
最終更新日:2023年4月21日
近年、海外留学にいく大学生は珍しい存在ではありません。就職活動に参加している企業も留学経験がある学生を積極的に採用したいと考えているようです。
留学の目的や意図をはっきりとさせて自分の成長を言語化できると、就職活動では大きな武器になることでしょう。
今回は留学経験は就活に有利なのか、就活に活かすためにはどのようなポイントを抑えたらいいのかについて解説します。
実際の面接時に留学経験をアピールする方法についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
留学経験を持つ就活生は全体でみるとそれほど多くはありません。そのため差別化を図るには有利と言えるでしょう。
一方で留学の目的や意図を十分に伝えられないと不利に働くこともあります。
ここからは留学経験が就活で有利に働く場合と不利に働く場合について解説していきます。
留学経験がある学生は企業側から見ると以下のようなポテンシャルを持っていると捉えられることがあります。
一人異国の地に飛び込み、新しいことにチャレンジできる開拓力を兼ね備えた人材を企業側も欲しているのです。
実際に「トビタテ!留学JAPAN」が2017年6月に行った企業調査によると「留学のための休学や留年にマイナスな評価をしない」と回答した企業は75.3%にも上っています。
日本で大学4年間を目的意識なく過ごしてきた学生に比べて、間違いなく大きな差別化が図れることでしょう。
一方で留学が就活に不利に働いてしまうこともあります。最も大きな要因は留学時期と就職時期のバッティングです。
大学生の就活の平均期間は1年間とされており、4年生の6月には内定先を獲得して就活を終えているのが一般的です。
例えば1年間の海外留学がその期間にもろ被りしてしまった場合、行きたい企業のエントリーができなかったり、留学の経験をうまく言語化できずに消化不良で就活を終えてしまったりすることが考えられます。
就職活動前ぎりぎりでやっぱり留学がしたいという方にとってのおすすめの留学期間は大学3年生の1月から1年間です。休学して新卒枠で就活に参加するのがよいでしょう。
どうせ留学に行くのなら就活に活かせるものにしたいですよね。そのためには以下の5つのポイントを抑えることがおすすめです。
ここからはそれぞれの内容について詳しく解説していきます。
「あなたはなぜ留学に行きたいと思ったのですか?」
このように質問を受けたときにあなたならどのように返答するでしょうか。
実のある留学にするため、価値ある現地での生活を送るためには渡航前から留学の目的を明確にしていくことがおすすめです。
英会話スクールやオンライン留学などの選択肢がある中でどうしてリアルな留学なのか、自分の考えを深堀してみましょう。
留学に行く前にTOEICや英検などの試験を受けておくことがおすすめです。これにより自分の英語力に関する現状を把握することができます。
また帰国後も必ず出国前と同じ試験を受けるようにしましょう。
留学によって得られた英語力やコミュニケーション力が数値化されることで、就職活動の武器としてわかりやすくなります。
さらに自分の成長を実感できるため、就活前に自信が付くこと間違いなしです。
どうせ留学に行くのなら海外でしかできない経験をすることがおすすめです。
例えばオーストラリアでスキューバダイビング、カナダでスキー合宿などの現地の遊びに挑戦したり、現地のお祭りやボランティアに参加したりして、「留学に行ったあなただけの経験」をたくさんしてきてください。
母国を離れることでかえって自信を持って行動できることもあるはずです。
海外での生活感やその日ごとの学びをメモやSNSに残しましょう。
就職活動で留学経験を武器にしたい場合、大切になってくるのはエピソードトークです。
より具体的に体験したことを伝えるにはそれなりの情報量が必要となってきます。
後から見返した時にわかりやすいように日時や場所も記載しておくのがおすすめです。
留学から帰ってきてまず行うべきことが留学の振り返りです。
自分は留学を通してどこが成長したのか、そのスキルはどのように活かせるのかを言語化する作業を行ってください。
就活の武器に仕上げるためには、この振り返りの作業は帰国後まもなく記憶が鮮明なうちが望ましいです。
留学のために休学する場合には、そのタイミングを考えることが就活で成功するためには大事になってきます。
大学入学前から留学に行きたいと思っている方は、大学1年生の時から休学の準備をして2年生で留学に行くのが良いでしょう。
理由は就活のボリュームゾーンである大学3年生~4年生の時期を避けられること、留学後に経験や成長を咀嚼する期間が十分にあることが挙げられます。
留学経験を実際の就活の場で面接官にアピールする方法として、以下の3つが挙げられます。
ここからはそれぞれの内容について具体的な質問を交えて詳しく見ていきましょう。
留学前に掲げた目的や意図を正確に面接官に伝えることが大切です。
これらの質問に対して主体的な回答ができるようにしておきましょう。
留学前に経験した苦労なども取り入れて、留学に行くという決断をしたストーリーを作っていくのがおすすめです。
留学中の失敗談やその試練をどのように乗り越えたのかを面接官に伝えましょう。
面接官が評価するのは「追い込まれた状況を自分自身で解決して打破する力がある人」です。
留学中に記載していたメモやSNSを見返して、失敗から成長したと感じることを具体的に説明しましょう。
また例えば英語力やコミュニケーションの課題を持っている場合には、成長を伝えるための指標として留学の前と後に受けたTOEICや英検などの試験結果を用いるのもいいです。
ただし留学前の得点があまりにも低いと、面接官によってはマイナス面として捉えられてしまうこともあるので、事前にオンライン留学や語学学校で英語力を高めてから留学に行くことがおすすめです。
IAJPではオンライン留学に関するコラムやオンライン留学ができる学校もまとめていますので、ぜひご覧ください。
最も大切ですが多くの就活生が忘れてしまいがちなのが、留学経験を今後にどう活かしたいかを伝えることです。
そもそも新卒生の就活は「ポテンシャル採用」と言って、企業の即戦力になる人材を採用するわけではなく、今後どのように企業に対していい影響を及ぼしてくれるのかを期待して人材を採用しています。
そこで留学経験から得られたコミュニケーション能力、英語力、チャレンジ精神などを就職後にどのように還元してくれるのかを具体的に述べることで、企業側も欲するような学生になれるでしょう。
就職活動に参加している企業は留学経験がある学生を積極的に採用したいと考えています。
そのため留学の目的や意図をはっきりとさせて自分の成長を言語化できると、就職活動では大きな武器になることでしょう。
しかし学生の多くは海外行くこと自体が初めての経験であることがあります。
また就活や休学などの手続きなども合わさって忙しい時期でもあります。
そこで就活の時期や行き先の国、留学準備に不安がある人は留学エージェントの利用がおすすめです。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
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