
最終更新日:2025年4月1日
目次
「ワーキングホリデーはやめたほうがいいって本当?」
「ワーキングホリデーのメリット・デメリットは?」
「ワーホリ期間中に後悔せず過ごすためのポイントは?」
ワーキングホリデーは、1980年にオーストラリアとの間で始まった制度です。ワーキングホリデー制度を導入している国は年々増えており、2025年1月現在では、30の国や地域で導入しています。「語学力を高めながら働きたい」と考えて、ワーキングホリデーを検討する方も多いでしょう。しかし、「ワーキングホリデーはやめたほうがいい」と言われることも多い現状です。
そこで本記事では、ワーキングホリデーはやめたほうがいいと言われる理由や、メリットについて解説します。また、後悔しないためのポイントや向いている人の特徴も紹介するので、ぜひ本記事を参考にしてください。
ワーキングホリデーとは、海外で生活しながら語学学校へ進学したり、現地で就労できたりする制度です。基本的に18歳から30歳までが対象で、2025年1月現在では、30の国や地域で制度が導入されています。
基本的な条件さえクリアすれば、簡単に申請が可能です。ワーキングホリデーを利用することで、観光や仕事、趣味、ボランティア、スポーツなど、さまざまなことに挑戦できます。
ワーキングホリデーで渡航までにかかる費用の目安は、約100万円から200万円です。費用の内訳は、以下の通りです。
内訳 |
費用の目安 |
ビザ申請 |
6万円 |
航空チケット代 |
15〜25万円 |
海外留学保険 |
年間25万円 |
学費 |
60〜70万円 |
生活費 |
月15万円〜 |
ただし、国や地域によって費用は異なります。費用をできるだけおさえたい場合は、航空チケットを取得するタイミングを工夫したり、現地で就労したりすることが必要です。
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ワーキングホリデーはやめたほうがいいと言われる理由は、以下の4点です。
1.語学力が上達しない
2.現地での生活が合わない
3.「なんとなく」過ごしてしまう
4.就職活動に影響が出る
それぞれ詳しく解説します。
ワーキングホリデーを経験したにもかかわらず、語学力が上達しないまま帰国する人は少なくありません。現地にいる日本人とばかり過ごしたり、勉強が身に付かなかったりすることで、英語が日常会話レベルにならない場合があります。
しかし、ワーキングホリデーは絶対に語学力を上達させなければいけないわけではなく、生活を楽しめていれば問題ありません。語学力の上達以外にも目的を設定することで、充実した海外生活となるはずです。
海外は日本と環境が異なるため、生活が合わずにストレスを感じ、楽しめない場合があります。ホームシックとなり、「早く帰国したい」と感じてしまう人は少なくありません。
どうしても生活が合わず辛い場合は、ビザが切れる前に帰国することも可能です。ワーキングホリデーに行ったことを後悔するのではなく、「自分には日本が合っていると知れた」と前向きに捉えましょう。
目的を持たずに「なんとなく」過ごしてしまうと、自分がなぜワーキングホリデーを経験しているのか分からなくなる場合があります。
「日本で過ごしていた方が良かったかもしれない」「どうしてワーホリしてしまったのだろう」と後悔する可能性もあります。そのため、事前に目的や目標を明確にすることが大切です。
仕事を辞めてワーキングホリデーを経験し、帰国後に就職活動する場合、履歴書にギャップが生じます。ワーキングホリデーに行っても、フルタイムで現地の企業へ就職したり、専門的な技術を身につけたりする人は少数です。
ほとんどの人は、現地学校へ通いながらアルバイトとして働くことになり、その経験を就職活動でアピールできないと感じてしまいます。
一方で、現地での生活に溶け込み、現地でしかできない経験ができたのであれば、履歴書のギャップを埋められます。また、英語力が向上していれば、就職活動への十分なアピールにつながるでしょう。
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ワーキングホリデーのメリットは、以下の4点です。
1.自然な英語力が身に付く
2.さまざまな文化や価値観に触れられる
3.交友関係が広がる
4.仕事も学業も両方経験できる
それぞれ詳しく解説します。
ワーキングホリデーは、語学学校で授業を受けるだけでは身に付かないような自然な英語力が身に付きます。日々の生活や仕事、観光などを通して現地の人と接する機会が多いためです。
現地の企業で働けば、ビジネス英語を身に付けることも可能です。コミュニケーションをとる上で重要な日常会話の言い回しなど、自然な英語力が身に付くでしょう。
ワーキングホリデーへ行くことで、その国の文化や歴史、価値観に触れられます。最長1〜3年滞在できるため、街を探索したり観光地を巡ったりすることも可能です。
短期留学でも文化や価値観に触れられますが、海外での生活に慣れることでいっぱいいっぱいになる場合が多いでしょう。長期滞在できれば、海外生活に慣れた上でさまざまな文化や価値観に触れることが可能です。
ワーキングホリデーに行ける国では、グローバルな交友関係を広げやすいでしょう。なぜなら、日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国は、他の国とも協定を結んでいる可能性が高いためです。また、現地の仕事先で交友関係が広がる場合もあります。
お互いの母国語を教えあったり、シェアハウスで一緒に生活したりすると、より交流を深められるでしょう。現地の人だけでなく、他の国から来ている人とも交流できる点は、とても貴重な経験になります。
学生ビザでの留学はアルバイトができない場合がありますが、ワーキングホリデーであれば現地での仕事が経験できます。
長期間暮らすためにはお金が必要なので、働けることは大きなメリットです。現地で働いてお金を稼ぐことで、現地での観光や体験にお金を費やすことも可能です。
ワーキングホリデー(ワーホリ)に 行かれる方へ
ワーキングホリデーを後悔しないためのポイントは、以下の4点です。
1.目的や理由を明確にする
2.現地の情報を事前に収集する
3.現地で積極的に行動する
4.現地の企業で仕事をする
それぞれ詳しく解説します。
ワーキングホリデーに行くことでどのようなことを得て、どのような生活がしたいかを明確にすることで、満足のいく時間を過ごせます。目的や理由を明確にしないと、現地でどのように行動すれば良いのか分からず、なんとなく時間が過ぎてしまうでしょう。
「英語力を向上させる」「現地のレストランで仕事をする」「現地で友人をつくる」「とにかく楽しく過ごす」など、目的はなんでもかまいません。明確にしておくことで、「ワーホリに行かなければよかった」と後悔する可能性は低くなります。
事前にどれだけ現地の情報を収集できるかが、ワーキングホリデーを成功させるポイントとなります。たとえば、「どのような国でどのようなことを学べるのか」「国の治安」「語学学校の特徴」「就職できる仕事の内容や特徴」など、さまざまな面から情報を集めましょう。
情報を収集していくうちに、ワーキングホリデーに行く目標や目的が明確になる場合もあります。集めた情報は、渡航する国や都市選び、語学学校選びなどに活かされ、成功するワーキングホリデーへと繋がるはずです。
ワーキングホリデーに行ったのに家に引きこもってばかりいると、目的や意味を見失ってしまう可能性があります。家でくつろぐ時間も大切ですが、なるべく外に出ることがおすすめです。
家の周辺を散歩するだけでも、日本とは違う発見ができるかもしれません。ワーキングホリデー中は引きこもりすぎないことを心がけ、仕事や学校以外の時間も積極的に行動しましょう。
現地で仕事をしたいと考えている人は、日系企業ではなく現地の企業を選びましょう。日本企業のお店や日本食レストランなどで仕事をすると、日本人のスタッフがいる可能性が高いと考えられます。つい日本語ばかり話してしまうので、英語力を向上できないでしょう。
現地のレストランやカフェなどのサービス業であれば、働ける可能性が高いと考えられます。資格を持っていたり専門職の経験があったりする場合は、より選択肢が広がります。日本人と関わること自体は問題ありませんが、できるだけ現地の企業で仕事をすることで、ビジネス英語を学ぶことが可能です。
ワーキングホリデーに向いている人の特徴は、以下の4つです。
1.年齢制限に余裕がある人
2.行動力がある人
3.目標や目的を明確に持っている人
4.資格や専門的な技術を持っている人
それぞれ詳しく解説します。
ワーキングホリデーは、国によって異なりますが、一般的に18歳から30歳までという年齢制限があります。31歳を超えるとワーキングホリデーのビザが取得できず、どの国にもワーキングホリデーに行くことはできません。
ワーキングホリデーのビザを取得するには一定の時間がかかりますので、年齢制限に余裕がある人の方が安心して準備することが可能です。
ワーキングホリデーでは、自分で決めた目標や目的を達成するために行動することが必要です。実際に日本にいつときは挑戦心に燃えている人でも、現地では行動できないという人もいるためです。
たとえば、目的が「語学力の向上」であるにもかかわらず観光や遊びばかりに時間を使ってしまうと、なかなか語学力が身に付きません。勉強する時間をつくったり、現地の人と積極的に会話をしたりするなど、目的のために行動に移すことが大切です。
渡航前に目標や目的を明確に持っておけば、ワーキングホリデーの過ごし方がイメージできるはずです。満足のいくワーホリにするためには、目標や目的の設定は不可欠です。
ワーキングホリデーを選ぶ理由や目標、目的を明確に持っている人は、現地で満足のいく時間を過ごせます。「英語力を向上させる」「現地のレストランで仕事をする」「現地で友人をつくる」「とにかく楽しく過ごす」など、目的はなんでもかまいません。
ワーキングホリデーに行く前から語学力や資格、専門的な技術を持っている人は、渡航先で働ける仕事の幅が広がります。たとえば、語学力を身に付けている人は、採用までスムーズに進むでしょう。
また、美容師やネイリストなどの専門的な技術を持っている人は、良い待遇や高時給で働ける可能性が高いと考えられます。さらに、帰国後に同じ仕事をする場合、ワーキングホリデーでの経験を活かせることもメリットです。
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ワーキングホリデーは、自然な英語力が身に付いたり、交友関係が広がったりするなど、さまざまなメリットがあります。しかし、語学力が上達しなかったり、「なんとなく」過ごしたりすることから、「やめたほうがいい」と言われる場合もあります。
ワーキングホリデーを後悔しないためには、目的や理由を明確にし、現地で積極的に行動し、できるだけ現地の企業で仕事をすることがおすすめです。行動力がある人や、目標や目的を明確に持っている人は、特にワーキングホリデーが向いているでしょう。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。