

最終更新日:2025年9月1日
目次
「30歳を超えてもカナダワーホリに行ける、はホント?」
「セカンドワーホリと一般的なワーホリとの違いは?」
「カナダワーホリが最長2年間になったことの影響は?」
2025年4月1日から日本国籍の方は、カナダのワーキングホリデーに人生で2回まで申請できるようになりました。この情報と混同しやすいのが「セカンドワーホリ」と呼ばれるROワーホリです。
そこで本記事では、カナダのROワーホリのメリットや一般的なワーホリとの違い、申請条件・費用について解説します。また、ROワーホリを申し込む方法や注意点についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

カナダのROワーホリとは、政府認定団体(Recognized Organization)を通じて申請する特別なワーキングホリデービザです。具体的には、こちらのメリットがあります。
1.ROワーホリは枠が少なく倍率が高い
2.ROワーホリは永住権申請の職歴に加算される
3.ROワーホリの応募は毎年1月ごろから先着順で決まる
それぞれの特徴を解説します。
ROワーホリの最大の特徴は競争率の高さです。通常のワーホリが抽選制であるのに対し、ROワーホリは先着順での受付が主流で、枠数も日本人全体で年間数百名程度と非常に限られています。
カナダ政府認定のRO団体は語学学校や留学エージェントなど複数存在しますが、どの団体も枠の争奪戦となるため、情報収集と迅速な行動が成功の鍵となります。エージェント経由での申請は事前準備や優先枠の確保により、個人申請よりも成功率が高まる傾向にあります。
ROワーホリの大きなメリットは、永住権申請時の職歴として認められることです。カナダ永住権(Express Entry)でポイント加算対象となる職歴は、「フルタイム勤務」「有給雇用」のほかに、「連続12か月以上の職務経験」があります。
通常のワーホリビザは「オープンワークパーミット」であり合法的に働けるので、条件を満たせば職歴にカウントすることは可能です。ただし、1年間しか働けないため、カナダ国内の経験だけでは12か月に満たないことが多いことがデメリットと言えます。
一方で、ROワーホリは 最長2年の滞在が可能であるため、カナダ永住権申請に必要な 1年以上の職歴要件を満たしやすいと言えます。とくに「NOC(National Occupational Classification)」に該当するスキルワーカーとしての職歴を積むことで、Express Entryシステムでの高得点獲得につながります。
ROワーホリの募集は例年1月頃から始まりますが、枠の少なさから数日から数週間で満枠となることがほとんどです。語学学校系のRO枠は学校によって申請時期が異なる場合もあるため、複数の選択肢を常にチェックしておくことが重要です。
成功の秘訣は事前準備にあり、英文履歴書、残高証明書、パスポートの有効期限確認など、必要書類を年末までに完璧に準備しておくことが必須です。申請開始の告知から実際の受付まで数日しかないケースも多く、準備不足により絶好の機会を逃してしまう申請者も多いので注意しましょう。

ROワーホリが「セカンドワーホリ」と呼ばれる最大の理由は、通常のワーホリが一生に一度しか利用できなかった(※)のに対し、RO団体を通じれば再度ワーホリビザを取得できることです。
年齢制限も通常の30歳から35歳まで延長されているため、30歳でワーホリを使い切った「ギリホリ」経験者にとって貴重な再チャレンジの機会となります。
元ギリホリの方々の多くが、初回のワーホリで得た語学力や現地ネットワークを活かし、ROワーホリでより質の高い就労体験を積むことに成功しています。とくに永住権申請を視野に入れた戦略的なキャリア形成において、セカンドワーホリは非常に有効な選択肢となっています。
(※2025年4月1日より、日本国籍保持者のカナダワーホリが生涯で二度申請できるようになりました。)
【2025年最新】日本国籍者はカナダのワーホリが生涯2回まで可能に!年齢条件や申請方法、抽選状況を解説

カナダのワーホリ制度には、一般ワーホリに加えてROワーホリがあり、ROは「セカンドワーホリ」と「ヤングプロフェッショナル」の2種類に分かれます。
| 項目 |
ROビザ (セカンドワーホリ) |
ROビザ(ヤング プロフェッショナル) |
通常ワーホリ |
|---|---|---|---|
| 年齢制限 | 18~35歳 | 18~35歳 | 18~30歳 |
| 参加枠 |
ごくわずか (少人数・抽選制) |
ごくわずか (少人数・抽選制) |
約6,500人/年 |
| 取得回数制限 |
一生で2回まで (RO枠合計) |
一生で2回まで (RO枠合計) |
一生で2回のみ (2025年4月1日より) |
| 仕事の自由度 |
自由に選択可能 (オープンワーク) |
雇用主・職種が限定 (雇用主指定) |
自由に選択可能 (オープンワーク) |
| ビザ有効期間 | 最大1年 | 最大2年 | 最大1年 |
| ジョブオファー | 不要 |
必要 (事前に雇用契約が必要) |
不要 |
| 永住権申請への有利さ | カナダでの職歴はPR申請にカウント可能。ただし期間に注意。 | カナダでの職歴はPR申請にカウント可能。 | カナダでの職歴はPR申請にカウント可能。ただし期間に注意。 |
一般ワーホリは18~30歳が対象で、就労・就学・旅行を自由に組み合わせられる1年間の柔軟なビザです。セカンドワーホリは35歳まで申請可能で、過去にワーホリを経験した人も再挑戦できる点が特徴です。
一方、ヤングプロフェッショナルは雇用主と職種が限定されますが、最大2年間働け、職歴は永住権申請により有利に評価されやすい制度です。

カナダのROワーホリは、通常のワーホリより柔軟で申請可能年齢も広いですが、申請時には共通して満たすべき条件があります。
・カナダに入国できる資格があること
・パスポートの有効期限が滞在期間をカバーしていること
・最低2,500カナダドル以上の資金を所持していること
・往復航空券を所持、または購入可能な資金があること
・滞在期間をカバーする医療保険に加入すること
・健康診断や無犯罪証明が必要になる場合があること
・過去に犯罪歴や不法滞在歴がないこと
・申請時の年齢が18歳以上35歳以下であること
・扶養家族を帯同しないこと
・プログラム参加費を支払えること
(※ヤングプロフェッショナルの場合はカナダでのジョブオファーがあること)
とくに資金証明や保険加入などの実務的な要件に加え、RO団体が独自に求める英語力や推薦状などの条件もあるため、事前準備が欠かせません。
ROワーホリの費用は、申請方法やプログラムの内容によってさまざまです。まず、通常ワーホリと同じく、カナダ政府への申請料約365カナダドル(ビザ申請料とバイオメトリクス費用を含む)が必要です。
これに加えて各RO団体への手数料が発生し、団体によって数万円から20万円超と大きく幅があります。また、語学学校系のRO枠では授業料との抱き合わせが一般的です。たとえば、2025年度は7,520カナダドル(約80万円)でROワーホリ枠を準備している語学学校がありました。
一方で、自分で直接カナダ政府認定RO機関に申し込んだ場合は、総額20万円から50万円程度を見込んでおくと安心です。費用対効果を考慮し、サポート内容と費用のバランスを慎重に検討することが大切です。
【2025-2026年】カナダワーキングホリデーとは?費用、申請ガイド、ビザ発行など最新情報をご紹介!

カナダのROワーホリを申し込むためには、こちらの3つの選択肢があります。
1.語学学校のRO枠を申請する
2.留学エージェントの独自枠を申請する
3.カナダ政府認定機関に自分で申請する
それぞれのメリット・デメリット、申し込む方法について解説します。
語学学校のRO枠は、一定期間の語学コースへの申し込みとセットでワーホリビザ申請資格を得る方法です。多くの学校では8週間から24週間程度のコース受講が条件となっており、英語力向上とワーホリを同時に実現したい方に適しています。
語学学校で基礎英語力を固めてからワーホリ生活をスタートした方が、現地でのお仕事探しや生活適応により成功している傾向があります。ただし学費と生活費の両方が必要となるため、十分な資金準備が必要です。学校選びでは立地、カリキュラム内容、RO枠の確保実績を総合的に判断することが重要です。
日本の留学エージェントがRO認定を受けている場合、独自の枠を通じて申請できます。この方法の最大のメリットは、手続きの代行サポートと現地での継続的なフォローアップが受けられることです。
とくにカナダ専門留学エージェントでは、申請書類の作成から現地での就職活動サポート、緊急時の対応まで包括的なサービスを提供しています。
英語での手続きに不安がある方や、初めての海外長期滞在となる方には、専門知識を持つエージェントのサポートが成功率を大幅に向上させます。費用は個人申請より高くなりますが、リスク軽減と成功確率の向上を考慮すると、投資価値は十分にあると考えています。
カナダ政府認定のRO機関に直接申請する方法は、費用を最も抑えられる選択肢です。しかし英語での複雑な手続きや書類管理を全て自分で行う必要があり、相当な語学力と準備期間が求められます。
私の経験では、IELTS7.0以上の英語力と海外での手続き経験がある方でないと、スムーズな申請は困難な傾向があります。申請書類の不備による却下リスクも高く、枠が限られている中で再申請の機会は期待できません。
費用面でのメリットは大きいものの、失敗した場合の機会損失を考慮すると、よほど英語力と手続き経験に自信がある方以外にはおすすめできない方法というのが正直な見解です。
カナダのROワーホリを自分で申請するときには、いくつかの注意点があります。
1.申請期限内に手続きを完了させる
2.記入する情報や提出する書類は正確に
3.ROビザが取れないリスクも考慮する
それぞれ解説します。
ROワーホリの申請で最も重要なのは、限られた募集期間内での確実な手続き完了です。過去の実績を見ると、多くのRO枠は募集開始から数日から数週間で満枠となるため、スピードが成功を左右します。
必要書類は事前に全て準備し、募集開始と同時に申請できる状態にしておくことが必須です。私がサポートしてきた申請者の中でも、書類準備の遅れにより絶好の機会を逃してしまったケースを数多く見てきました。
パスポートの有効期限確認、英文履歴書の作成、残高証明書の取得など、時間のかかる準備は年末までに完了させておくことを強く推奨します。
ROワーホリの申請では、わずかな記入ミスや書類の不備でも却下される可能性が高く、細心の注意が必要です。パスポート情報、英文履歴書、残高証明書の内容に矛盾がないか入念にチェックし、全ての書類で名前の表記や日付形式を統一することが重要です。
とくに自己申請の場合は第三者によるチェックを受ける機会が少ないため、家族や友人にも確認してもらうなど、複数回の見直しを行うことがおすすめです。完璧な書類準備こそが、限られた枠を確実に掴む最も重要な要素です。
ROワーホリは申請が殺到するため、完璧に準備をしても必ず取得できるとは限りません。そのため申請時には必ず「プランB」を用意しておくことが重要です。
学生ビザでの語学留学から現地での就職活動、観光ビザでの短期滞在での情報収集など、代替案を複数検討しておくことで、ROワーホリが取れなかった場合でもカナダでの目標達成に向けて前進できます。
とくに永住権申請を目指す方には、ROワーホリ以外の滞在方法でも職歴やカナダでの実績を積むことで、将来的な永住権取得への道筋を維持することが可能です。

ROワーホリは「セカンドワーホリ」として、ワーホリ経験者や30歳を超えた方々にとって貴重な再チャレンジの機会を提供しています。永住権申請への有効なステップとしても機能するため、将来的なカナダ移住を考える方にはとくに価値の高いビザです。
しかし、申請競争は年々激化しており、限られた枠を確実に掴むためには専門的な情報収集と戦略的な準備が不可欠です。自力での申請はリスクも伴うため、経験豊富な留学エージェントを活用することで成功確率を高めることができます。
IAJP留学センターでは、カナダワーホリの申請サポートから現地での生活アドバイス、永住権申請まで一貫したサービスを提供しており、あなたのカナダでの夢の実現を全力でサポートいたします。相談料は完全無料ですので、安心して公式LINEまたは問い合わせフォームよりご連絡ください。

野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。