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【2025年最新】カナダ留学中のアルバイト事情とは?人気職種ごとの時給や手取り、仕事探しの方法とコツ、注意点を徹底解説!

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最終更新日:2025年3月21日

「カナダのアルバイトの最低賃金は?」

「カナダの人気職種の時給は?」

「カナダでアルバイトをするときの注意点は?」

 

カナダは日本人の中でもとくに人気の留学先で、2023年には9,485人の日本人がカナダへ留学しました。また、有効な学生ビザを活用して、現地でアルバイトをする留学生が少なくありません

 

そこで本記事では、カナダのアルバイト事情や最低賃金、職種ごとの時給相場、アルバイトを探すコツ、注意点などを紹介します。カナダでアルバイトしてみたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

参照:「2022年は日本人留学生の数が対前年で大幅に増加。カナダ留学が1番人気」~『一般社団 法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』調査レポート2022~」 |一般社団法人海外留学協議会(JAOS) 

カナダのアルバイト事情とは

カナダで留学中にアルバイトをおこなうには、以下の条件を満たす必要があります。

 

・有効な学生ビザを取得していること

・最低6ヶ月間、政府認定の学校に通学していること

・SINナンバーを取得していること

 

カナダで6ヶ月以上の通学やアルバイトをする予定の方は、学生ビザを取得する必要があります。キャンパス内で働ける「オンキャンパス・ワークパーミット」とキャンパス外で働ける「オフキャンパス・ワークパーミット」の2種類があります。

 

また、政府認定の学校(大学、カレッジなど)に6ヶ月以上通学していることが前提です。語学学校は基本的にアルバイトが認められないため注意しましょう。

 

また、カナダで働くには、日本のマイナンバーにあたる「SINナンバー」が必要です。SINナンバーは、カナダ人・永住者・留学生などのカナダで働きたい全ての方が必ず取得しなければいけません。

カナダの学生ビザでアルバイトはできる?語学学校に通いながら働く条件や時給、仕事探しの方法、注意点を解説

カナダの最低賃金・手取り相場とは

カナダでアルバイトをしたい場合、最低賃金や手取り相場が気になる方は多いと思います。そこで以下からは、カナダの最低賃金と手取り相場について紹介します。

 

カナダの最低賃金

カナダの最低賃金は、州や地域によって異なります。以下の表は、カナダの主な地域ごとの最低賃金です。

 

州・地域

最低賃金(時給)

日本円換算

アルバータ州

$15.00

1,545円

ブリティッシュコロンビア州

$17.40

1,792円

マニトバ州

$15.80

1,627円

ニューブランズウィック州

$15.30

1,575円

ニューファンドランド・ラブラドール州

$15.60

1,606円

ノバスコシア州

$15.20

1,565円

オンタリオ州

$17.20

1,771円

プリンスエドワードアイランド州

$16.00

1,648円

ケベック州

$15.75

1,622円

サスカチュワン州

$15.00

1,545円

ノースウェスト準州

$16.70

1,720円

ヌナブト準州

$19.00

1,957円

ユーコン準州

$17.59

1,811円

(※2024年10月時点情報、1カナダドル=103円換算)

 

カナダの平均最低賃金が約1,675円に対して日本の平均最低賃金は約1,055円と、カナダの方が賃金水準が高いです。また、カナダではチップも追加されるため、日本以上に稼げる可能性があります。

 

参照:地域別最低賃金の全国一覧|厚生労働省

 

カナダの平均的な手取りの相場

カナダの最低賃金でフルタイム(週40時間)働いた場合の収入例は、以下の通りです。

 

項目

金額

日本円換算

月収

$2,700

278,100円

連邦税(15%)

-$405

-41,715円

カナダ年金計画(CPP:5.95%)

-$160

-16,480円

雇用保険(EI:1.66%)

-$44

-4,532円

チップ

$500〜1,000

51,500〜103,000円

手取り額

$2,591〜3,091

266,873〜318,373円

(※1カナダドル=103円換算)

 

カナダでは、収入から連邦税や年金、雇用保険などが控除された金額にチップを足した金額が実質的な手取りです。カナダに根付いているチップ文化が、収入の重要な部分を占めていることがわかるでしょう。

 

上記の金額はあくまで一例であり、地域や職種、勤務時間などによって収入は変動します。

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カナダの人気職種ごとの時給相場

カナダでアルバイト先を検討する際には、職種ごとの時給を比較することが重要です。以下は、カナダの留学生に人気のある職種の平均時給です。

 

職種

平均時給

日本円換算

飲食店スタッフ(フロア)

$15.00 ~ $18.00

1,545〜1,854円

キッチンスタッフ

$15.00 ~ $18.00

1,545〜1,854円

ツアーガイド

$13.00 ~ $14.00

1,339〜1,442円

事務職(旅行会社等)

$11.00 ~ $12.00

1,133〜1,545円

ハウスキーパー

$12.00 ~ $15.00

1,236〜1,545円

販売員(お土産物店等)

$10.85 ~ $11.40

1,117〜1,174円

(※1カナダドル=103円換算)

 

これらの職種の時給は、地域・経験・勤務先などによって異なります。また、飲食店やハウスキーパーの場合、チップが期待できるため、収入はさらに増加する可能性があります。

 

平均時給が高い飲食店でも、日本食レストランの求人は日本人留学生に人気です。しかし、日本食レストランでは英語よりも日本語を話す機会が多くなります。職場でも英語力を磨きたい方には、現地料理を提供している店やカフェの店員がおすすめです。

 

カナダでアルバイトを探す方法やコツ

カナダでアルバイト先を探す方法やコツは、以下の3点です。

 

・カナダの求人サイトを活用する

・レジュメをカナダ仕様にして直接店に持参する

・知り合いなどから紹介してもらう

 

それぞれ解説します。

 

カナダの求人サイトを活用する

日本と同様に、カナダのオンライン求人サイトで探す方法は非常に有効的です。

たとえば、以下のような主要求人サイトで情報を集められます。

 

サイト

特徴

Indeed.ca

・世界的に展開している求人検索サイト

・カナダ全土の求人情報を網羅できる

Workopolis

・カナダの求人情報を集約しているサイト

・Indeedと提携しており、英語とフランス語でサービスを提供

Monster.ca

・国際的に有名な求人サイト

・カナダ国内の多種多様な求人情報を掲載

 

これらのサイトで希望の職種や勤務地を指定し、検索することで、効率的に求人を探し出せます。

 

レジュメをカナダ仕様にして直接店に持参する

希望する職場で働きたい熱意を伝えたい場合は、レジュメ(履歴書)を作成して、直接店に持参する方法が有効的です。ただし、カナダのレジュメは日本と仕様が異なります。

 

項目

詳細

用紙サイズ

レターサイズ

※8.5インチ×11インチ

(215.9mm × 279.4mm)

フォーマット

特定のフォーマットはない

(wordやcanvaで作成するのが一般的)

記載内容の順序

学歴・職歴は新しいものから順に記載

個人情報

年齢・性別・写真などは一切記載しない

 

日本の履歴書では個人情報の記載がほぼ必須ですが、カナダのレジュメには個人情報を一切記載しません

 

カナダでは人権法に基づき、応募者の年齢・性別・外見などが採用判断に影響を与えることを防いでいるためです。移民が多いカナダならではの方法と言えます。

 

知り合いなどから紹介してもらう

カナダでは、人脈やネットワークを駆使した求人応募も一般的です。友人・クラスメイト・ホームステイ先の家族などに仕事を探している旨を伝えることで、未公開の求人情報や採用担当者の連絡先を得られる可能性があります。

 

また、ジョブフェアなどの就活イベントに参加することで、求人情報や人脈を広げることも有効的です。

カナダワーホリの英文履歴書(レジュメ)とは?CVやカバーレターの違い、志望動機の書き方やテンプレート、仕事探しのコツ解説

カナダでアルバイトをするときの注意点

カナダでアルバイトをするときの注意点は、以下の3点です。

 

・学生ビザのルールを守る

・ブラックバイトに気をつける

・文化や職場環境の違いを理解する

 

それぞれ解説します。

 

学生ビザのルールを守る

カナダで留学生がアルバイトをおこなう場合、学生ビザの条件を遵守する必要があります。とくに注意が必要なのが就労時間です。

 

学期中の就労時間

週20時間まで就労可能

長期休暇中の就労時間

週40時間まで就労可能

 

語学学校用の学生ビザではアルバイトは認められていませんが、以下の条件を満たしている学生は、上記条件の範囲内で就労が可能です。

 

・高校/大学/大学院に正規で在籍している

・6ヶ月以上フルタイムで就学できる学生ビザを所持している

・一定の成績を収めている

 

規定を超える就労はビザの条件違反となり、ビザの取り消しや強制送還のリスクがあるため、注意しましょう。

 

ブラックバイトに気をつける

カナダでも、不当な労働条件であったり、職場環境が悪かったりする「ブラックバイト」が存在します。ブラックバイトを避けるためにも、以下の点に注意しながら職場を選びましょう。

 

・ホストファミリーや先に来ている日本人留学生に聞いてみる

・勤務時間や給与形態を確認する

・常に求人を出し続けているところは注意する

・面接に行ったときに従業員の雰囲気をチェックする

 

求人の中には、現地でブラックバイトだと有名なものもあります。ホストファミリーや先に来ている日本人留学生などに、応募先のイメージを聞いてみるのがおすすめです。

 

そして、常に求人を出し続けている職場は、「人が定着しない職場」と同じ意味です。できれば渡航前から、働きたい都市の求人情報を確認しておくと安心です。

 

面接の際には、面接官だけでなく従業員の雰囲気や勤務時間や休憩時間、給与、チップの有無なども確認してください。

 

文化や職場環境の違いを理解する

カナダの文化や職場環境には、日本と異なる点が多数あります。

 

コミュニケーションスタイル

・カナダでは、オープンでフレンドリーなコミュニケーションが重要

・積極的に意見やアイデアを共有する姿勢が求められる

ワークライフバランス

・仕事と私生活のバランスを大切にする文化が根付いている

・過度な残業は一般的ではない

多様性の尊重

・カナダは多文化社会であるため、多様なバックグラウンドをもつ人々との交流が多い

 

これらの相違点を理解しておくことで、カナダでのアルバイト経験をより有意義なものにできます。

 

カナダのアルバイトの時給に関するよくある質問

カナダのアルバイト時給に関して、よくある質問は以下の2点です。

 

・アルバイトだけでカナダ留学の生活費は賄える?

・カナダのアルバイトは日本より稼げる?

 

それぞれ解説します。

 

アルバイトだけでカナダ留学の生活費は賄える?

アルバイト収入だけで生活費を賄えるか否かは、それぞれの生活スタイルや地域、就労時間などによって大きく異なります。カナダでの生活費は1ヶ月で約13〜23万円かかりますが、仮にフルタイムで働いた場合は手取りが約26〜31万円なので、十分に生活費を賄えます。

 

しかし、就労時間が20時間までに制限されている学期中は収入も半分程度です。この場合、生活費全体をカバーすることは難しいため、留学前にある程度の資金を準備しておくことが重要です。

 

カナダのアルバイトは日本より稼げる?

カナダのアルバイトは、日本のアルバイトよりも稼げます。地域によって最低賃金は異なりますが、カナダの平均時給が1.500〜1,900円であるのに対し、日本の平均時給は900〜1,100円です。

 

また、カナダにはチップ文化が根付いているため、飲食店などのサービス業では時給以上の収入が期待できます。一方で、カナダでは生活費の水準も高く、収入と支出のバランスで考えた場合、カナダと日本に大きな差はありません。

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カナダは日本よりも時給が高いけど生活費も高い

カナダのアルバイト時給は日本よりも高いですが、その分生活費も高いため、実質的な収入に大きな差があるわけではありません。ただし、カナダで貯金をしておけば、帰国したときに大きな資産となります

 

貯金のコツは長期休暇中にフルタイムで働いて生活費以上の収入を得ることです。一方で、学期中は週20時間までしか働けないため、留学前には十分な資金を準備することが重要です。

 

IAJP留学センターでは、カナダ留学に関する無料相談を受け付けています。「アルバイトの探し方を経験者から聞いてみたい!」という方は、ぜひ公式LINEまたは問い合わせフォームからご連絡ください。

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