最終更新日:2024年12月13日
目次
「留学先として人気のカナダの都市を教えてほしい!」
「都会と地方都市のどちらが自分に合っているの?」
「そもそもカナダのことをあまり知らないから都市選びに迷っている…」
カナダは日本の約27倍もある広い国家です。また、安全性と生活のしやすさが評価されて、近年の「住みやすい都市」ランキングでは常に上位を占めています。これからカナダ留学に行く方にとって、都市選びは頭を悩ませる大きな要因です。
そこで本記事では、カナダ留学の都市選びのポイントについて解説します。また、おすすめ10都市の特徴、カナダに留学するメリットについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
カナダ留学の都市選びで抑えておくべきポイントは、以下の4つです。
・都市の雰囲気や環境が合っている
・物価が予算内に収まっている
・直行便が運航している
・治安が良い
それぞれ見ていきましょう。
カナダ留学のおすすめ10都市について、気温や物価、語学学校の数、直行便の有無などの項目ごとにまとめています。
都市名 |
気温 (平均/冬) |
物価 (家賃/月) |
語学学校 | 直行便 |
バンクーバー | 10℃ / 0℃ |
△ (約22万円) |
〇 | 〇 |
トロント | 8°C / -5°C |
△ (約20万円) |
◎ | 〇 |
モントリオール | 6°C / -10°C |
〇 (約15万円) |
〇 | 〇 |
ビクトリア | 12℃ / 2℃ |
△ (約20万円) |
△ | × |
カルガリー | 6°C / -10°C |
〇 (約17万円) |
〇 | × |
エドモントン | 5°C / -15°C |
〇 (約15万円) |
△ | × |
オタワ | 6°C / -10°C |
〇 (約18万円) |
△ | × |
ウィニペグ | 5°C / -20°C |
◎ (約13万円) |
△ | × |
ハリファックス | 8°C / -5°C |
〇 (約15万円) |
△ | × |
ケロウナ | 9°C / -5°C |
〇 (約16万円) |
△ | × |
ここからは、それぞれの都市ごとの特徴について解説します。おすすめの留学目的についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
バンクーバーは自然が豊かで気候も穏やかなエリアです。
都心部では留学生が多く生活しているため、インターンや長期留学の体制が整えられています。ここからは風土や特徴を詳しく解説していきます。
バンクーバーは自然が大変多く、気温も日本とほとんど変わらないため日本人が過ごしやすいと感じる環境です。
周りは山に囲まれており夏場は常に緑が絶えません。
また夏はテニス、冬はスキーなどスポーツが好きな方にも人気がある地域です。
都会過ぎず田舎過ぎず、内陸地と東側の特徴をミックスした街のような雰囲気です。
バンクーバーはカナダ国内でも最も学校が多いエリアで、留学生がたくさん生活しています。
インターンシップのコースも豊富で、留学希望者のほとんどのニーズに答えてくれるでしょう。
「英語+何か」を身につけたい方や専門的な分野のインターンシップを希望される方はバンクーバーがおすすめです。
バンクーバーは留学生の受け入れに非常に前向きで各教育委員会に留学部を持っています。
そのため高校留学であればバンクーバーがおすすめです。
またバンクーバーであれば高校進学準備プログラムを持った語学学校もあります。
4月~8月のいわゆる「GAPイヤー」で英語の勉強もできるため、日本の中学卒業後の高校留学の準備がスムーズに行うことができます。
飛行時間も日本から約7時間と近いので春休みなどのジュニアキャンプもおすすめです。
バンクーバーへの留学に興味がある方は、こちらから簡単に無料で問い合わせ、相談ができます。
バンクーバは日本人って多いについてこちらのYOUTUBEで現地バンクーバーオフィススタッフにインタビューしていますのでこちらもあわせて見てくださいね!
トロントはニューヨークにも近く、アメリカのエンターテインメント文化に影響を受けている地域です。またヨーロッパとの玄関口となっているため西欧系の人種も多く生活しています。ここからは風土や特徴を詳しく解説していきます。
東側エリアの中心地であるトロントは、ビジネスやエンターテイメントとして盛んなエリアです。
そのためバンクーバーと同じく都会的な雰囲気があります。
夏はカラッとしてすごしやすい気温ですが、冬はマイナス10度になることもある寒さで、寒暖の差が激しい地域です。
ヨーロッパの玄関口と言われるように、ヨーロッパ系の留学生が比較的多い地域になります。
学校数はバンクーバー程はありませんが、ESL学校は十分な数があります。
またトロントとニューヨークは距離的に近いのでアメリカに行きたいという方はトロントがおすすめです。
公立高校留学などは積極的に教育委員会は動いていない傾向です。
一方で最近は高校年代向けのインターナショナルスクールが増えています。
少人数制の高校なので学校に馴染みにくい方や留学が少し心配な方におすすめです。
飛行時間も日本から約7時間と近いので夏休みなどのジュニアキャンプにも便利な立地といえるでしょう。
モントリオールはフランス語圏のエリアです。英語も使用されているため、2か国語の同時学習をしたい方にはおすすめできます。ここからは風土や特徴を詳しく解説していきます。
モントリオールのあるケベック州はフランス語圏の州になります。
しかしその中でもモントリオールは英語が比較的使われている地域になり、英語で教える有名大学も多くあります。
また現地の人も「英語を第2言語」として話すので日本人でもとても話しやすい環境です。
さらに物価も安く、日本人も少ないなどの理由で最近は英語の留学先やワーホリの渡航先でも人気がある地域です。
モントリオールはフランス語圏の中でも英語が比較的通じるエリアです。
英語と並行してフランス語も勉強したいという方にはおすすめです。
実際に英語を勉強しに語学学校に通っているカナダ人もいるので、カナダの文化を体験するにはとても良い環境であるといえるでしょう。
モントリオールはフランス語圏ですが英語で教えている高校もあります。
また親が語学学校やカレッジに就学した場合、1年間の短期プログラムであったとしても、子供は公立学校に無償で留学できます。
最近はモントリオールの語学学校にお母さまが、公立小学校にお子様が通われている事例などがあります。
このように1年間親子で留学をする方が増えています。
ビクトリアはバンクーバーより少し規模の小さい街になります。
学校の雰囲気もアットホームで、クラスも少人数制クラスを持つ学校が多いのが特徴です。
内向的な方や短期で就学される方、6ヶ月未満の短期で就学される方にお勧めのエリアです。
カルガリーは山脈に囲まれた気候が穏やかなエリアです。
日本人が少ないため語学留学に没頭できる環境があります。ここからは風土や特徴を詳しく解説していきます。
カルガリーエリアはロッキー山脈で有名なバンフやカルガリーがある地域です。
東側同様冬の寒さはとても厳しいですが、国立公園など自然が多く、夏は大変過ごしやすいでしょう。
年間300日以上が晴れという気候の穏やかさが特徴です。
内陸地はどちらかというとのんびりとした田舎の雰囲気が残る地域で、ゆっくりとした雰囲気の中で言語を習得したい方にはおすすめできます。
カルガリーは石油産業が栄えている影響で税金がかからない州になるので生活費が他の州より安いのが魅力の一つです。
カルガリー州以外の州では一般的に5%の連邦税が発生します。
単純に5%の費用削減になるだけではなく、都市部に比べて物価が低いため生活コストの削減ができるでしょう。
カルガリーは日本人も少なく、単位など細かくチェックしているのでしっかり勉強したい方にはオススメのエリアです。
また授業料や生活費が安いので最近人気のある地域です。
自然も多いのでジュニアのサマーキャンプがおすすめです。
ジュニアサマーキャンプの詳細情報はこちらの記事からも確認できます。
カナダは2つの公用語があり治安が良いのが特徴です。
また、LGBTへの理解が高いため多様性を受け入れる耐性が整っています。ここからはカナダという国の特徴について見ていきましょう。
カナダは英語とフランス語の2つの言語を公用語としています。
もともとが移民国家ということもあり、国民全員が「あの人はカナダ人、あの人は外国人」というような価値観に縛られていません。
歴史的に簡単に説明すると、元々は原住民族(ファースト・ネーションズ)が生活していた土地にフランスとイギリスが入植したのが始まりです。
そのような歴史的背景から移民に対して寛容な姿勢をとっており、現在は世界中から移民だけでなく難民者も多く受け入れています。
カナダは治安が良い国家として有名です。
その理由は銃保持や人種差別を禁止しているからです。
その治安レベルは日本とほとんど変わらないため、留学生が住みやすい地域ランキングでは、バンクーバーが「世界で住みたい都市」のトップ5に常に選ばれています。
カナダは文化や宗教・人種だけではなく、LGBTの分野においても多様性を認める先進国です。
2003年にBC州とON州で同性同士の結婚が合法となったのを皮切りに、2005年にはカナダ全土で合法化されています。
そのためLGBTへの理解者も多く、トロントやバンクーバーにはゲイストリートがあります。
「PRIDE パレード」ではカナダ首相も参加するなど、毎年盛大に開催されています。
日本では経験ができないダイバシティや多様性を経験することができるでしょう。
IAJPではLGBT留学の支援・サポートを行っていますので、こちらよりお気軽にお問い合わせください。
ここからは、カナダ留学の都市選びに関するよくある質問について回答していきます。
カナダ留学のエリアを決めるときは留学の目的に照らして考えていきましょう。
文化交流などを目的に多国籍の環境を希望される方であれば、世界中から集まる大きな都市がおすすめです。
またアットホームな雰囲気でのんびり生活したいというのであれば、地方の村などがおすすめです。
日本人の割合や留学するスクールの授業内容などをもとにカナダ留学のエリアを決めていきましょう。
このサイトを運営する「IAJP」では、カナダ留学に関する無料相談や留学サポートを実施しております。
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また、まずはLINEで気軽に相談したいという方はこちらからご連絡ください。
あなたもぜひカナダへの留学・ワーホリを検討してみてはいかがでしょうか。
野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。