェで働く前に、実際の仕事を想定した技術を練習できることです。
エスプレッソの抽出やミルクスチームなどは、知識として知っているだけでは実践できません。
専門コースでは業務用マシンに触れながら、繰り返し練習できる場合があります。
また、カナダのJob Bankによると、バリスタは必ずしも専門資格を必要とする規制職種ではなく、「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」が一般的です。
つまり、資格だけでなく「実際に仕事ができる力」を身につけることが重要です。
海外のカフェで働くなら、コーヒーを作る技術だけでなく、英語で接客する力も欠かせません。
例えば、注文を聞く、サイズやミルクの種類を確認する、商品の特徴を説明するなど、日本のカフェとは異なる英語での対応が必要です。
バリスタコースでは、こうした接客場面を想定したロールプレイを取り入れることがあります。
SELCのBarista Englishでも、カフェでの接客やショップで使う語彙、実際のシナリオを想定したシミュレーションがカリキュラムに含まれています。
バリスタスキルは、特定の国だけでしか使えない知識ではありません。
コーヒーを提供するカフェがある限り、エスプレッソマシンの操作や接客、抽出に関する知識は海外でも活用できます。
そのため、カナダやオーストラリアで経験を積んだ後、別の国で働くというキャリアも考えられます。
ただし、「バリスタ資格があれば世界中で働ける」という意味ではありません。
実際の採用では、英語力や接客経験、店舗ごとの技術なども求められるため、留学で得たスキルを実務経験につなげることが重要です。

「バリスタ経験がない」「英語が話せない」という理由だけで、バリスタ留学を諦める必要はありません。
ただし、コースによって受講条件や必要な英語力は異なります。
バリスタ留学は、日本でバリスタとして働いた経験がなくても始められるコースがあります。
エスプレッソマシンの操作やミルクスチームなど、基本から学べるため、「海外のカフェで働きたいけれど、まだ何も経験がない」という人にも選択肢になります。
実際、カナダのバリスタ職は、短期の職業訓練や実務を通じて身につける仕事と認識されています。
ただし、未経験から留学する場合は、コース修了後に現地で実務経験を積むことまで考えておくと、より現実的なキャリアプランを描けます。
英語に自信がない人は、一般英語とバリスタコースを組み合わせる方法がおすすめです。
バリスタの授業では、コーヒー専門用語を英語で理解しながら実技にも取り組むため、英語初心者がいきなり受講すると負担が大きくなる可能性があります。
一方で、まず一般英語で会話力を伸ばし、その後バリスタコースに進めば、技術習得に集中しやすくなります。
実際にSELCでは、英語コースに加えてBarista Englishなどの選択科目を用意しています。

1年間のバリスタ留学では、バリスタコースの受講料だけでなく、英語コース・滞在費・生活費などを含めて予算を考えることが重要です。
特にカナダの都市部では生活費の割合が大きくなります。
以下は、カナダで「一般英語+バリスタコース」を受講し、1年間滞在するケースを想定したおおよその目安です。
| 費用項目 | 1年間の目安(カナダドル) | 日本円の目安 |
|---|---|---|
| 語学学校の授業料 | CAD 12,000~24,000 | 約138万~276万円 |
| バリスタコース | CAD 1,000~2,500 | 約12万~29万円 |
| 入学金・教材費など | CAD 500~1,500 | 約6万~17万円 |
| 滞在費(ホームステイ・シェアハウスなど) | CAD 10,000~18,000 | 約115万~207万円 |
| 食費・日用品 | CAD 3,000~6,000 | 約35万~69万円 |
| 航空券(往復) | CAD 1,000~1,800 | 約12万~21万円 |
| 海外旅行保険 | CAD 600~1,200 | 約7万~14万円 |
| ビザ・申請関連費用 | CAD 200~300程度 | 約2万~3万円 |
| 現地交通費・通信費など | CAD 1,000~2,000 | 約12万~23万円 |
| 合計 | CAD 29,300~57,300程度 | 約337万~660万円 |
(※為替は2026年8月29日時点の1カナダドル=約115円で計算しています。)
上記はあくまで留学計画を立てるための概算であり、都市、学校、滞在方法、為替レートによって大きく変動します。
特にバンクーバーやトロントなどの都市部では、滞在費が高くなる傾向があるため、事前にカナダの教育費用に詳しい留学エージェントに相談しましょう。

バリスタ留学先としてカナダとオーストラリアを比較する場合、どちらが優れているかではなく、「何を重視するか」で選ぶことが大切です。
英語環境や海外生活、ワーホリとの組み合わせを重視するならカナダ、カフェ文化の中でバリスタ経験を積みたいならオーストラリアなど、目的によって適した選択肢は変わります。
カナダは、英語環境で生活しながら、バリスタスキルも身につけたい人に向いています。
特にバンクーバーには、一般英語とバリスタ関連の学習を組み合わせられる学校があります。
また、ワーホリを利用して現地で働くプランも考えられます。
ただし、カナダの学生ビザでの就労には条件があり、ESL/FSLのみの学生は学外就労の対象外です。ビザとコースの条件は必ず事前に確認しましょう。
オーストラリアは、コーヒー文化を重視してバリスタ留学をしたい人に適した国です。
特にメルボルンはコーヒー文化で世界的に知られており、観光局も2,000以上のカフェがある都市として紹介しています。
また、オーストラリア全土でバリスタはワーホリ中の仕事の選択肢として紹介されており、多くのカフェでは採用前にバリスタトレーニングを求める場合があります。
「本格的なカフェ文化の中で技術を磨き、現地で働いてみたい」という人には魅力的な留学先です。

ここからは、カナダでバリスタ留学をする魅力を3つ紹介します。
カナダには、英語学習とバリスタトレーニングを組み合わせたプログラムを提供する語学学校があります。
例えばSELCのBarista Englishでは、コーヒーの歴史や豆、抽出、機器操作、エスプレッソ、ミルクドリンク、ラテアート、接客まで幅広く学べます。
「英語だけではなく、海外で仕事につながるスキルも身につけたい」という人には、この組み合わせが魅力です。
また、英語力に不安がある場合も、まず一般英語を学んでから専門コースに進むなど、自分のレベルに合わせて計画できます。
カナダでバリスタスキルを学ぶなら、ワーキングホリデーと組み合わせることで、学習から就労まで一貫したプランを作れます。
例えば「語学学校で英語を学ぶ→バリスタコースを受講→英文履歴書を作る→カフェへ応募」という流れです。
ただし、留学中の就労条件はビザやプログラムによって異なります。
カナダでは、条件を満たす対象の留学生は学期中に週24時間まで学外で働けます。
一方で、ESL/FSLのみを受講する学生などは対象外である点には注意が必要です。
参照:Work off campus as an international student |Government of Canada
カナダには、「Tim Hortons(ティムホートンズ)」や「Second Cup(セカンドカップ)」などのチェーン店が人気です。
また、地域に根付いたカフェやスペシャルティコーヒーを扱う店舗も多く、日常的にカフェ文化に触れられることが魅力です。
バリスタ留学の価値は、学校の授業だけではありません。
現地のカフェで実際にコーヒーを注文したり、バリスタと会話したりする経験も、海外で働くための学びになります。
「教室で技術を学ぶ+街のカフェで文化を知る」という環境を活用できる点も、カナダ留学のメリットです。

カナダで「英語+バリスタ」を学びたい人には、バンクーバーの「SELC Language College(セルク・ランゲージ・カレッジ)」も選択肢の一つです。
SELCでは、英語コースに加えてBarista Englishを提供しており、コーヒーの基礎知識からエスプレッソ抽出、ミルクスチーム、ラテアート、接客、衛生管理まで学べる4週間のプログラムがあります。
また、キャンパスはバンクーバーのダウンタウンに位置し、日常的な通学にも便利です。
英語学習と「英語+α」のスキルを身につけたい人や、カフェ・ホテルなどホスピタリティ業界を目指す人に向いている学校と言えます。
詳細なコース内容や費用、最新の開講状況については、以下の学校紹介ページから確認できます!
SELC Language College(セルク・ランゲージ・カレッジ)

バリスタ留学には多くのメリットがありますが、「コースを受ければ海外でバリスタになれる」と考えるのは危険です。
ここからは押さえておきたいデメリットについて紹介します。
バリスタコースを英語で受講する場合、コーヒーの専門用語と講師の説明を同時に理解しなければなりません。
例えば、エスプレッソの抽出方法を学ぶだけでも、器具や豆、抽出時間などの専門用語が登場します。
そのため、英語初心者がいきなり専門コースに入ると、「英語を理解すること」に集中してしまい、技術の練習がおろそかになる可能性があります。
また、そもそも入学のために一定の英語力を証明するスコアを求める専門学校もあります。
英語力に不安がある場合は、一般英語を先に学ぶなど、自分のレベルに合った順番で受講することが大切です。
バリスタコースの修了証は、スキルを学んだ証明にはなりますが、海外での採用を保証するものではありません。
実際の仕事では、コーヒーを作る技術だけでなく、英語での接客、チームワーク、勤務経験、店舗への適応力なども求められます。
カナダでバリスタはオン・ザ・ジョブ・トレーニングが一般的とされています。
そのため、留学のゴールを「資格取得」にせず、コース修了後に現地で実務経験を積むところまで考えることが重要です。

ここからはバリスタ留学を具体的に検討し始めると出てくる疑問について回答します。
バリスタ留学とワーホリは、目的が合っていれば組み合わせられます。
例えば、最初に語学学校で英語力を伸ばし、その後バリスタコースで専門技術を学び、ワーホリ中にカフェの仕事へ応募する方法です。
「英語→バリスタ→現地就労」という流れを作ることで、学んだ内容を仕事で実践しやすくなります。
ただし、就学・就労できる期間や条件は国・ビザによって異なります。
特にカナダでは、学生ビザでの学外就労に細かな条件があるため、ワーホリと学生ビザを同じものとして考えないよう注意しましょう。
留学後に海外でバリスタとして働くには、バリスタ技術と英語力の両方を準備することが重要です。
まずはコースで基本技術を身につけ、英文履歴書を作成し、現地のカフェ求人に応募します。
面接では「なぜこのカフェで働きたいのか」「これまでどんな経験があるのか」といった質問に英語で答えましょう。
また、未経験の場合は、最初から有名カフェだけを狙うのではなく、ローカルカフェや飲食店で経験を積む方法もあります。
「留学=就職」ではなく、「留学=仕事に挑戦するための準備」と考えると、現実的なキャリアを描きやすくなります。
政府のJob Bankに掲載されている情報によると、カナダのバリスタの全国賃金は、時給15.00〜21.50カナダドル(約1,725〜2,473円)で、中央値は16.55カナダドル(約1,903円)です。
ただし、実際の給与は国だけでなく、州や都市、バリスタとしての経験、勤務する店舗などによって異なります。
例えば、ブリティッシュコロンビア州では、時給18.25〜23.00カナダドル(約2,099〜2,645円)と、カナダ全体の平均よりも高い水準とされています。
一方、オーストラリアでは最低賃金や各種Awardの条件があり、2026年7月から全国最低賃金は時給26.44豪ドル(約3,041円)となっています。
実際のバリスタ給与は雇用形態やAward上の区分、経験、勤務時間などによって異なり、「時給が高いから」という理由だけで留学先を決めるのではなく、生活費や物価、バリスタとして働くための環境なども含めて比較することが大切です。

バリスタ留学は、コーヒーの技術だけを学ぶ留学ではありません。
エスプレッソ抽出やラテアートなどの専門スキルに加え、カフェで働くための英語や海外生活そのものを経験できることが魅力です。
また、未経験者でも始められるコースがありますが、英語力やコース内容は学校によって異なるため、自分のレベルに合った留学先を選ぶことが大切です。
例えば、カナダなら「英語+海外生活+ワーホリ」、オーストラリアなら「カフェ文化+バリスタ経験」など、目的に合わせて選択肢を比較しましょう。
あなたもぜひ「海外でバリスタとして働きたい」という夢を諦めないでください。
IAJP留学センターでは、本気でキャリアアップを目指すワーホリ・留学生を募集しています。
ぜひ公式LINEまたはお問い合わせフォームから、カナダ経験豊富な女性カウンセラーに無料相談してみてください!

野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。