
最終更新日:2025年2月26日
目次
「カナダのワーホリで必要は費用は?」
「カナダのワーホリでいくら稼げる?」
「カナダのワーホリ費用を抑えるポイントは?」
毎年、カナダへのワーキング・ホリデー(以下ワーホリ)には、日本から6,500人が参加しています。ビザの年間発給枠が毎年秋頃には満席になってしまうほど、カナダのワーホリは日本で人気があります。
そこで本記事では、カナダのワーホリで必要な費用や内訳、時給相場、費用を抑えるポイントなどを紹介します。カナダでのワーホリに興味がある方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
カナダのワーホリに1年間行く場合、必要な費用相場は約150〜300万円です。この金額には、渡航前の準備費や現地での生活費などが含まれています。
ワーホリを成功させるためには、渡航前に十分な貯金を用意することが必要です。少なくとも、ビザなどの準備に必要な資金と、渡航直後の数週間分の生活費を合わせて約100〜150万円はあると良いでしょう。
ワーホリでは、予期せぬ出費が発生することも少なくありません。現地での収入が想定よりも少ない場合や、仕事先が見つからない場合などを考慮し、余裕のある資金設計が重要です。
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カナダのワーホリ準備で必要な費用項目は、以下の3つです。
1.ワーホリビザ申請費:約4万円
2.往復航空券費:約23万円
3.海外旅行保険費:約30万円
それぞれ解説します。
カナダのワーホリビザ申請に必要な費用は、約4万円です。約4万円の内訳は、以下の通りです。
項目 | 金額 |
IEC参加費 | $172.00 |
ワークパーミット申請費 | $100.00 |
バイオメトリクス登録料 | $85.00 |
合計 | $357.00(約4万円) |
(※2025年2月時点での為替レート、1カナダドル=107.00円で計算しています。)
カナダ政府が定める各種手数料が含まれており、手数料はビザの種類によって異なります。また、為替レートによっても金額が変動するため、円高の時期に申請をすることがおすすめです。
カナダへの往復航空券の金額は、時期や航空会社によって変動しますが、一般的には約23万円と言われています。
とくに、ピーク時や直行便の場合には、料金が高騰する傾向があります。具体的には、クリスマス・年末年始・夏休みなどが該当し、30〜50万円になることも珍しくありません。
一方で、オフシーズンや乗継便などを選択すれば、10万円程度で購入できる可能性もあります。
カナダのワーホリで必要な海外旅行保険の費用は、日本の保険会社の場合で1年間約30万円です。海外旅行保険の金額は、会社・プラン・渡航先などによって異なります。
たとえば、カナダ現地の保険会社BIISの場合、1年間で約8万円のプランもあります。ただし、日本の保険のように、物損や生命保険など付加的な保証はなく、医療費だけの保険なので注意してください。予算や自身のニーズに応じて、最適なプランを選びましょう。
カナダのワーホリの渡航後に必要な費用項目は、以下の2つです。
1.学費:約40万円
2.生活費:約180万円
それぞれ解説します。
カナダのワーホリで語学学校に通う方は、学費に約40万円必要です。学費の目安は、以下の通りです。
期間 | 金額 |
1ヶ月あたり | 約10~15万円 |
3ヵ月あたり | 約30~45万円 |
渡航直後は語学力向上のため、約3ヶ月間語学学校に通う参加者が多いです。また、現地での人脈作りや情報収集の場としても活かされています。学費は学校や通学期間によるため、自身の学力や予算などに応じて、適切な学校や通学期間を選択しましょう。
カナダでの生活費は、生活スタイルや都市によって変動しますが、約180万円程度は用意しておくと安心です。主に必要な費用は、以下の項目です。
家賃 | 約108〜132万円 |
食費 | 約36〜48万円 |
交通費 | 約12〜24万円 |
交際費 | 約12〜36万円 |
通信費 | 約4.8〜7.2万円 |
余裕のある生活をしたい場合やカナダ内を旅行したい場合は、渡航前にある程度の資金を用意することが重要です。
カナダのワーホリにかかる費用は、語学学校に通うか否かで大きく変動します。そこでここからは、以下の2パターンに分けて、費用相場をご紹介します。
1.語学学校に通う場合
2.語学学校に通わない場合
カナダのワーホリで語学学校に通う場合、学費は1ヶ月あたり約10~15万円です。ただし、通学期間によって費用は異なるため、通学期間・学費・その他費用との合算相場は、下記を参照してください。
期間 | 学費 | その他費用との合算相場 |
1ヶ月 | 約10~15万円 | 約250万円 |
2ヵ月 | 約20~30万円 | 約260万円 |
3ヵ月 | 約30~45万円 | 約270万円 |
6ヶ月 | 約60~90万円 | 約300万円 |
(※「その他費用との合算相場」は、渡航前~渡航中(1年間)の全ての費用相場の合計です。)
語学学校に通う期間によって、必要費用は大きく変わるため、自身の予算や語学力に応じて通学期間は選びましょう。
カナダのワーホリで語学学校に通わない場合、1年間で必要な全体費用相場は約240万円です。
語学学校の学費を除くことで、大幅に費用を抑えられます。すでに十分な語学力を持っている方や、初期費用を抑えたい方は、語学学校に通わないのも有効な選択肢です。
しかし、ワーホリでは十分な語学力が無いと、働ける職場が限られてしまいます。そのため、カナダで語学学校に通わない場合は、渡航前に日本で語学力を身に付けておくことがおすすめです。
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カナダのワーホリで人気な職種と平均的な時給は下記の通りです。
職種 |
時給相場(※バンクーバー) |
時給相場(円) |
ウェイター・ウェイトレス (日本食レストラン) |
$9.60〜+チップ |
約1,027円〜+チップ |
キッチンスタッフ (日本食レストラン) |
$11.00〜 |
約1,177円〜 |
ツアーガイド |
$13.00〜 |
約1,391円〜 |
ホテルのハウスキーパー |
$12.00〜 |
約1,284円〜 |
販売員(土産屋) |
$10.85〜 |
約1,160円〜 |
(※2025年2月時点での為替レート、1カナダドル=107.00円で計算しています。)
上記の時給はあくまで目安であり、この時給以上・以下の場合もあります。また、個人のスキルによって収入は変動するため、目的や英語力に合わせて適切な職種を選びましょう。
カナダでのワーホリ費用を抑えるには、以下の3ポイントが重要です。
1.ピーク時の渡航を避ける
2.物価が安い国・都市を選ぶ
3.早急に仕事を見つける
それぞれ解説していきます。
ワーホリ費用を抑えるには、渡航時期をピーク時から外すことが重要です。ピーク時には航空券やホテル代が高騰するため、渡航時期をズラすだけでもコストを大幅に削減できます。カナダへの渡航需要が高まるのは、主に以下の時期です。
・クリスマス
・年末年始
・3〜4月、7〜8月(留学生の増加)
たとえば、往復航空券の相場は約23万円ですが、オフシーズンであれば約10万円程度に抑えることも可能です。トロント留学センターによれば、冬に近づくほど航空券は安くなるとされています。ワーホリ費用を抑えたい方は、渡航時期を慎重に選ぶようにしましょう。
ワーホリ費用を抑えるには、物価が安い国・都市を選ぶことが重要です。都市によって物価平均は異なるため、物価が安い地域を選べば生活費を抑えられます。たとえば、以下の都市は比較的物価が安いとされています。
都市名 |
特徴 |
カルガリー |
・アルバータ州の都市 ・税率が低い ・消費税5% |
ビクトリア |
・ブリティッシュ・コロンビア州の都市 ・物価が低い ・小規模な都市で、公共交通機関だけで問題なく移動できる |
ワーホリ費用を抑えたい方は、カルガリーやビクトリアのような税率・物価が安い都市を選び、滞在中の支出をできる限り抑えましょう。
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ワーホリの費用を抑えるには、現地で早急に仕事を見つけることが重要です。ワーホリ中は、食費・交通費・家賃などの基本的な支出は避けられないため、支出をカバーできる収入源の確保は早いに越したことはありません。仕事を早急に見つける手段には、以下の方法があります。
・飲食店で働きたい場合、忙しい時間帯を避けて直接店舗に訪問し、履歴書を手渡す
・現地の求人サイトや掲示板を利用し、最新の求人情報を収集する
・現地の友人や知人から紹介してもらう
これらの多角的なアプローチ方法を組み合わせて、早期就労開始を目指しましょう。
カナダワーホリの費用・収入に関してよくある質問は、以下の3点です。
1.カナダのワーホリビザ申請で残高証明は必要?
2.カナダのワーホリでいくら稼げる?
3.半年でどれくらい貯金できる?
それぞれ解説していきます。
カナダのワーホリビザを申請する際には、残高証明書の提出が必要です。残高証明書は、カナダでの滞在に必要な、十分な資金を所持していることを証明するためのものです。具体的には、以下の条件を満たしている残高証明書を用意しましょう。
・最低$2,500.00(約30万円)以上の残高がある
・カナダ入国予定日から1週間以内に発行されている
・英文表記が望ましい
・カナダドル表記が望ましいが、日本円表記でも問題ない
また、片道航空券で渡航する場合、追加の資金証明書が必要な場合もあります。復路の航空券を購入するための資金として、さらに追加で$2,500.00程度は用意していることが望ましいです。
カナダのワーホリでは、月々約25〜30万円程度の収入が見込めます。ただし、滞在地の最低賃金や職種、労働時間などによって差があります。以下は、カナダのワーホリでの収入例です。
項目 |
詳細 |
詳細(円) |
カナダの最低賃金 |
$15.00〜$19.00 |
約1,605円〜2,033円 |
月給例 ※週に40時間勤務した場合 |
約$2,400.00 |
約256,800円 |
チップ例 |
約$1,000.00 |
約107,000円 |
合計 |
約$3,400.00 |
約363,800円 |
(※2025年2月時点での為替レート、1カナダドル=107.00円で計算しています。)
現在のカナダの最低賃金は、$15.00〜$19.00です。たとえば、週に40時間勤務した場合、月給が約$2,400.00になります。そして、カナダにはチップ文化があるため、追加で約$1,000.00の収入も期待できます。結果、約$3,400.00(約35万円)の収入も不可能ではありません。
また、カナダで稼げる職種として人気なのが、農業です。野菜や果物などの収穫作業をおこないます。体力仕事ではありますが、月々約$4,700.00(約50万円)稼げる場合もあります。
カナダでは、チップが貰える職種や農作業などを選ぶことで、日本滞在時より多く稼ぐことも夢ではありません。
カナダのワーホリで半年働いた場合、一般的には数10万円〜100万円程度貯められます。ただし、個人の生活スタイルや収入、支出などによって金額は左右されます。
たとえば、月々に約$3,400.00の収入がある場合、生活費・食費・家賃などを含めて約$2,000.00を引いても、約$1,400.00(約15万円)の貯金が可能です。娯楽などに使用する機会が少なければ、貯金額はさらに増加します。
預金額目標がある方は、事前に十分な資金計画を立てることが重要です。
カナダのワーホリを成功させるには、事前に計画的な準備が必要です。十分な準備を行うことで、現地での生活や就労をスムーズに進められます。
ビザ申請・保険加入・初期費用準備など、渡航前にも必要な準備は多数あります。渡航希望時期から逆算し、余裕を持って準備を始めましょう。
IAJP留学センターでは、カナダのワーキングホリデーの計画から実際の現地の生活までを一貫してサポートする留学エージェントです。相談料は無料であるため、興味がある方はぜひ公式LINEまたは問い合わせフォームからご連絡ください。
野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。