

最終更新日:2025年10月18日
目次
「ワーホリには闇があるって本当?」
「闇を経験しないためにはどうすればいい?」
「デメリットを知ったうえでワーホリに行きたい!」
ワーホリの滞在期間は国によって異なりますが、原則として1年間です。ただし、1年間使い切る必要はなく、1ヶ月や数ヶ月からでも利用できます。
そのため、ワーホリ中に「闇」を感じ、1年未満で帰国する人もゼロではありません。
そこで本記事では、ワーキングホリデーとは何かやワーホリには闇があると言われる理由について解説します。
また、ワーホリの闇を経験しないためのポイントやメリット、よくある質問も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ワーキングホリデーとは、提携が結ばれている国や地域で、一定期間滞在や就労ができる制度です。
2025年1月現在で、30か国・地域の国で導入されています。ビザの申請には年齢制限が設けられており、18歳以上30歳未満と定められている場合がほとんどです。
ワーホリは休暇目的とされていますが、語学学校へ通ったりアルバイトやインターンシップに参加したりなど、現地での過ごし方は比較的自由です。
語学力を向上できたり、価値観を広げられたりするとして、人気を集めています。

ワーキングホリデーには闇があると言われる理由は、以下の5つです。
1.低賃金のアルバイトが多い
2.詐欺や犯罪に巻き込まれる可能性がある
3.ワーホリした理由を見失う
4.思ったより語学力が向上しない
5.帰国後の就職活動が難しい
それぞれ詳しく解説します。
ワーホリ先では、語学力が低く英語での日常会話ができない場合、最低賃金のアルバイトにしかつけない可能性があります。
たとえば、「仕事を任せる上で不安がある」「スタッフとコミュニケーションをとれない」などと判断されると、レストランの皿洗いやホテルのベッドメイキングなど、裏方の仕事が一般的です。
「ワーホリで高時給のアルバイトをしてお金を稼ぐぞ!」と意気込んでいる人ほど、「現実という名の闇」を感じてショックを受けてしまう傾向があります。
対策としては、渡航前から企業選びや職場環境のリサーチに力を入れたり、現地で知り合った人や日本人仲間から、アルバイト先についての情報を集めたりすることが有効です。
海外には、地元の人でも近寄れないほど治安の悪い地域があります。
日本人ワーホリ生が誤って治安の悪い地域に足を踏み入れてしまい、犯罪に巻き込まれる可能性はゼロではありません。
また、留学先が都市部や観光地だからといって安心してはいけません。気づかないうちにスリにあい、財布やスマートフォンなどの貴重品を盗まれる可能性もあります。
とくにリゾートワーホリを希望している方は、きらびやかな生活の裏にあるリスクまで意識しておくことが重要です。
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目的や目標を立てずになんとなくワーホリに行くと、ワーホリ中に「自分はなぜワーホリしているのだろう」と、理由を見失う場合があります。
理由を見失うと、「友達や家族がいる日本で仕事しておけば良かった」と後悔し、現地での生活を楽しめなくなってしまいます。
たとえば、「一年間のカナダワーホリで100万円貯める!」など、期限と数値を明確にした目標を持っておくことがおすすめです。
ワーホリは、語学力向上を目的とした留学とは異なり、生活の自由度が高いと言えます。
たとえば、現地で日本人とばかり過ごしたり、日本食レストランでアルバイトしたりしても、語学学校に指摘されることはありません。
結果として、海外にいるのに英語を使う機会がほとんどなくなる可能性があります。
とくにカナダやオーストラリアなどの物価が高い国へのワーホリでは、「こんなに出費は多いのに、私の英語力は一切向上していない…」と焦りを感じ、「闇だ」と思う方もいるようです。
日本では、「ワーホリは休暇」と捉える企業がまだまだ多く、帰国した後の就職活動は難しいと言われています。
「海外経験を活かして再就職先で活躍しよう!」と考えていた人ほど、ギャップから「闇」を感じることもあるようです。
対策としては、面接で「ワーホリで何を得ましたか?」と聞かれたときに、具体的なスキルや経験をアピールすることが挙げられます。
ここで言葉を詰まってしまうと、企業に「遊んでいた」という印象を与えかねません。
また、思い切って外資系の企業や日系現地企業への就職を目指すことも効果的です。
ワーホリから帰国後の就職は難しい?就職活動を成功させるポイント8選や就職先の例を解説!

ワーホリの闇を経験しないためのポイントは、こちらの6つです。
1.ワーホリの目的と目標を立てておく
2.語学について勉強しておく
3.治安の良い地域へワーホリに行く
4.日本人とばかり行動しないようにする
5.積極的にコミュニケーションをとる
6.帰国後の就職活動を見据えた行動をとる
それぞれ詳しく解説します。
ワーホリに行くことを決めたら、まずは「渡航先で〇〇に行きたい!」「帰国までにTOEIC〇〇点を取りたい!」といった目的を立てることが重要です。
目的を立てないと、やりたいことが見つからないまま帰国することになるかもしれません。
続いて、目的を達成するための具体的な目標を立てます。自分が取り組むべき行動をできるだけ具体的にリストアップしておくと、より充実した日々を過ごせるでしょう。
渡航前に語学力を身につけておくと、現地で日本人以外の友人を作りやすかったり、スムーズに仕事を探せたりなどのメリットがあります。
渡航前に教材や書籍、語学学校、オンライン英会話など、自分に合った方法で語学力を伸ばしておきましょう。
また、「書く」「聞く」だけではなく、「伝える」力や「分からないことを聞き返す」力も身につけておくことが大切です。
とくに「分からないことを聞き返す」力は、英語を使って働く上で重要なポイントとなります。
詐欺や犯罪に巻き込まれないようにするには、治安の良い地域へワーホリに行くことが重要です。
たとえば、カナダやニュージーランド、オーストラリアは日本と比較して治安の差は少なく、比較的安全に生活できます。
一方で、どの国を選んでも「この場所だけは夜近づかない方が良い!」と言われる場所はあります。
そのような場所を避けるためには、実際にワーホリした人の意見を参考にしたり、現地の情報に詳しい留学アドバイザーに話を聞いたりすることが効果的です。
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ワーホリの闇を経験しないためには、現地で友人や知り合いを作ることが重要です。
日本人とばかり行動していると、語学力が向上しなかったり、ワーホリならではの経験を積めなかったりします。
現地で友人や知り合いを作るには、できるだけ英語を使う機会が多い職場でのアルバイトやインターンシップが有効です。
また、現地でのイベントやパーティ、ボランティア活動などに積極的に参加して、人脈を広げてみましょう。
語学学校に通うだけでは語学力はなかなか身につきません。現地で積極的にコミュニケーションをとることが重要です。
とくに海外では、普段はフランクに話しかける性格なのに、こちらが目をそらすせいで会話が成り立たないというケースが想像以上に発生しています。
海外に来て現地の人とコミュニケーションを取らずにいると、「全然楽しくない…」「日本に帰りたい…」と思ってしまう瞬間が増えます。
アルバイト先やボランティア活動などを通して、積極的に自分から発信してみましょう。
カナダのボランティアに参加するメリットとは?種類や費用、探し方、留学やワーホリとの組み合わせ方を解説
ワーホリがただの休暇とならないよう、帰国後の就職活動を見据えた行動をとりましょう。
たとえば、TOEICやIELTSなどの英語力の証明となる資格を取得したり、バリスタやチャイルドケアなどの専門スキルが身に付く仕事に挑戦したりなどの行動はとても効果的です。
「ワーホリには闇がある」と言われる理由の一つに、帰国後のキャリア選択の難しさが挙げられますが、自分自身をアピールできるような行動をとることでいくらでも対策はできます。
また、現地企業への就職を検討している方は、一度留学アドバイザーに相談してみることもおすすめです。こちらの公式LINEまたは問い合わせフォームからご連絡ください!

ワーキングホリデーのメリットは、こちらの4つです。
1.ワーホリでの経験が自信につながる
2.積極的に学べば語学力はしっかり向上する
3.価値観や視野が広がり、人生の選択肢が増える
4.海外での人脈が広がると同時に自分の世界が広くなる
それぞれ詳しく解説します。
日本を離れて海外で生活しながら働くことは、あなたにとってとても大きな挑戦です。
たとえば、IAJP留学センターがサポートした留学生の中には、「もともとは自分に自信が持てない性格tでしたが、カナダ留学を機に芯を持つことの大切さと楽しさを知りました。」とコメントしている方もいます。
挑戦した先に得られるものは多く、乗り越えた経験は間違いなく自信につながります。
また、さまざまな考え方や価値観に触れることで、物事を柔軟に考える力も鍛えられるでしょう。
海外留学やワーホリ帰国後の手続きとは?知っておきたい住民票や社会保険、確定申告について解説
ワーホリでは、教科書や参考書のみでは学べない、実践的な言語を体験できます。
また、日本人とばかり過ごすのではなく、現地の人と過ごす時間を増やすと、さらに語学力を向上するチャンスが開けます。
重要なポイントは、「間違ってもいいし下手くそでもいいので、積極的に話しかける姿勢があるかどうか」です。
このマインドセットがないと、なかなか語学力が向上しない自分に対して自信を失ってしまううえに、せっかくのワーホリも「闇だった」と感じて終わってしまいます。
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ワーホリは、一年間という長期で海外に滞在できる特別なプログラムです。海外での生活に慣れるだけではなく、観光地を巡ったり街を探索したりする時間も確保できます。
また、カナダやアメリカ、オーストラリアなどの移民国家では、さまざまな国や地域の文化や価値観を知れます。
その中で、日本では感じなかった心地よさや自分に合っている価値観と出会うこともあるでしょう。
20代のうちに自分の「コンフォートゾーン(居心地が良い場所)」を理解することで、将来の選択肢が広がり、人生の充実度が高まります。
今の生活になんとなく満足していない人ほど、ぜひワーホリに挑戦してみてください。
ワーホリでは、アルバイトやボランティア活動などを通して、現地の人と知り合える機会が多くあります。
南米出身の留学生やヨーロッパ出身の従業員など、ワールドワイドな知り合いが増えていくでしょう。
そうすると、今まで方耳で聞いていた「〇〇で巨大地震が起きました。」「〇〇と〇〇の間で紛争が発生したようです。」というニュースにちょっぴり親近感がわいてきます。
たとえば、「ワーホリの就業先で一緒だった〇〇は大丈夫かな?」と思い、メッセージを入れてみるなどの行動になったりもします。
このように、ワーホリで幅広い出会いを経験すると、当事者意識をもって世界を見れるようになることがメリットです。

ここからは、それぞれ詳しくお答えします。
英語力がなくてもワーホリに行くことは可能ですが、現地で厳しい状況になる可能性は高いと言えます。
日常会話ができるレベルの語学力があれば、現地での生活や仕事で困ることはほとんどありません。
一方で、英語力が低いために現地での仕事が見つからず路頭に迷って日本に帰国する人もゼロではありません。
また、語学力が堪能であれば仕事の幅はさらに広がるため、事前に語学力を身につけておくのがおすすめです。
滞在する国や地域、生活スタイルなどによって異なりますが、必要な資金は1年間で100万円〜200万円程度が目安です。
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項目 |
費用の目安 |
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航空券 |
往復20万円 |
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ビザ申請費用 |
2万円 |
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滞在初期費用 |
20万円 |
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生活費 |
1ヶ月10万円 |
これからワーホリ費用を貯金していこうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
わーほりにおすすめの国は、あなたの希望するライフスタイルや予算、なりたい将来像によって変わります。
一方で、日本人におすすめの留学先として一つ上げるとしたらカナダでしょう。カナダは移民国家であるため、「日本人だから」という差別を受けることはほとんどありません。
また、カナダは治安が良いと言われている国のひとつで、女性ひとりでも安心して滞在できます。
ただし、カナダのワーキングホリデービザは年間発給数が6,500と決まっているため、早めの準備が必要です。

ワーホリは、語学力が低いときには低賃金のアルバイトしかなかったり、帰国後の就職活動が難しかったりして、「闇がある」と言われることがあります。
また、日本人ワーホリ生の中には、気づかないうちに詐欺や犯罪に巻き込まれるリスクもゼロではありません。
一方で、ワーホリの闇を経験しないようにするには、治安の良い地域への滞在や、語学について勉強しておくことなどで対策できます。
ワーキングホリデーを経験すると大きな自信につながり、価値観や視野を広げられます。「闇」よりも「メリット」の方が圧倒的に大きいと言えるでしょう。
IAJP留学センターでは、カナダ留学・ワーホリに関する相談を無料で受け付けています。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。