

最終更新日:2025年5月5日
「カナダと日本の文化の違いは?」
「カナダでしてはいけないジェスチャーはある?」
「カナダで食事するときに気をつけることは?」
カナダは、日本から留学する人が多い国のひとつです。2022年度には、6,735人がカナダへ留学しており、国別に見るとアメリカに次いで2番目に多い留学先です。留学先として人気のカナダですが、日本とは異なるさまざまな文化や習慣があります。留学前に理解しておくことで、安心できるでしょう。
そこで本記事では、カナダの特徴やカナダと日本の生活面の違いについて解説します。カナダと日本の食文化の違いや、知っておくべきカナダのジェスチャーについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
参照:「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について|文部科学省

カナダの特徴は、以下の3点です。
1.国内でも時差がある
2.公用語は「英語」と「フランス語」の2種類
3.フレンドリーな国民性
それぞれ、詳しく解説します。
カナダの東部と西部では、最大4時間の時差があることが特徴です。カナダの面積は998.5平方キロメートルと広いことから、時差が発生します。
また、アメリカやヨーロッパなどで一般的な「サマータイム」が導入されていて、3〜11月は時間が1時間早まります。カナダへ留学する場合は、しっかりと時間を合わせておくことが必要です。
参照:カナダ基礎データ|外務省
カナダの公用語は「英語」と「フランス語」の2種類です。カナダは、イギリスとフランスの植民地であった歴史があることから、両国の公用語が用いられるようになりました。
そのため、街中で売られている商品の品質表示は、英語とフランス語の両方が書かれています。
カナダはフレンドリーな国民性が特徴で、知らない人でも気さくに声を掛け合う場面が多く見られます。
電車やバスを待っているときは、隣にいる人と世間話をしていたり、バスを乗り降りする際は、運転手に「Good Morning!」と挨拶したりすることが一般的です。留学中に、知らない人から「Hi!」と挨拶された場合は、気軽に返事をすると良いでしょう。

カナダと日本の生活面での違いは、以下の5点です。
1.道路は右側通行が基本
2.チップを支払う文化がある
3.商品の返品や交換が一般的
4.落とし物は交番ではなくLost&Foundへ届ける
5.公共のトイレが少ない
それぞれ詳しく解説します。
日本の道路は左側通行が基本ですが、カナダの道路は右側通行が基本です。また、右側通行のカナダでは、バスの乗車扉も右側にあります。
はじめのうちは慣れないかもしれませんが、少しずつ慣れるはずですので安心してください。
カナダは日本とは異なり、チップを支払う文化があります。チップは、サービスを受けたら払わなければいけないお金で、サービス料に対して15〜20%程支払うことが一般的です。
レストランやデリバリー、美容院、タクシーなどを利用したときにはチップが必要で、現金やクレジットカードで支払えます。どうしてもチップを支払いたくない場合は、外食せずに自炊やテイクアウトで済ませましょう。
カナダでは、商品の返品や交換が一般的に行われます。具体的な理由は不要で、「好みではなかった」「思っていた商品と違った」という理由でも、90日以内であれば返品や交換が可能です。
また、プレゼントとしてもらったギフトも返品や交換ができます。一般的に、プレゼントの中に「ギフトレシート」と呼ばれている金額が明記されていないレシートが入っています。ギフトレシートをお店に持っていくことで、他の商品やギフトカードと交換することが可能です。
カナダで落とし物を拾った場合は、ショッピングモールなどに設置されている「Lost&Found」へ届ける必要があります。カナダに警察署は存在しますが、日本の交番のような場所がありません。
そのため、万が一カナダで落とし物をした場合は、Lost&Foundへ問い合わせましょう。ただし、クレジットカードやパスポートなどを盗まれた場合は、カナダの警察に届け出を出し、日本領事館へ連絡することが必要です。
カナダは、日本と比較すると公共のトイレが多くありません。たとえば、地下鉄の駅構内の公共トイレは、主要駅にしか設置されていません。飲食店に設置されているトイレは、専用の鍵や暗証番号が必要なケースもあります。
また、カナダのトイレは個室の扉の上下部分が大きく開いていることがあります。「周りから見られる」と不安に思うかもしれませんが、防犯を目的としていることが理由です。日本のように、完全個室の公共のトイレが多くあるわけではないため、注意しましょう。

カナダと日本の食文化の違いは、以下の4点です。
1.食事中に音を立ててはいけない
2.基本的に食べ物はシェアしない
3.店員を呼ぶときは大声を出さない
4.お酒にはさまざまな制限がある
それぞれ詳しく解説します。
カナダでは、スープや汁物を飲むときや麺類をすするときに音を立てることは、マナー違反であると考えられています。
特に、麺類をすする音は「noodle harassment」と呼ばれ、嫌がられる可能性があります。そのため、カナダで食事するときは、できるだけ音を立てないように注意しましょう。
カナダでは、一人ずつ自分の料理を注文するスタイルが一般的です。日本では、鍋や唐揚げ、焼き鳥などを複数人でシェアする食べ物がありますが、カナダでは基本的に食べ物はシェアしません。他の人が注文した料理を取ったり分け合ったりすることはマナー違反になるため、注意が必要です。
ただし、中華料理のように大皿で提供される料理や、親しい間柄でお互いの同意がある場合はシェアする場合もあります。不安に思った場合は、事前に確認すると良いでしょう。
カナダの飲食店で店員を呼ぶときは、店員さんにアイコンタクトで知らせます。大声を出したり手をあげたりすることは、避けた方が無難です。
基本的にカナダの飲食店は、テーブルごとに担当の店員さんが決められています。担当の店員さんに視線を送れば気づいてくれるため、焦らずに待つことが大切です。
カナダは、お酒にさまざまな制限があります。たとえば、「酒類の提供は◯時まで」と決められている州が多いため、朝までお酒を飲み続けることはできません。
また、カナダでお酒を飲める場所はレストランやバー、自宅のみと法律で決まっており、公園や公共交通機関での飲酒は禁止されています。日本と同じ感覚でお酒を飲んでいると、禁止行為に触れてしまう場合があるため、事前に調べておくことが重要です。

知っておくべきカナダのジェスチャーは、以下の3点です。
1.裏ピースはしてはいけない
2.指をクロスさせると「幸運を祈る」という意味
3.ハグをする機会が多い
それぞれ詳しく解説します。
手の甲を相手に向けたピースである「裏ピース」は、カナダではしないように注意しなければいけません。カナダでの裏ピースは、相手を侮辱する意味を表すためです。
カナダで写真撮影するときは、裏ピースではないポーズをするように心がけましょう。
カナダでは、人差し指と中指をクロスさせるハンドサインを「Crossed fingres」と呼び、「幸運を祈る」という意味が含まれています。
クロスさせた指を見せるだけで、「応援しているよ」という意味を伝えることが可能です。友人が試験を控えていたり、面接を控えていたりするときは、使用することで喜んでもらえるでしょう。
カナダでは、家族や親しい友人の間でハグをする文化があります。初対面でハグをすることはほとんどありませんが、仲良くなるとハグをする機会があるため、覚えておくと安心です。
また、ハグの代わりにグータッチや握手などをする場合もあります。

カナダと日本は生活面において、さまざまな違いがあります。たとえば、カナダには日本にはないチップを支払う文化があったり、日本よりも公共のトイレが少なかったりします。また、食文化においてもさまざまな違いがあり、日本では良いとされていることがマナー違反となる場合もあるため、注意が必要です。
他にも、カナダのジェスチャーには、日本とは異なる意味が含まれている場合があります。特に、日本で写真を撮るときに使われる「裏ピース」は、カナダでは侮辱の意味となるため、使用しないように注意しましょう。
今回紹介した内容以外にも、カナダと日本では異なる文化や習慣が多くあります。カナダへ留学する場合は、あらかじめ日本との違いについて調べておくことで、役立てられるでしょう。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。