
最終更新日:2025年3月18日
目次
「フィリピン・セブ島留学はおすすめしない?」
「フィリピン・セブ島留学のメリット・デメリットは?」
「フィリピン・セブ島留学でおすすめの語学学校は?」
フィリピン・セブ島での留学は、英語力を伸ばすだけでなく、異文化体験や新しい挑戦ができる貴重な機会です。留学を成功させるためには、学校選びや費用、滞在期間、そして安全面に関する十分な準備が必要です。
本記事では、セブ島留学のメリット・デメリットを徹底解説し、失敗しないための語学学校選びや実際の費用、留学生活のリアルな情報をご紹介します。
フィリピン・セブ島留学のメリットはこちらの3つです。
1.マンツーマン授業で集中的に学べる
2.留学費用が他国と比べて安い
3.日本からのアクセスが良く時差も少ない
それぞれ解説します。
セブ島の語学学校では、マンツーマン授業が基本スタイルです。講師と1対1で話す時間が圧倒的に多いため、英語を話す機会が増え、スピーキングが飛躍的に向上します。
グループレッスンが多い欧米留学では「授業中に発言できる時間が少ない」というデメリットがありますが、セブ島留学なら自分のペースで学習できるのが魅力です。
欧米留学と比べると、フィリピン・セブ島留学の費用は半額以下になることも珍しくありません。授業料・滞在費・食費がセットになっている学校が多く、生活費が抑えられます。
短期間でも効率よく英語が学べるため、コストパフォーマンスの高い留学先として人気です。
フィリピンは日本から飛行機で4~5時間と、比較的アクセスが良好です。時差も1時間しかないため、時差ボケの心配がなく、ストレスなく留学生活をスタートできます。
特に、長時間のフライトや時差が負担になりやすい社会人や初心者の方には、セブ島留学はおすすめです。
フィリピン・セブ島留学のデメリットはこちらの3つです。
1.フィリピン英語の発音に特徴がある
2.日本と比べると治安面での不安がある
3.インフラ整備が十分でない
それぞれ解説します。
フィリピン人の英語は、アメリカ英語をベースにしています。一方で、タガログ語の影響を受けているため、現地の方はフィリピン訛りの英語を話します。ネイティブ英語とは異なる英語に戸惑うこともあるかもしれません。
ただし、多くの語学学校では発音やアクセントのトレーニングに力を入れています。英会話レッスンを実施する講師からは標準的な英語を学ぶことが十分に可能です。
セブ島はフィリピンの中では比較的安全なエリアですが、日本と同じ感覚で過ごすのは危険です。スリや置き引きが発生することもあり、夜間の一人歩きは避けた方がいいでしょう。
ただし、多くの語学学校では警備員が常駐し、寮生活も含めてセキュリティ対策が整っています。基本的な防犯対策を心がければ、問題なく生活できるでしょう。
フィリピンでは、日本ほどインフラが整っていません。具体的には、以下の問題点があります。
・水道水は飲めない
・シャワーの水圧が弱い
・停電や断水が発生することがある
・インターネット回線が不安定になることがある
これらは途上国特有の課題であり、ある程度の不便さは覚悟しておく必要があります。
ただし、多くの学校では寮の設備が整っており、快適に過ごせる環境が提供されています。特に長期留学を予定している方は、設備が新しい語学学校を選ぶことがポイントです。
フィリピン・セブ島留学はおすすめしないと言われる理由は以下の3つです。
1.ネイティブ講師による授業が少ない
2.英語環境が限定的
3.教育の質にばらつきがある
一般的にフィリピンの語学学校の多くは、講師の大半がフィリピン人であり、ネイティブスピーカーではありません。
一方で、第二言語として英語を取得している経験豊富な講師から指導を受けることで、とくに英語初学者は大きくステップアップすることが可能です。また、確かに講師ごとの指導力には差がありますが、適切な学校選びと学習計画によってこれらの課題を十分にカバーすることは可能です。
フィリピン・セブ島留学で評価の高い語学学校は、こちらの5校です。
1位:SMEAG Global Education(エス・エム・イー・エー・ジー)
2位:EV Academy(イーブイ・アカデミー)
3位:CPILS|Cebu Pacific International Language School(シピルス)
4位:CELLA(セラ)|Cebu English Language Learning Academy
5位:CIA|Cebu International Academy(セブ・インターナショナル・アカデミー)
それぞれ解説します。
SMEAGは、現在2つのキャンパスを持つセブ島最大規模の語学学校です。(※2025年と2026年に新たなキャンパスを開校予定)
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの試験対策に強みを持ち、楽天やLINEなどの大手企業が社員の英語力強化のために利用しています。
キャンパス名 | 特徴 |
クラシック(Classic) |
・セブ市内の中心部に位置 ・IELTS公式試験会場 ・すべてのコース(ESL、TOEIC、TOEFL、IELTS、ビジネス、ファミリー)を開講 ・空港、病院、ショッピングモールが30分圏内にある ・すべての講師がIELTS認定資格を保持 |
エンカント(Encanto) |
・マクタン島内に位置 ・新しい施設で快適な学習環境 ・ESLコースとファミリーコースのみ開講 ・空港が10分圏内にある ・学内の使用言語は英語のみ(English Only Policy) |
プールヴィラ(Pool Villa) 別名スパルタ(Sparta) |
・2025年に開校予定 ・スパルタ式の教育システム ・最先端の建築設計と最高級の設備を備えた完璧な立地 ・収容人数最大500名 |
ビーチフロント(BeachFront) |
・2026年に開校予定 ・IELTSの公式スコアで高得点を目指す学生に合わせた質の高いプログラム ・IELTS リソース センターを運営 ・収容人数最大700名 |
とくにエンカントキャンパスは、空港から近く、アクセスも抜群です。
【SMEAGが選ばれる理由】
・1日12時間のスパルタ式カリキュラム
・発言機会が豊富なマンツーマンレッスンが基本
・TOEIC、TOEFL、IELTSなどの公式試験会場認定校
・日本人スタッフが常駐している安心感
・学生の70%が外国人
参照:CANPAS|SMEAG GLOBAL EDUCATION
SMEAG Global Education(エス・エム・イー・エー・ジー)
EV Academyは2004年に創立され、セブで初めて「集中英語プログラム(IEP)」を開発した長年の実績と信頼を持つ語学学校です。スパルタとセミスパルタの2つのカリキュラムを提供しています。
カリキュラム | 特徴 |
スパルタ(Spsrta) |
・平日外出禁止で学習集中型 ・毎日義務自習 ・毎朝単語テストを実施 ・厳格なEnglish Only Policyを適用 |
セミスパルタ(Semi-Sparta) |
・平日夜の外出が可能 ・義務自習なしで自由学習 ・単語テストは任意受験 ・適度な学習とリフレッシュ |
【EV Academyが選ばれる理由】
・スパルタとセミスパルタの柔軟な選択
・モダンなデザインで近代的な施設
・IELTSの公式試験会場認定校
・幅広い国籍の学生が在籍
・EOP(English Only Policy)ルールの適用
EV Academy(イーブイ・アカデミー)
CPILSはセブ島で最も歴史のある語学学校で、英語初心者から上級者まで幅広く対応しています。また、学生だけでなくシニア層からの評価も高く、試験対策と実践的な英語力向上に特化したプログラムが魅力です。
【CPILSが選ばれる理由】
・継続的にトレーニングを受けているベテラン講師による質の高い授業内容
・TOEIC、IELTS(BRITISH COUNCIL)の公式試験会場認定校
・ネイティブ講師の人数がセブ最大(約10名)
・生活環境に配慮した施設と設備
・バランスの良い多国籍な環境(日本20%、韓国30%、台湾20%、ベトナム10%、その他)
・校門前に24時間体制でセキュリティーガードがついている安心感
CPILS|Cebu Pacific International Language School(シピルス)
CELLAは、ユニ(Uni)とプレミアム(Premium)の2つのキャンパスを持ち、それぞれ2017年、2024年にリニューアルしたばかりの比較的新しい学校です。
とくに、プレミアムは、デザイナーズホテルを改装したキャンパスとなっているため、快適で洗練されたホテル仕様の部屋や最新設備が整っています。
キャンパス名 | 特徴 |
ユニ(Uni) |
・セミスパルタ式授業 ・ショッピングモールが徒歩圏内 |
プレミアム(Premium) |
・自由度の高いセミスパルタ式授業 ・レストラン、カフェ、ショッピングモールが徒歩圏内 |
【CELLAが選ばれる理由】
・1日9コマのセミスパルタ式授業
・マンツーマン授業のPower Speakingコース
・フィリピン初のACE(客室乗務員)コース
・TESOL資格取得と充実の試験対策
・リニューアル仕立ての快適な寮設備
・便利で安全な市内中心部の立地
CELLA|Cebu English Language Learning Academy(セラ)
CIAは、充実した施設と多国籍な学習環境が魅力の学校です。広々としたキャンパスにはプールやジム、カラオケルーム、礼拝堂などが完備され、快適な学習と生活が両立できます。
【CIAが選ばれる理由】
・リゾート感あふれる充実した施設
・IELTSの公式テストセンターの認定校
・多国籍の学生(日本、韓国、台湾、中国、中東など)が集まり、異文化交流が可能
・幅広いコース選択
・実践的なビジネス英語や試験対策
・留学生活を支える手厚いサポート
CIA|Cebu International Academy(セブ・インターナショナル・アカデミー)
フィリピン・セブ島留学の語学学校選びでは以下の3つのポイントに注目することが重要です。
1.カリキュラム・授業スタイルが合っている
2.安全なエリアで施設が整っている
3.サービス内容のコスパが良い
それぞれ解説します。
留学先の語学学校を選ぶときには、カリキュラムや授業スタイルに注目しましょう。フィリピンの語学学校は、オーストラリアやカナダなどの英語圏にある語学学校と違い、拘束時間が長いことが特徴です。
たとえば、マンツーマンとグループレッスンのバランス、スピーキングとライティングの比重は、英語力の伸びが決まる重要な項目です。授業のサンプル動画やシラバスがあれば、事前にチェックすることをおすすめします。
フィリピンではセブ島やダバオなど、観光客も多く訪れるエリアは治安が良いことで知られています。このような安全なエリアにキャンパスがある語学学校を選ぶことで、万が一のトラブルに巻き込まれる可能性を下げられます。
また、学校施設・設備が整っているかも確認しましょう。具体的には、Wi-Fi環境、宿泊施設の快適さ、交通の利便性、セキュリティ体制などは重要な項目です。
とくに長期留学の場合は、快適に過ごせる環境であることが重要です。実際の施設写真や動画を見たり、可能であれば過去の留学生の体験談も参考にしましょう。
留学先の語学学校を選ぶときは、費用やサービス内容もチェックしておきましょう。語学学校によって、宿泊費や食費がプランに含まれているかどうかは異なるためです。
たとえば、複数の学校で料金の見積もりを比較するときには、滞在に必要な費用がどれほどカバーできているかを確認することが重要です。
フィリピン・セブ島留学の期間ごとの費用目安はこちらです。
期間 | 費用目安 |
1週間 |
17万円~25万円 |
1か月 |
28万円~45万5000円 |
3か月 |
65万円~119万円 |
それぞれ詳細を解説します。
1週間のセブ島留学に必要な費用は、17万円から25万円ほどです。
費用項目 |
低価格帯 |
標準価格帯 |
高価格帯 |
入学金、学費、寮費 |
5万6000円 |
9万6000円 |
13万6000円 |
光熱費、教材費など |
3万4000円 |
3万4000円 |
3万4000円 |
航空券、海外旅行保険 |
8万円 |
8万円 |
8万円 |
総額 |
17万円 |
21万円 |
25万円 |
短期留学では、費用の中でも航空券代が大きなウェイトを占めます。
1か月のセブ島留学に必要な費用は、28万円から45万5000円ほどです。
費用項目 |
低価格帯 |
標準価格帯 |
高価格帯 |
入学金、学費、寮費 |
14万5000円 |
24万円 |
32万円 |
光熱費、教材費など |
4万円 |
4万円 |
4万円 |
航空券、海外旅行保険 |
9万5000円 |
9万5000円 |
9万5000円 |
総額 |
28万円 |
37万5000円 |
45万5000円 |
1か月の中期留学では、英語学習だけではなく、セブ島の自然を活かしたアクティビティを楽しむことが可能です。
3か月のセブ島留学に必要な費用は、65万円から119万円ほどです。
費用項目 |
低価格帯 |
標準価格帯 |
高価格帯 |
入学金、学費、寮費 |
42万円 |
72万円 |
96万円 |
光熱費、教材費、 滞在ビザなど |
10万円 |
10万円 |
10万円 |
航空券、海外旅行保険 |
13万円 |
13万円 |
13万円 |
総額 |
65万円 |
95万円 |
119万円 |
フィリピンの物価は日本の物価に比べて3文の1から半分程度であるため、長期になるほど生活コストは下がります。
実際にセブ島留学を経験した方々の声を集めました。良かった点や後悔した点。現地の生活環境についてのリアルな意見を紹介します。
フィリピン・セブ島留学でよかったことは、「英語力の向上」や「多国籍の友達との出会い」が多く挙げられています。
フィリピン・セブ島留学で後悔したことは「食事や体調管理に関する準備不足」や「日本人ばかりと交流してしまったこと」が多く挙げられています。
フィリピン・セブ島の治安は基本的に安全ですが、夜間の外出や人混みではスリや置き引きに注意が必要です。食事に関しては、日本食レストランもあるものの、現地の料理は油っこいものが多く、慣れるまでに時間がかかることもあります。
学校生活は授業のスケジュールがハードですが、先生やスタッフが親切で、留学生をしっかりサポートしてくれる環境が整っています。
過去に事故や事件の報道があり、不安に感じる方も多いかもしれません。しかし、これらは極めて稀なケースです。
たとえば、夜間の外出を控える、貴重品の管理を徹底するなど、現地のルールやマナーを守り、基本的な対策を講じていれば、心配する必要はありません。万が一の事態に備えたい方は、日本大使館へ在留届を提出し、現地の緊急連絡先を把握することが有効です。
セブ島留学は、主に治安面での不安、インフラ整備の課題がデメリットとして挙げられます。一方で、マンツーマン授業の充実度、手頃な費用、日本からのアクセスの良さなど、多くのメリットがあります。
また、こうした不安要素も事前の準備と計画次第で解消できます。たとえば、滞在先は警備体制の整った安全なエリアを選ぶことで治安面の不安は解消できます。
また、インフラ整備の課題に関しては、発電機が備わった宿泊施設を選んだり、飲料水を常備しておくと安心です。
IAJP留学センターでは、カナダ留学前の腕試しとしてフィリピン・セブ島留学を推奨しています。セブ島でおすすめの語学学校や現地のマル秘情報など、無料のカウンセリングでお伝えできます。これからフィリピン留学、カナダ留学に行きたい方は、ぜひ公式LINEまたは問い合わせフォームからご連絡ください。
野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。