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【2024年向け】カナダ+フィリピンの2か国留学はコスパが悪い|カナダ一国留学のすすめ

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カナダ留学を夢見る学生・社会人の中には、「カナダにいきなり行く英語力が自分には足りないと思う…」「せっかくの語学留学、たくさんの国を見て比較したい!」という方も多いでしょう。そこで、カナダに行く前に“近隣の英語圏”と言われているフィリピンに留学に行く選択肢が近年特に人気です。しかし、2023年から2024年は円安や燃料補費用の高騰、フィリピンの物価上昇の影響を受けて、「フィリピン+カナダの2か国留学」は決してコスパのいい留学とは言えません。むしろ、カナダ一国留学の方が時間を効率的に使えておすすめです。

今回は、2か国留学の基本情報について解説した上で、2023年から2024年に2か国留学のコスパが悪くなる理由について紹介していきます。多くの留学エージェントが留学希望者には教えない2か国留学のデメリットも包み隠さず紹介しますので、最後までぜひご覧ください!

フィリピン+カナダの2か国留学について

フィリピンからカナダへの2か国留学は、語学力を向上させながらキャリアアップ、スキルアップを図るための素晴らしい選択肢です。フィリピンで語学力を高めたのちに、カナダでワーキングホリデープログラムに参加する方法が人気となっています。ここからは、2か国留学の基本情報について解説していきます。

フィリピンとカナダの基本知識【留学編】

フィリピンとカナダ、それぞれの国の特徴はこちら!

フィリピン

カナダ

  • 英語の基礎基本の学習に強い
  • アカデミック英語やコミュニケーション英語などの基礎プログラムが多い
  • 語学学校の費用や現地の生活費が安い
  • 親日国家でフレンドリーな国民性
  • 実践的な英語教育に強い
  • Co-opやインターンを含め様々なプログラムが用意されている
  • 語学学校の費用は高く、現地の物価は日本とほとんど変わらず
  • アジア系の民族も含めグローバルな環境

フィリピンからカナダへステップアップの語学留学

語学力アップ、スキルアップを目的として留学に行く場合、語学力をフィリピンで高めてからカナダのカレッジ、専門学校でステップアップをするプランが人気です。フィリピンの語学学校は、アカデミック英語やコミュニケーション英語などの基礎プログラムが多く、英語学習に不安を持つ日本人留学生でも安心して英語の基礎基本を学習できます。一方で、カナダではビジネス、ホスピタリティ、IT、ベンチャーなど多くの専門プログラムが用意されています。カナダのカレッジの授業で最先端の専門知識を理解するためには、フィリピンでしっかりと語学力を上げておく必要がありますね。

ワーキングホリデーやインターンとの組み合わせが人気

フィリピンからカナダへの2か国留学では、留学生は語学力の向上だけでなく、ワーキングホリデーやインターンシップなどのプログラムとの組み合わせも人気です。カナダでは18歳から30歳までの年齢制限を設けて、ワーキングホリデービザを発行しています。ちなみに2023年のビザ発行枚数は6500枠です。

留学生はカナダで働きながら現地の文化や生活に触れることで、自立心や国際的な視野を養うことができます。2か国留学を利用してカナダの企業や組織で実務経験を積むことは、将来のキャリアにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。

【2023・24年】2か国留学のコスパが悪い理由

ここまでフィリピン+カナダの2か国留学の特徴やメリットについて解説してきましたが、2023年から2024年にかけて飛行機の燃料費用が高騰していること、フィリピンの物価が上昇していること、円安が進行していることから2か国留学はコスパが悪い留学方法になる可能性が高いです。ここからは、フィリピン+カナダの2か国留学がコスト面でマイナスとなる理由について解説していきます。

飛行機の燃料費用が高騰している

2022年のロシア・ウクライナ戦争の影響を受けて、世界的に燃料費用が高騰しています。2023年から2024年にかけても航空券の代金が割高である傾向は変わらないという見通しです。カナダと日本を往復するだけの留学と異なり、2か国留学では少なくとも3回のフライトが必要となります。そのため、飛行機の燃料費用の高騰は留学生にとって大きな痛手となるでしょう。

フィリピンの物価が上昇している

フィリピンは東南アジア諸国の中でも経済成長が著しい国です。2000年から2023年にかけてフィリピンの物価は約2.4倍に膨らんでいます。そのため、フィリピン滞在期間中を低コストにできるという2か国留学のメリットがほとんど通用しなくなってきています。「フィリピンは安い国」というイメージをお持ちの方は、その固定観念を捨てましょう。

画像引用・参考:世界経済のネタ帳「フィリピンの消費者物価指数の推移」

円安が進行すると考えられている

日本は2022年以降、急速に円安が進行しています。これにより5年前は200万円でいけていた留学が、今では240万円必要になっています。この最も影響が大きいのが航空券の代金です。基本的に2か国留学ではフィリピンからカナダに向かうときに、海外の航空会社の飛行機を利用します。そこで、円安の進行によってただでさえ燃料費用の高騰によって高くなっている航空券の代金をさらに跳ね上げる可能性があるのです。2023年から2024年にかけても留学をするときには、なるべく複数のフライトは避けるようにしましょう。

画像引用・参考:Trading View「ドル円」

【費用比較】2か国留学とカナダ一国留学

2か国留学(フィリピン3か月+カナダ3か月)とカナダ一国留学(6か月)の費用内訳を項目別に記載した表がこちらです。航空券の高騰とフィリピンの物価上昇の影響を受けてここ最近2か国留学の費用はカナダ一国留学と変わらなくなっています。また地球温暖化で最近デング熱の発症など現地で体調を崩す方もおり、フィリピン留学をした中で半分くらい体調不良が続いたという話も聞きます。

もし2カ国留学をするのであれば、最近の新しい留学のカタチとして「フィリピンオンライン語学学校」+「カナダ留学・ワーホリ」スタイルがコスパが良いです。

項目

2か国留学の費用相場(円)

カナダ一国留学の費用相場(円)

学費

50万円~100万円

60万円~120万円

生活費

32万円~48万円

40万円~60万円

航空券

30万円~45万円

10万円~20万円

ビザ申請費用

1万2千円~2万円

6千円~1万2千円

保険費用

2万円~4万円

2万円~4万円

(2か国目の)語学学校の申込み費用

4千円~1万2千円

-

住居費

14万円~30万円

16万円~32万円

食費

10万円~20万円

12万円~24万円

交通費

2万円~4万円

2万円~4万円

教材費

1万円~2万円

1万円~2万円

その他の費用

4万円~8万円

4万円~8万円

合計

165万円~270万円程度

175万円~280万円程度

*厳密には為替の変動があるため、費用相場はあくまで目安のものです。

エージェントが教えない2か国留学のデメリット

2か国留学は、主に費用面のメリットばかりが注目されがちですが、実際には以下のようなデメリットがあるのも事実です。

  • フィリピンは学校以外で英語を話す機会が少ない
  • ワーキングホリデーの仕事探しのハードルが高くなる

ここからは、カナダ専門留学エージェントの立場から見た2か国留学のデメリットについて包み隠さずお届けします。

フィリピンは学校以外で英語を話す機会が少ない

フィリピンは英語学習ができる身近な英語圏という印象を持っている方も多いかもしれません。しかし、実際にはフィリピンの公用語はタガログ語がメインです。そのため、通常フィリピン人同士が話す時はタガログ語です。そのため学校講師など以外の地元の人は英語が苦手の方も多いです。そのため、授業以外で英語を話す機会はあまり多くはありません。カナダのような英語圏ですとエレベータを待っているだけでHello!の挨拶からチャットがはじまることがあったり、暇な時間帯のカフェだと雑談が始まったりすることがあります。また2か国留学でフィリピン以外の場所に移動したとき、フィリピンの感覚をそのままその国に持ってきてきてしまい、フィリピンで通用したのになにかが違うと新しい生活に馴染むのに時間がかかることがあり、日本から直接カナダに行く方の方が素直にカナダの文化を受けいれやすい傾向にあります。

また現地で語学学校など学校に通うことによって、人脈やネットワークを作ることができ仕事探しがスムーズになります。カナダの場合、人気のある仕事は求人募集など外に出ずして、友達や知り合いの中で引き継ぎ(TAKE OVER)されることが多いです。「私来月日本に変えるからその後のワタシのポジション紹介するよ」などという話が学校にはたくさんあります。物件探しもそうです。「私のルームメイトが来月帰国するから良かったら紹介するよ」ということもよくあります。学校に行かないとそういった情報を得ることができないのでなかなか現地の生活を進めることが難しいです。

語学学校は英語を学ぶ場所はもちろん、現地のコミュニティに入る良いきっかけにもなります。私のカナダ生活の経験ですが、ユースホステルなどで学校に行かないワーホリスタートより、カナダでも1~2ヶ月学校に通うことが早くスタートダッシュを切ることができるため結果的に充実して質の高いカナダ生活送ることができます。

ワーキングホリデーの就労期間が短くなる

2か国留学においてもう一つのデメリットは、ワーキングホリデープログラムの就労期間が1か月程度短くなることです。例えば1年間休学留学をする(1年しか留学期間を取ることができない)という方はその分カナダにいる時間が少なくなります。ワーキングホリデービザは1年間と決まっているため、貴重なカナダでの滞在期間を仕事探しやカナダ英語の適応機関に当てるのはもったいないです!以下の表をご覧ください。

留学の種類/期間

2か国留学

カナダ一国留学

1か月目

フィリピン留学

  • 語学学校に通う
  • 友達や人脈を作る
  • フィリピンの文化や雰囲気に慣れる

カナダ留学

  • 語学学校に通う
  • 友達や人脈を作る
  • カナダの文化や雰囲気に慣れる
  • 仕事探しの情報収集

2か月目

3か月目

一時帰国

4か月目/ワーホリ1か月目

カナダ留学

  • カナダの文化や雰囲気に慣れる
  • カナダ英語の適用期間

カナダ留学

  • 英語力のブラッシュアップ
  • 仕事を探す

5か月目/ワーホリ2か月目

カナダ留学

  • 英語力のブラッシュアップ
  • 仕事を探す

ワーキングホリデーの就労体験開始

6か月目/ワーホリ3か月目

ワーキングホリデーの就労体験開始

実質就労期間10か月

7か月目/ワーホリ4か月目

実質就労期間9か月

8か月目/ワーホリ5か月目

9か月目/ワーホリ6か月目

10か月目/ワーホリ7か月目

11か月目/ワーホリ8か月目

12か月目/ワーホリ9か月目

13か月目/ワーホリ10か月目

14か月目/ワーホリ11か月目

15か月目/ワーホリ12か月目

帰国準備

 

2か国留学をするならフィリピンバーチャル語学留学+カナダワーホリの選択肢も

フィリピン+カナダの2か国留学は、主にコストの面から2023年から2024年にかけておすすめではありません。しかし、オンライン英語プログラムを受講することにより航空券の節約や現地滞在先の節約をすることができ、且つフィリピンスパルタのバーチャル語学留学を体験できるのでフィリピンのコスパを維持しながら且つ短期の英語向上を目指すことができます。またカナダワーホリのビザ申請も日本で貯金しながら進めることができるのでカナダ渡航の準備もスムーズにできます。時間と費用の節約重視の方はこちらがおすすめです。

週20時間のフルタイム語学学校プログラムをオンラインで受講可能。

     

    【2023・24年】カナダへいくなら一国留学がおすすめ!

    2023年から2024年にかけては円安の進行、飛行機の燃料費用の高騰、フィリピンの物価上昇という3つの要因によって、フィリピン+カナダの2か国留学よりもカナダ一国留学の方が同じ滞在期間でも費用を抑えることができる場合があります。低コストで「語学留学+α」の経験ができるという2か国留学の大きなメリットがなくなるため、カナダで充実した時間を長期で確保した方が、コスパのいい留学になる可能性が高いと言えるでしょう。そのため、ワーキングホリデーを利用して2か国留学に行こうと思っている方は、もう一度留学に必要な全費用の内訳を詳しく見直してみてはいかがでしょうか。

    カナダ専門留学エージェントIAJPでは、ワーキングホリデーを利用した2か国留学やカナダ一国への語学留学、Co-op留学についての相談を無料で承っています。詳しくは問い合わせ一覧または公式LINEからぜひお気軽にご相談くださいませ。

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