

最終更新日:2025年10月5日
目次
「カナダ留学に行きたいけどお金が足りない?」
「節約しながら留学する方法ってあるの?」
「どうやって貯金をすればいいの?」
実は、工夫次第で費用を抑えながらカナダ留学を実現することができます。一方で「お金がないから無理かも…」とあきらめてしまう方も多いでしょう。
そこで本記事では、カナダ留学に必要な費用や貯金のコツをわかりやすく解説します。また、節約術やおすすめの留学方法、奨学金制度についても紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。
カナダ留学には、1年間でおよそ250万~500万円以上の資金が必要です。学費だけで約200~300万円(20,000〜30,000カナダドル)、生活費も年間150万円ほど(15,000カナダドル)が目安です。
たとえば、トロントで生活する場合、家賃や交通費を合わせて月12~15万円ほどかかります。大都市は物価が高い一方、地方都市なら2~3割安くなることもあります。
また、現地での滞在費用だけではなく、ビザ申請費用や航空券代など、留学に行く前に必要な費用もあります。1年間のカナダ留学を目指すなら、どんなにお金がない人でもまずは100万円以上を貯金することがおすすめです。詳しい費用の内訳は、こちらの専門ページで紹介しています。
カナダの短期留学にかかる費用は?大学生の春休みや夏休み、社会人におすすめのビザ、ホームステイ、プログラムを紹介
「留学に行きたいけど、どうやってお金を貯めればいいの?」という人も多いでしょう。
ここでは、学生でも実践しやすい3つの貯金方法を紹介します。どれも小さな工夫でコツコツ貯められる方法です。
いったん学校を休んでアルバイトに集中すれば、短期間でしっかり貯金ができます。たとえば、時給1,200円の仕事を週5回・8時間働いたとすると、月に約20万円の収入を得ることができます。
半年から1年働けば100万円以上貯めることも現実的となります。飲食店や塾講師、倉庫作業など、短期でも採用されやすい仕事を選ぶのがポイントです。学費の支払いがない期間に集中して働けば、貯金のスピードがぐんと上がります。
大学生が休学してワーホリにいくメリット、デメリットとは?費用と期間を解説
「お金を貯めながら旅気分も味わいたい!」という人には、住み込みのリゾートバイトがおすすめです。住まいと食事が無料のケースが多く、給料をほとんど貯金に回せます。
たとえば、スキー場や旅館、ホテルなどで3〜6か月働けば、50〜100万円の貯金も可能です。生活費がかからないので効率よく貯められるうえ、リゾート地での出会いや経験も良い思い出になります。
実際に、リゾートバイトをしている方のなかには、海外でのバックパック経験がある方やワーホリ経験者が一定数いらっしゃいます。海外留学の知識が豊富な知り合いができることはリゾートバイトの大きなメリットと言えるでしょう。
家計簿アプリを使うと、自分のお金の使い方を見える化できます。たとえば、毎日のカフェ代や使っていないサブスクを見直すだけで、年間10万円近く節約できることもあります。
アプリによってはレシートを撮るだけで自動入力してくれるので、手間もかかりません。お金の流れを把握することで「どれだけ貯金できているか」が分かり、モチベーションアップにもつながります。
「できるだけ費用を抑えてカナダ留学したい!」という方に向けて、働きながら学べる方法や、物価の安い都市を選ぶ方法など、4つの選択肢を紹介します。
自分に合ったスタイルを選べば、無理のない留学プランが立てられます。
ワーキングホリデー(ワーホリ)は、働きながら学べるカナダ留学の王道です。ビザの申請費用は364.75カナダドル(約4万円)と安く、現地で合法的に働けます。
飲食店やホテルで時給15カナダドルほどの仕事をすれば、生活費をカバーしながら語学学校にも通えます。18~30歳までが対象で、初期費用を抑えたい学生にぴったりです。
実際の仕事体験を通じて、英語力も自然とアップします。カナダのワーキングホリデーについての詳しい情報は、こちらの専用ページをご覧ください。
ワーキングホリデー(ワーホリ)に 行かれる方へ
コープ留学は、学校で学んだことをそのまま現地の仕事で活かせるプログラムです。学習期間と同じ期間の有給インターンがセットになっているため、働いた収入で学費や生活費をまかなうことができます。
ITやビジネス系など、キャリアにつながる分野が多いのも魅力です。30代以上でも参加でき、将来を見据えた社会人の方の留学におすすめです。詳しくはこちらの専用ページをご覧ください。
カナダ Co-op(コープ) 留学
英語力に自信がない人は、まずフィリピンで基礎英語を学び、その後カナダへ進む「2か国留学」がおすすめです。フィリピンの授業料は安く、マンツーマン中心で英語を短期間で伸ばせます。
フィリピンで4~6か月学んでからカナダへ行くことで、現地での語学学校費用を減らせます。トータルで30〜40%の節約になるケースもあります。2か国留学の最新情報はこちらのページをご覧ください。
【2025年】カナダ+フィリピンの2か国留学はコスパが悪い!?メリット・デメリットやコスパが悪い理由、費用を比較紹介!
カナダは広く、都市によって生活費が大きく違います。トロントやバンクーバーのような大都市に比べ、ハリファックスやウィニペグなどの地方都市は家賃が2~3割安いのが特徴です。
家賃が月5~7万円程度で済むほか、食費や交通費も抑えられます。また、地方都市の方が大都市よりもネイティブスピーカーが多いため、英語力の向上という面でもメリットがあります。落ち着いた環境でしっかり学びたい人におすすめの留学方法です。
カナダ留学におすすめな物価が安い都市とは?メリット・デメリットをランキングで比較
「奨学金って難しそう…」と思うかもしれませんが、カナダ留学で活用できる奨学金は豊富です。たとえば、大学や語学学校の独自奨学金、カナダ政府・日本政府の支援制度など、返済不要の給付型も選択できます。
条件に合えば全額サポートを受けられることもあるので、早めに調べて応募してみましょう。詳しい奨学金情報は「カナダ留学で使える奨学金」記事で紹介しています。
【2025年】カナダ留学で使える奨学金|給付型と貸与型の違いや条件を総まとめ
留学生活を充実させるためには、現地での「節約の工夫」も大切です。食費・交通費・家賃など、ちょっとした工夫で年間数十万円の違いが出ることもあります。
ここではすぐに実践できる5つの節約術を紹介します。
外食は1食あたり10~20カナダドルと高めです。学校や仕事帰りに外食で済ましたい気持ちはわかりますが、毎日続けると大きな出費になります。
スーパーで食材をまとめ買いして、パスタやカレーなどの簡単料理を作れば、1食200~300円で済みます。作り置きすれば忙しい日も安心です。
カナダのバスや電車は1回の乗車で2~3カナダドルほどです。通学で使うと月100ドル以上かかることもあります。
そこで中古自転車を100~200ドルで購入すれば、2~3か月で元が取れます。カナダの都市部では自転車専用レーンも整っており、安全で健康的な移動手段として人気です。
留学の出発時期を少しずらすだけで、航空券や宿泊費を大幅に節約できます。11月~2月のオフシーズンなら、繁忙期より5~10万円安くなることもあります。
とくに語学学校は毎月入学可能なので、時期を調整するのもおすすめです。格安航空券のチケット購入の方法についてはこちらのページを参考にしてください。
カナダ行き格安航空券を検索できるサイト5選!安い時期やLCCの往復相場をワーホリ、高校留学向けに解説
カナダでは学生証を見せるだけで、交通費や映画、美術館の入場料が安くなることがあります。たとえば交通定期が通常120ドルのところ、学生は90ドル程度になるプランを用意している自治体もあります。
遊びに行くときには、学生割引があるかどうかを事前リサーチをして、お得に楽しみましょう。また、学生証を常に持ち歩いておくことが重要です。
シェアハウスなら、家賃や光熱費を分け合って大幅に節約できます。たとえば、バンクーバーやトロントなどの大都市圏でも4人で住めば1人あたり月5~7万円で済む場合があります。
同じ学校の友達と住めば、英語を使う機会も増えて一石二鳥です。カナダでシェアハウスを見つけるときは、物件検索サイトや掲示板、友達からの紹介などを活用しましょう。詳しい情報はこちらのページをご覧ください。
カナダの賃貸物件の状況とは?ルームシェア、シェアハウス、ホームステイの注意点を解説
カナダ留学を目指している方で「お金がないから無理…」とあきらめている方は、決してそう思う必要はありません。ワーキングホリデーやコープ留学、地方都市への留学などを上手に組み合わせれば、費用を抑えながら学べます。
大切なのは「早めに動くこと」と「自分に合った方法を選ぶこと」です。今からでもカナダ留学への第一歩を踏み出してみましょう。
IAJP留学センターでは、カナダ留学・ワーホリについての相談を無料で受け付けています。ぜひお気軽に公式LINEまたは問い合わせフォームからご連絡ください。

野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。