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トロントはアメリカとヨーロッパから物理的に近い距離にある都市です。カナダの玄関口としてワーホリに人気となっています。トロントワーホリは、一年間で86万円〜191万円の費用を必要としますが、職場の時給が高いことから日本への帰国までに貯金を作るほど稼ぐことも可能です。
今回は、トロントがワーホリに最適な理由を挙げたうえで、必要な費用の相場とおすすめの仕事・職種について解説します。トロントワーホリに向けたワンポイントアドバイスも含んでいますので、ぜひ最後までご覧ください。
トロントはワーキングホリデーに最適な選択肢の一つです。その理由は数多く存在しますが、今回は以下の4つのポイントに絞って解説していきます。
世界的にみてもきれいな英語を使う人が多い
トロントは、世界的にみてもきれいな英語を使う人(ネイティブスピーカー)が多い都市です。2021年の統計データになりますが、トロント市内の約46%もの人が母語が英語のネイティブスピーカーです。また、カナダは多文化共生社会であるため、トロントには第二言語で英語を学んでいる方も多くいます。そのため、日常的に英語に触れている時間が多くなることが期待できます。英語力を上げるための手段としてワーホリをする方には、トロントがおすすめです。
トロントは治安がいい都市としても有名です。「Safe Cities Index」という指数では、都市ごとに治安のよさがランキング化されていますが、トロントは常に高順位に位置しています。安心して街を歩き回ることができる環境は、ワーキングホリデーにおいて重要な要素です。また、トロントは日本と同様に四季があります。季節の変化が楽しめるため、日本人は生活に馴染みやすいと言えるでしょう。
トロントは日系企業も進出しているため、一定数の日本人が住んでいてコミュニティもあります。しかし、カナダ国内で同じくワーホリに人気の都市バンクーバーと比較すると、トロントは日本人比率が高いほうではありません。「英語を学習するためにワーホリでカナダに行きたい!」という方は、日本に近い西側のバンクーバーよりも、東側の大都市トロントにワーホリに来る方がおすすめです。
トロントの最低賃金はカナダ国内でもトップクラスです。トロントがあるオンタリオ州では2022年10月1日時点で、15.50カナダドルの最低時給が設定されています。これは日本円に換算すると1,666円(1カナダドル=107円)となります。東京都の最低時給は2023年時点で1,072円であることから、約1.5倍もの差があることが分かります。高い水準の給料を受け取って、ワーホリで貯金できるようにうまくやりくりする留学生も大勢います!
トロントは近隣の自然を活かした観光産業が発達している都市です。そのため、ワーホリに最適な仕事や職種の求人が多いのが特徴!ここからは、トロントでワーホリする場合におすすめの仕事について、業務内容や目安の時給を踏まえて解説します。
ホテルフロントマンは、お客様の受付やチェックイン手続きを担当する仕事です。トロントでは、時給は平均約15〜20カナダドル程度です。ホスピタリティ業界での経験が得られることや、接客によって英語力の向上が期待できるため、「英語+ホスピタリティ」を目的に留学するワーホリ生に向いている職種と言えます。
トロントには、日本食レストラン、中華料理屋、ベトナム料理屋など、世界各地の料理が楽しめるレストランが豊富にあります。そこでは、注文の受け付けや料理の提供、お客様とのコミュニケーションが主な業務です。時給は平均約12〜18カナダドル程度です。多くの選択肢の中から自分にあった雰囲気のお店を選択できることがワーホリ生に人気の理由です。
トロントは、カフェ文化が発達している都市です。ダウンタウンには多くの街喫茶やカフェがあります。そこでは、レジ打ちや顧客対応、コーヒーのバリスタといった業務があります。時給は平均約13〜16カナダドル程度です。リラックスした雰囲気で働けることや、現地の人々と交流できるチャンスがあることから、近年特に人気となっている職種です。
ツアーガイドは、トロントの歴史的な名所や文化を案内する仕事です。トロントには、
といった数多くの観光地があります。時給は平均約15〜25カナダドル程度が相場です。トロントの観光スポットを知り尽くすことができる点や日本人観光客も相手にできることなどがワーホリ生の職種に向いている理由です。
項目 |
費用(日本円) |
ビザ申請料 |
0.5万円 ~ 1万円 |
航空券(往復) |
5万円 ~ 15万円 |
海外保険 |
2万円 ~ 5万円 |
生活費 |
60万円 ~ 100万円 |
授業料 |
0万円 ~ 20万円 |
家賃 |
15万円 ~ 40万円 |
その他 |
3万円 ~ 10万円 |
合計 |
85.5万円 ~ 191万円 |
トロントはワーホリに人気の都市です。これからトロントワーホリをしたいと考えている方に向けて、留学エージェントからワンポイントアドバイス!留学前の不安を払拭しましょう。
トロントは多文化な都市であり、様々な人々と交流する絶好の場所ですが、都市の喧騒や物価の高さがデメリットとなることもあります。一方で、カルガリーやモントリオールといった都市は、比較的穏やかな街並みが広がる場所です。自分のライフスタイルや好みに合わせて、都市部での生活を検討するか、より落ち着いた郊外を選ぶかを検討しましょう。
トロントには多くの日本食レストランや日系企業が存在します。これによって、ホームシックや日本食の恋しさを和らげることができるでしょう。また、仕事を探す際には日本とのつながりを活かすことが大切です。当然ですが、トロントでは日本人はレア人材です。日本人というだけで日本食レストランや日系企業で働くことができる場合もあります。仕事探しに苦戦した時には、日本人としてのアドバンテージを活かせる職業を選択してみるのがおすすめです。
トロントを含むカナダ全体で物価が上昇している傾向があります。
2000年から2023年までの23年間では物価は約1.5倍に上昇しています。直近30年間物価が変わらなかった日本のことを考えると、カナダの留学費用は年々高くなっていることが分かります。
ワーホリ期間中は、生活費やレジャーにかかる費用を計画的に管理し、予算を立てておくことが重要です。節約術やローカルの情報を活用して、経済的な負担を軽減しましょう。
画像引用・参考:世界経済のネタ帳「カナダの消費者物価指数の推移」
最後にワーホリ生にうれしい情報を伝えます!トロントでは健康保険制度が整っており、ワーホリ参加者も健康保険を利用できます。これにより、急な病気やけがが発生しても、診療、治療の費用の大部分がカバーされるため、安心して滞在を楽しむことができます。トロントはカナダ国内でも社会福祉制度が充実しているため、1年以上の長期留学者にはおすすめの場所です。
トロントは、治安と気候がよくて英語の質も高いのが特徴の街です。また、日本人比率が低い一方で、日本食レストランや日系企業もあるため、ワーホリには最適な環境であると言えるでしょう。また、トロントの最低賃金は東京の最低賃金(2023年時点)に比べて、約1.5倍も高いのが魅力です。約1年のトロントワーホリ期間中に、貯金を大きくして日本に帰ってくるのも賢い選択肢の一つと言えそうです。
なお、ワーホリにはビザの申請が必須です。留学エージェントIAJPでは、ワーキングホリデービザの申請のサポート、留学準備に関する相談を無料で行っています。ぜひお気軽にお申し付けください!
野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。