
最終更新日:2025年6月26日
「カナダで有名な食べ物は?」
「カナダと日本の料理の違いは?」
「カナダに訪れた際に行くべきチェーン店は?」
カナダは広大な土地が特徴で、農用地は5,699万ヘクタールと日本の約12倍です。小麦や大麦、とうもろこしなどの穀物や菜種、畜産物などの生産が盛んで、特に菜種は世界第2位の生産量です。都市部では西洋や南米、アジアなど世界中からの食文化に影響されているレストランが立ち並びます。
そこで本記事では、カナダの料理の特徴や有名な食べ物について紹介します。有名なスイーツや行くべきチェーン店も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
カナダの料理の特徴は、以下の3つです。
・各国の食文化が共存している
・シンプルな味付けが多い
・地元で採れる新鮮な食材を使用している
それぞれ詳しく解説します。
カナダは、世界各国の食文化の影響を強く受けています。世界中から移民を受け入れている国である「移民国家」であるためです。
都市部では日本や中国などのアジア料理や、フランスやイタリアなどのヨーロッパ料理など、さまざまな料理を楽しめます。
カナダでは、シンプルな調理方法や味付けが特徴的です。素材そのものを活かして調理するためと言われています。たとえば、東部でよく採れるロブスターは、バターのみをつけて食べる場合が多い傾向です。
カナダでは、地元で採れる新鮮な食材が好まれています。自然豊かで広大なカナダの名産品は、地域によってさまざまです。
たとえば、漁港が近い都市ではサーモンやイクラ、甘エビなどの海鮮がよく採れます。また、カナダでは季節ごとに地元の野菜や果物を購入できるファーマーズマーケットが人気で、多くの人たちで賑わっています。
カナダの有名な食べ物は、以下の10点です。
1.プーティン(Poutine)
2.メープルシロップ(Maple syrup)
3.シェパーズパイ(Shepherd’s pie)
4.クランベリーソース添えのローストターキー(Roast turkey with cranberry sauce)
5.ロブスター(Lobster)
6.チキンウィング(Chicken Wings)
7.バノック(Bannock)
8.モントリオールベーグル(Montreal Bagel)
9.ケチャップ味のチップス(Ketchup flavored chips)
10.フィッシュアンドチップス(Fish and chips)
それぞれ詳しく解説します。
プーティンは、フライドポテトにグレービーソースとチーズをかけた料理です。濃厚な味わいで、一度食べたら忘れられない味と言われています。ハンバーガーチェーン店や学校のカフェテリアなど、販売している場所はさまざまです。
価格の相場は5ドル程度で、おやつ感覚で購入したり、友人や家族とシェアしたりする場合があります。ケベック州では、メープルシロップをかける「メープルライスプディング」や、温めたメープルシロップを垂らして雪の上で凍らせる「雪の上のメープルタフィ」なども販売されています。
メープルシロップは、カナダの良質なカエデの樹液を煮詰めて作られたものです。カナダではホットケーキやワッフルなどの甘いものにかけるだけではなく、料理の調味料としても使われています。
ベーコンやソーセージにかけたり、スペアリブを作る際に使ったりします。
シェパーズパイは、羊もしくは牛のひき肉にマッシュポテトをかぶせて焼いた料理です。イギリスから伝わった伝統的な家庭料理で、個人経営のコーヒーショップなどで見かける場合があります。
シェパーズパイ以外にも、カナダではポテトを使用した料理が多く見られます。
クランベリーソース添えのローストターキーは、サンクスギビングやクリスマスなどに食べることが多い料理です。丸ごとじっくりと焼き上げた七面鳥に、クランベリーソースをつけ合わせます。
クランベリーは湿った土地で育ちやすい果物で、湿地の多いカナダでよく栽培されています。ジュースに使用されることもあり、カナダのスーパーでは1〜3リットルのクランベリージュースが販売されることが多い傾向です。
カナダの東部では、大きなロブスターを茹でたものにバターを付けて食べることが一般的です。東部だけではなく、西部にあるレストランでも、旬の時期である夏になるとロブスターを使用したメニューが登場します。
ロブスターと一緒に、ムール貝やホタテ貝などの貝類もバターで味付けされて出てくる場合もあります。
チキンウィングは、日本でいう手羽先のような食べ物です。バーベキューソースや照り焼きなど、さまざまな味付けの物があります。
レストランやパブなどで食べる場合もあれば、テイクアウトして家で食べる場合もあります。カナダでは、毎週水曜日に「チキンウィングデー」を設定している店が多く、安く購入することが可能です。
バノックは、カナダ先住民族の保存食として生まれた料理です。外側はサクサク、中はフワフワとした食感です。そのまま食べることもありますが、ジャムやベリーと合わせて食べる場合もあります。
カナダで有名な食べ物のひとつが、モントリオールベーグルです。外側はパリパリとした食感で、中身がみっちり詰まっていることが特徴的です。
焼く前に茹でる工程で蜂蜜入りのお湯を使用するため、ほんのり甘みがあります。モントリオールはもちろんですが、バンクーバーでも購入することが可能です。
画像引用:Canadian Lays|楽天市場
カナダでは、ケチャップ味のポテトチップスが人気を集めています。ケチャップパウダーで味付けされているポテトチップスで、酸味が感じられる味わいです。ケチャップ味のポテトチップスは、カナダのみで販売されています。また、カナダではケチャップ味だけではなく、ソルト&ビネガー味のポテトチップスも有名です。
フィッシュアンドチップスは、イギリス料理としても有名です。カナダはイギリス文化の影響を強く受けていることから、フィッシュアンドチップスを食べる機会がよくあります。
イギリスでは塩と酢をかけて食べますが、カナダではタルタルソースとレモンをかけて食べることが一般的です。
カナダの有名なスイーツは、以下の5つです。
1.スモア(S’more)
2.ナナイモバー(Nanaimo bar)
3.サスカトゥーンベリーパイ(Saskatoon Berry Pie)
4.バタータルト(Butter Tart)
5.リコリス(Licorice)
それぞれ詳しく解説します。
スモアは、カナダでキャンプをする際に食べることが多いスイーツです。棒に刺して焚き火で炙ったマシュマロと板チョコを、クラッカーに挟んで食べます。
ついつい「もう少し(some more)」と食べてしまうことが、名前の由来だと言われています。
ナナイモバーは、ブリティッシュコロンビア州にある「ナナイモ市」が発祥地と言われているお菓子です。
ナナイモバーは3層になっており、1番下がココナッツクッキー、真ん中がカスタードクリーム、1番上がチョコレートで、それぞれ異なる食感を楽しめます。街中のケーキ屋さんやパン屋さん、スーパーマーケットなどで販売されています。
画像引用:カナダ観光局Facebook
サスカトゥーンベリーパイは、カナダのプレーリー地方発祥のスイーツです。小麦粉や卵、牛乳、バターで作られたパイに、サスカトゥーンベリーのジャムをたっぷり乗せます。
サスカトゥーンベリーはブルーベリーのような見た目で、ナッツのような風味が特徴です。
バタータルトは、オンタリオ州発祥のスイーツです。砂糖とバターがたっぷり使用されており、シンプルな甘さが特徴的です。カフェやスーパーで購入することが可能で、お店によってレシピに工夫を凝らしています。
リコリスは、グミのような食感のスイーツです。写真のように光沢のある黒いものが一般的ですが、カラフルに着色されたものも販売されています。天草というマメ科の植物から作られており、独特な香りが特徴です。
カナダの有名なチェーン店は、以下の4点です。
1.ティムホートン(Tim Hortons)
2.ジャパドッグ(JAPADOG)
3.ピザ・ピザ(PizzaPizza)
4.ビーバーテイルズ(BeaverTails)
それぞれ詳しく解説します。
ティムホートンは、カナダの街中に数多くの店舗を構えるカフェです。「ティムズ」「ティミーズ」などの愛称で親しまれています。ティムホートンでは、コーヒーやドーナツ、サンドイッチ、ピザなどが販売されています。
特にドーナツが人気で、カスタードクリームが入ったドーナツにチョコがかかった「ボストンクリーム」など、種類はさまざまです。街中のさまざまなところに店舗があるため、気軽に立ち寄れることも魅力的です。
画像引用:JAPADOG|アフィニティ
ジャパドッグは、バンクーバー発祥のホットドック専門店です。「照り焼き」や「コロッケ」などの日本食とコラボレーションしたメニューが特徴的です。
赤い看板が目印で、店内や外にテーブルと椅子が設置されています。テイクアウトをして、家や公園などで食べることも可能です。
ピザ・ピザは、トロント発祥のピザ専門チェーン店です。1スライスからピザの購入が可能で、小腹を満たすときに行く人が多いと言われています。
店舗によって値段は異なり、地方と比較すると、都市部や観光地は高価です。
ビーバーテイルズは、シナモン風味のパンを油で揚げて、黒砂糖をまぶした「ビーバーテイル」という揚げパンを販売しているチェーン店です。
パンの形がビーバーの尾に似ていることにちなんで、名付けられました。シナモンシュガー味がスタンダードですが、他にもさまざまな種類が販売されています。
カナダの料理は各国の食文化が共存しており、シンプルな味付けが特徴です。地元で採れる新鮮な食材を使用していることも多く、野菜や果物を購入できるファーマーズマーケットは人気を集めています。
カナダの有名な料理は、プーティンやチキンウィングなどの手軽に食べられるものから、シェパーズパイやクランベリーソース添えのローストターキーなどの凝ったものまでさまざまです。有名なスイーツも多く、スモアやナナイモバー、バタータルトなどがあります。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。