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カナダ留学にワクチン接種は必要?推奨されているワクチンや現地で病気にかかったときの対処法を解説!

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最終更新日:2025年6月4日

「カナダの留学にワクチン接種は必要?」

「カナダで気を付けた方がいい病気や感染症は?」

「カナダで病気にかかったときの対処法は?」

 

カナダでは、入国時にコロナのワクチン接種証明書の提出や、入国前後の検査が必要でした。しかし、コロナの感染者が減少したことに伴い、2022年10月より不要となりました。しかし、カナダでは入国する際に推奨されているワクチンや、気をつけるべき病気が存在します。

 

そこで本記事では、カナダの留学にワクチン接種が必要かどうかや、カナダの入国に推奨されているワクチンについて解説します。カナダで感染に気を付ける病気や病気にかかったときの対処法についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

 

参照:カナダ政府による水際・渡航措置の解除|在カナダ日本国大使館

カナダの留学にワクチン接種は必要?

カナダへ留学する場合、ワクチン接種や予防接種証明書の提出の義務はありません。しかし、破傷風ワクチンとB型肝炎ワクチンの2つが、受けておきたい予防接種として定められています。また、普段使用している市販薬や、主治医より処方されている薬を持って行くと良いとされています。

 

参照:国別情報:カナダ|厚生労働省

 

カナダ留学にコロナのワクチン接種は必要?

カナダへ留学する場合、新型コロナウイルスのワクチンを接種する義務はありません。ワクチンの接種証明書や陰性証明書の提出も不要で、入国時や帰国時の制限もありません。それぞれ、詳しく説明します。

 

接種証明書や陰性証明書は不要

カナダ留学では、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書や、陰性証明書の提出は不要です。以前は、接種証明書の提出や入国前後の検査が必要でしたが、2022年10月より不要となりました。同時に、マスクの着用や健康診断の実施といった渡航要件も撤廃されました。

 

参照:カナダ政府による水際・渡航措置の解除|在カナダ日本国大使館

 

入国時や帰国時の制限はなし

カナダへ入国する時は、新型コロナウイルスに関する制限はなく、現地で日常生活を過ごすことが可能です。また、帰国時も特別な条件や制限はありません。以前は検疫や隔離の必要がありましたが、2022年10月より不要となりました

 

参照:カナダ政府による水際・渡航措置の解除|在カナダ日本国大使館

 

カナダに入国するときに推奨されているワクチン

カナダに入国するときに推奨されているワクチンは、以下の7つです。

 

1.破傷風ワクチン

2.A型肝炎ワクチン

3.B型肝炎ワクチン

4.MMR

5.DPT

6.インフルエンザ

7.狂犬病ワクチン

 

それぞれ詳しく解説します。

 

破傷風ワクチン

破傷風ワクチンは、厚生労働省からカナダへ渡航する際に受けておきたい予防接種として推奨されています。破傷風は、破傷風菌がうつることによって感染し、口や手足の痺れが発生する病気です。

 

ワクチンを接種することで、免疫が10年間持続すると考えられています。ワクチンの相場は、1回5,000円程度です。

 

参照:国別情報:カナダ|厚生労働省

 

A型肝炎ワクチン

A型肝炎は、厚生労働省からカナダで気をつけたい感染症として報告されています。A型肝炎は、人から人への感染もしくは、汚染された食べ物や水の摂取によって感染する病気です。

 

感染して2〜7週間の潜伏期間のあとに、急な発熱や食欲不振、吐き気、嘔吐などが発生します。ワクチンを接種する場合は、2〜4週間の間隔で2回接種する必要があります。ワクチンの相場は、1回10,000円程度です。

 

参照:A型肝炎|厚生労働省検疫所FORTH

 

B型肝炎ワクチン

B型肝炎ワクチンは、厚生労働省からカナダ北部へ渡航する際に受けておきたい予防接種として推奨されています。B型肝炎は、人から人へと感染する病気のひとつです。感染して90〜150日の症状がない期間があった後、倦怠感や吐き気、嘔吐、腹痛などが発生します

 

カナダの北部はB型肝炎のリスクがあるとされているため、ワクチンを接種しておくと安心です。ワクチンの相場は、1回5,000円程度です。

 

参照:B型肝炎|厚生労働省検疫所FORTH

 

MMR

MMRも、厚生労働省から推奨されている予防接種のひとつです。MMRは、風しん、はしか、おたふく風邪を予防できます。特に、風疹ウイルスによってかかる病気である風しんは、世界中で感染が確認されているため注意が必要です。

 

予防はワクチンのみであるため、ワクチンを接種しておくと良いでしょう。ワクチンの相場は、1回13,000円程度です

 

DPT

DPTも、厚生労働省から推奨されている予防接種です。DPTは、ジフテリア、百日咳、破傷風を予防できます。

 

先ほど紹介した破傷風ワクチンではなく、DPTを接種することで破傷風を予防することも可能です。ワクチンの相場は、1回13,000円程度です。

 

インフルエンザ

インフルエンザは、厚生労働省が毎年ワクチンを接種することを推奨している病気です。インフルエンザは、インフルエンザウイルスがうつることによって発症する病気で、人から人へ感染します。

 

ワクチンの接種だけではなく、しっかり手洗いしたり、消毒用ジェルを使用したりすることも有効です。ワクチンの相場は、1回3,000〜5,000円程度です

 

狂犬病ワクチン

狂犬病ワクチンは、厚生労働省からカナダでコウモリと接触する可能性がある場合に、予防接種をすることが推奨されています。狂犬病は、世界中で数万人が死亡する人獣共通感染症です。

 

すべての動物から感染する可能性があるため、動物にむやみに手を出さないようにしましょう。狂犬病の発生状況は変化するため、入国前に確認しておくと安心です。ワクチンの相場は、1回20,000円程度です。

 

参照:狂犬病|厚生労働省検疫所FORTH

 

カナダで感染に気を付ける病気

カナダで感染に気を付ける病気は、以下の6つです。

 

1.ノロウイルス

2.ハンタウイルス肺症候群

3.ライム病

4.ウエストナイル脳炎

5.百日咳

6.腸管出血性大腸菌O157

 

それぞれ詳しく解説します。

 

ノロウイルス

ノロウイルス感染症はカナダで感染の報告があるため、注意が必要です。ノロウイルス感染症は人から人へうつる病気で、汚染された食品や水を摂取することで感染する可能性があり、嘔吐や下痢、腹痛などの症状が表れます。

 

感染しないためには、十分に加熱されていない食品の摂取を控えたり、嘔吐物や嘔吐した人に近づかなかったりするなどの対策が必要です。予防接種や予防薬は、今のところありません

 

ハンタウイルス肺症候群

カナダ西部(マニトバ州、サスカチュワン州、アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州)では、ハンタウイルス肺症候群の感染が報告されているため、注意する必要があります。ハンタウイルス肺症候群は、げっ菌類から感染する病気です

 

初期症状として発熱や倦怠感などが表れたあと、吐き気や嘔吐などの消化器症状が表れます。農村部への滞在や野外活動などを行う際は、げっ菌類との接触しないように気を付けましょう。

 

ライム病

病原菌を持つダニに咬まれることで感染するライム病も、カナダでの感染が報告されているため、注意しましょう。初期症状として赤い斑点が表れたあと、頭痛や倦怠感、発熱などの症状が表れます。

 

ライム病に感染するリスクが高いのは、ケベック州やオンタリオ州、マニトバ州などです。特に、野外活動が活発な春から夏はダニに咬まれるリスクが高くなるため、咬まれないように注意が必要です。

 

ウエストナイル脳炎

ウエストナイル脳炎も、カナダで感染の報告があるため、感染に気を付ける病気のひとつです。ウエストナイル脳炎は蚊に刺されることで発熱し、発熱や頭痛、筋肉痛などの症状が表れます。感染しないためには、蚊に刺されないように予防することが必要です。

 

百日咳

百日咳は、カナダを含めた世界各国で、感染が確認されているため注意が必要です。百日咳菌の感染によって、けいれん性の激しい発作が発症する感染症で、予防には5種混合ワクチンの接種が有効であると言われています

 

腸管出血性大腸菌O157

腸管出血性大腸炎O157も、カナダでの感染が確認されています。腸管出血性大腸炎O157に汚染された水や食料を摂取することで感染し、激しい腹痛や水のような下痢、血便などの症状が表れます。感染を予防するためには、加熱されていない食品は避け、しっかりと手洗いすることが必要です

 

カナダで病気にかかったときは?

カナダで病気にかかったときの対処法は、以下の3点です。

 

1.日本から持参した常備薬や市販薬を飲む

2.現地の医療機関(病院やクリニック)を受診する

3.留学保険や海外旅行保険のサポートを受ける

 

それぞれ詳しく解説します。

 

日本から持参した常備薬や市販薬を飲む

常備薬や市販薬を飲むことで、病気に対処できる場合があります。常備薬や市販薬で対処したい場合は、日本から持参しましょう。

 

海外の薬局で薬を探すことは、非常に難しいためです。薬を飲んだあとは、できるだけ安静にして過ごしましょう。

 

現地の医療機関(病院やクリニック)を受診する

常備薬や市販薬を飲んでも改善しない場合は、現地の病院やクリニックを受診しましょう。現地の医療機関は英語での診察になるため、日本語の診察を行っている病院やクリニックの受診がおすすめです。

 

また、日本で使用している保険証は使用できないため、注意が必要です。カナダへ留学する前に、現地の医療機関を調べておきましょう。

 

留学保険や海外旅行保険のサポートを受ける

現地の病院を受診した場合は、留学保険や海外旅行保険のサポートを受けましょう。カナダでは、日本の健康保険が使用できず、医療費は全額自己負担になるためです。

 

留学保険や海外旅行保険のサポートを受けることで、病院手配の依頼やキャッシュレス診察を受けることも可能です。IAJP留学センターでは、留学プランに応じた最適な海外旅行保険について無料で提案させていただきます。

できる限り予防接種を受けてカナダ留学に備えよう!

カナダへ留学する際、ワクチンの接種は義務ではありません。また、2022年10月より新型コロナウイルスの接種や、接種証明書の提出、入国時や帰国時の制限などは不要となりました。しかし、破傷風ワクチンやB型肝炎ワクチンなどの接種は、カナダへ入国する際に推奨されています。

 

また、ノロウイルスやライム病、ウエストナイル脳炎などの病気への感染に気をつけた方が良いと考えられています。それぞれの病気の特徴を理解して、予防しておくことが重要です。万が一病気にかかった場合は、日本から持参した常備薬や市販薬を飲んだり、現地の病院を受診したりすることで対処できます。

 

IAJP留学センターでは、カナダ留学についての無料相談を承っています。公式LINEまたは問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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