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カナダでは観光ビザ(=パスポートのみ)で渡航する方は、カナダ電子渡航証「eTA(イータ)」申請が必要です。観光や短期留学の目的でカナダに入国する方はご注意ください。日本も対象国になっているので必ず申請しましょう。
今回は、eTA(イータ)の申請方法や空港での取り扱いについて解説していきます。申請には必要書類の提出や時間制限、申請料金が必要となります。最後までこの記事に目を通してミスのないようにしましょう。
カナダ電子渡航証「eTA(イータ)」は、2つの条件を満たす方に申請が必要となります。
カナダビザ免除国は、韓国、中国、オーストラリア、イギリス、フランス…などの50以上の国と地域から構成されています。その中に、日本も含まれているのです。つまり、「日本人である」=「日本国籍を所有している」ことから、カナダへの入国のときにビザなしの場合は、eTA(イータ)の申請が必須ということになります。
どのような状況が考えられるのかと言えば、
などが挙げられます。上記のようなシチュエーションを迎える場合には、しっかりとした事前準備が必要です。
日本人が6か月以内の観光旅行や語学留学をする場合、eTA(イータ)の申請が必要であることはわかりましたが、そもそもeTA(イータ)とはどのような仕組みなのでしょうか。ここからは、eTA(イータ)の特徴と注意点についてみていきましょう。
執筆参考:カナダ政府ホームページ「電子渡航認証 (eTA) を申請する」
eTA(イータ)申請の流れは以下の通りです。
ここからは、eTA(イータ)申請の手順の詳細を、ポイント別に絞って解説していきます。
必要なもの | 補足・注意点 |
パスポート | 有効期限内のパスポートを用意しましょう。なお、eTA(イータ)の有効期間は最長5年間ですが、パスポートの期限が先に切れる場合はその日がeTA(イータ)の有効期限となりますので注意してください。 |
クレジットカード | オンラインでの回答が終わると申請料金C$7の支払いに移ります。国際送金ができるクレジットカードを準備してください。 |
Eメールアドレス | 申請完了の通知はEメールにて行います。有効なメールアドレスを用意してください。 |
eTA(イータ)の申請はこちらのカナダ政府のホームページより行うことができます。リンクよりご確認ください。基本的にはオンライン申請でのみ受け付けています。申請方法の日本語での解説文を見たい方は、こちらのPDFを参考にしてください。
なお、ワーホリビザや学生ビザなど、すでにビザ申請をされた方は、申請時に一緒に取得されているため、別途手続きをする必要はありません。
eTA(イータ)申請時の質問項目は、以下の通りです。
結果通知書(POE)には下記のような文面で案内があります。Jで始まる10ケタのeTA number が記載されているようです。
Other than United States citizens, if you are from a country/territory which does NOT require a temporary
resident visa ( ), or if you are a permanent resident of the United States, you have also been issued an Electronic Travel Authorization (eTA). Your eTA is valid for multiple visits to Canada, until (yyyy/mm/dd). Your eTA number is J●●●●●●●●●and is linked to the passport you
used when you applied to work in Canada. If you obtain a new passport before (yyyy/mm/dd), you
will need to apply for a new eTA by visiting .
なお、追加資料の提出が求められた際には、結果通知書(POE)ではなくその旨の通知がメールに届きますので、その文面に従ってください。
カナダの空港に着いて入国するまでの流れの中で、特段eTA(イータ)についての手続きはありません。そのため、通常の入国と同じく以下のようなステップを踏んで入国してください。
特段eTA(イータ)についての手続きは必要ない一方で、入国審査のときにパスポートを審査官に渡して確認作業が行われますが、このときにeTA(イータ)認証済みのパスポートかどうかを確認されています。
以下の動画では、eTA(イータ)についての情報がわかりやすくまとめられています。申請の手続きについて不安が残る方は、一度目を通しておくことをおすすめします。
日本からカナダへの入国は、協定によってビザが免除されています。そのため、6か月以内の滞在ならと、日本のパスポートと航空券だけをもってカナダに向かうのは絶対にNGです。現在は、eTA(イータ)と呼ばれるパスポートにリンクされた電子情報が入国のための必須項目となっています。そのため、6か月以内の観光旅行に向かう方や短期の語学留学に向かう方は特に注意が必要です。
留学エージェントIAJPでは、eTA(イータ)に関する情報提供のほか、ビザの申請手伝いや留学先のアドバイス、語学学校の紹介など、カナダ留学のための準備に関して全体を通してサポートしています。少しでもカナダ留学や語学留学、ワーホリに興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽に公式LINEまたは問い合わせフォームよりご相談くださいませ。
野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。