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カナダワーホリの英文履歴書(レジュメ)とは?CVやカバーレターの違い、志望動機の書き方やテンプレート、仕事探しのコツ解説

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最終更新日:2025年1月29日

「ワーホリの仕事探しで必要なレジュメとは?」

「志望動機や自己PRの書き方やテンプレはある?」

「目に留まりやすい英文履歴書とカバーレターの特徴は?」

 

ワーキングホリデーの仕事探しで避けては通れないのが英文履歴書(レジュメ・CV)カバーレターの作成です。一方で、日本の企業面接に持参する一般的な履歴書とは内容が異なるため、作成に戸惑う方も多いでしょう。

 

そこで本記事では、ワーキングホリデーの英文履歴書(レジュメ)とカバーレターの書き方やテンプレートを紹介します。また、記載する志望動機や仕事探しのコツ、注意点についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

ワーキングホリデーに 行かれる方へ

カナダの英文履歴書(レジュメ・CV)とは?

カナダを含む英語圏の国で仕事探しをするときに、「英文履歴書(とくにレジュメ)」をほぼ必ずと言っていいほど作成します。ここでは、カナダの英文履歴書の種類や日本の履歴書との違い、作成のルールや渡すタイミングについて詳しく解説します。

 

レジュメ(resume)とCV(curriculum vitae)の2種類に分かれる

カナダの英文履歴書は、記載している内容によって、「レジュメ(resume)」と「CV(curriculum vitae)」の2種類に分かれることが一般的です。

 

項目

レジュメ(Resume)

CV(Curriculum Vitae)

ページ数

1ページから2ページ程度

数ページ以上にわたることがある

記載内容

スキルや実績

学歴、研究、出版物など

職歴の表示形式

逆年代順

時系列順

使用国

アメリカ、カナダなど

イギリス、アイルランド、アジア圏など

 

英文履歴書のなかでも、CVはレジュメよりも詳細な内容を記載するため、ページ数も多くなる傾向があります。

 

日本の履歴書はCV寄りに作られているため、とくに日本人留学生はこの2つをよく混同してしまいがちです。カナダのワーホリで仕事探しをする場合は、よほどレジュメがあれば大丈夫です。ただし、一部の企業ではCVを採用している場合があるため、面接先の企業が求めている英文履歴書を提出するようにしましょう。

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)と日本の履歴書の違い

カナダの英文履歴書(レジュメ)と日本の履歴書は、フォーマットや記載内容、アピールポイントなどが違います。

 

たとえば、日本の履歴書では、氏名、住所、学歴、職歴、資格などが、あらかじめ記載されていることが一般的です。どちらかというとCV(curriculum vitae)寄りのこのフォーマットは「100円ショップ(100均)」などでも売られており、日本人には馴染み深いものであると言えます。

 

一方で、カナダを含む英語圏の英文履歴書(レジュメ)は、厳格に決まったフォーマットがありません。記載内容は、連絡先情報、職歴、学歴、スキルなど、比較的シンプルです。

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)に使える用紙や形式

英文履歴書(レジュメ)は、パソコンでタイピングして作成する暗黙のルールがあります。日本では、決まったフォーマットに手書きで情報を入力することが一般的ですが、カナダを含む英語圏の国では活字が好まれる傾向があります。

 

また、レジュメは、縦型A4サイズ1ページから2ページ程度でまとめることが好ましいです。マイクロソフトワード(Word)「Googleドキュメント」などの使い慣れたソフトで、「連絡先情報、職歴、学歴、スキル」などの必須項目を設けて作成しましょう。

 

難しい表現が使われていたり、必要以上に敬語が使われているものよりも、短い文章で自分の能力を示している、誰にとっても分かりやすいものが好まれます。レイアウトや装飾などは自由度が高いため、オリジナリティを出して魅力的なレジュメに仕上げましょう。

 

参照:Word|Microsoft

参照:document|Google

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)の渡し方やタイミング

カナダを含む英語圏の国では、ホームページの採用ページや記載しているメールアドレス宛で、英文履歴書(レジュメ)をオンライン提出する方法が一般的です。企業側の採用担当者は、レジュメの内容を見たうえで、気になる候補者に面接依頼の連絡をします。

 

日本では、先に企業に郵送、または面接のときに持参して、その情報をもとに質疑応答をする形式で採用面接が行われます。カナダでは、レジュメを渡すタイミングはリクルートの一番最初であることを覚えておきましょう

 

「はじめましてはレジュメから!」それほど、レジュメは企業側にとって採用・不採用を判断するうえで大事な要素の一つです。

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)に記入する6つの項目

カナダの英文履歴書(レジュメ)に記載する内容は、以下の6つです。

 

1.個人情報(名前・住所・連絡先など)

2.志望動機(Objective)

3.スキルや資格(Skills and Qualifications)

4.職歴(Work Experience)

5.学歴(Education)

6.個人のプロフィール(Personal Profile)

 

ここからは、それぞれの項目の書き方について解説します。日本の履歴書との違い、ポイントを抑えて、「受かるレジュメ」を目指しましょう。

 

1.個人情報(名前・住所・連絡先など)

英文履歴書(レジュメ)の最初に載せる項目は、ずばり「あなたの名前」です。カラーをつけてみたり大きさを調節したりしてオリジナルな書き出しにしましょう。コツは「でかでかと」!

 

続いてワーホリ期間中の住所と電話番号、メールアドレスといった個人情報を書きます。「ホームステイ先が見つかっていない…」など、住所が確定していない場合は、書かなくても問題ありません。

 

また、注意が必要なのがビザについての記載です。企業によってはワーホリビザというだけで選考対象外としたり、ビザの期限が近いため相手にしなかったりということも頻繁にあります。

 

志望する職種によってビザの記載は控えておくのがいい場合もあります。カナダに住む友達や語学学校の担当講師、ワーホリの仕事探しのサポーターなどに一度アドバイスを求めることもおすすめです。

 

2.志望動機(Objective)

「なぜこの企業を選んだのか?」

「なぜこの役職を志望するのか?」

 

企業側にとって一番興味がある項目です。志望動機は下で解説しているカバーレターに記載することもできます。レジュメに記載する場合は、3文程度で簡潔にまとめると好印象を与えられます

 

記載内容は、次に記載する職歴や学歴と絡めるとベストです。さらに、あなた自身の性格やパーソナリティに焦点を当てた内容でも、目に留まりやすいレジュメになる可能性が高まります。

 

3.スキルや資格(Skills and Qualifications)

あなたの持っているスキルや資格について箇条書きで書きます。志望する職種によってアピールすべきポイントは変わってきます。

 

たとえば、バックオフィス業務の仕事に応募する場合、マイクロソフトのワード(Word)やエクセル(Excel)がスムーズに操作できることなどは、いいアピールポイントとなります。

 

一方で、カフェバリスタの求人に応募する場合、コンピューター検定や数学検定などのスキルは、あまり効果的なアピールとは言えません。応募する仕事や職種に関連度が低い資格・スキルは、バンバン省略・簡素化して構いません。

 

4.職歴(Work Experience)

職歴は最新のものから順に記載していきます。希望する職種に近い業種の職歴を持っている場合は、「どのくらいの期間、どこの職場で、どのようなポジションで働いてきたのか」など、内容をしっかり含めましょう。

 

一方で、単発のアルバイトや希望する職種から離れている職業については特段記載する必要はありません。ただし、オフィス業務の応募だからと言って「直近5年間はトラックドライバーとして勤務していた」という内容を省いてしまうと、「空白の期間は何をしていたのかな?」と企業側も疑問に思ってしまう可能性があります。

 

自然な範囲でわかりやすく職歴を取捨選択してまとめていきましょう。

 

5.学歴(Education)

学歴は、職歴と同じように最新のものから順に記載していきましょう。たとえば、大学卒業資格を保持している方は、以下のように学歴を記載します。

 

「〇〇大学〇〇学部卒業→△△高校卒業→××中学校卒業」

 

学歴の欄には、専攻している分野・学部に加えて、学会の受賞歴やボランティア活動での表彰歴など、受け取った賞についての情報も記載しておきましょう

 

6.個人のプロフィール(Personal Profile)

志望動機(Objective)と個人のプロフィール(Personal Profile)の項目は、英文履歴書(レジュメ)の中で唯一自分の思いや熱量を伝えることができる場所です。とくに個人のプロフィールは、以下のようなアピールポイントを書くことが効果的です。

 

「お客さんに感謝された実績があります!」

「接客が丁寧と言われていました!」

 

限りある用紙のスペースの中で、志望動機と個人のプロフィールで内容が被ってしまうのはとてももったいないです。そのため、「志望動機は経歴重視、プロフィールは実績重視」と使い分けることがおすすめと言えます。

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)の書き方のコツ・ポイント

採用担当者に刺さる英文履歴書(レジュメ)を書くためには、以下の3つのポイントを抑えましょう。

 

1.レジュメ作成ツールを活用する

2.スペルミスのチェックを怠らない

3.応募する職種・役職ごとに内容を書き換える

 

それぞれ解説します。

 

1.レジュメ作成ツールを活用する

まず一つめのポイントは、英文履歴書作成ツールの活用です。「何から手をつけていいかわからない…」という初心者の方に特におすすめの方法と言えます。

 

たとえば、無料で豊富なデザインテンプレートから英文履歴書が作れる「Canva」は、初心者の方から上級者の方まで使い勝手が良いです。イメージを膨らませるためにもテンプレートをいくつか眺めてみることをおすすめします。

 

執筆参考:Canva「英文履歴書・英語レジュメ作成ツール」

 

2.スペルミスのチェックを怠らない

二つめのポイントは、完成したレジュメのスペルミスチェックを怠らないことです。履歴書は作文と違って単語数が少ないため、誤字脱字がより目立ってしまいます

 

たとえば、マイクロソフトワード(Word)やGoogleドキュメントの拡張機能を活用することで、誤字がある部分を瞬時に下線で知らせてくれます。また、チャットGPTなどのAIツールに文章を入力して、誤字脱字や表現のチェックを依頼することも効果的です。

 

「細かいところに目を配る(attention to detail.)」ができる人材ほど、企業側は採用したい気持ちが高まります。レジュメを提出する前に、必ず第三者の目を入れるかチェックツールで確認しましょう。

 

3.応募する職種・役職ごとに内容を書き換える

三つめのポイントは、応募する職種ごとにレジュメの記載内容を調整することです。たとえば、一つの飲食店に向けたレジュメでも、ホールスタッフ・キッチンスタッフ・デリバリースタッフのそれぞれに求められるスキル・経験は違います。

 

とくに職歴や学歴の欄はレジュメを使いまわしてしまいがちですが、可能であればなるべく控えるようにしましょう。一からアレンジを加えたレジュメを作成した方が、熱意や誠意が伝わりやすく、採用される確率も高くなるでしょう。

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)を記入するときの注意点

カナダの英文履歴書(レジュメ)を記入していくときに、以下の3つに注意することが重要です。

 

1.動詞や形容詞から書き始める

2.性別・年齢・顔写真・通勤時間は記入しない

3.和製英語・カタカナ英語を使用しない

 

それぞれ解説します。

 

1.動詞や形容詞から書き始める

英文履歴書(レジュメ)は、動詞や形容詞から書き始めることを意識しましょう。文章を主語から始める場合、ネイティブスピーカーは「その文章は主語にフォーカスしているんだな!」という印象を持ちます

 

レジュメの主語はほぼ必ず一人称(私・I)であるため、省略することが一般的です。また、動詞や形容詞から文章を始めることで、ワクワク感やインパクトを読み手に与えられます。

 

たとえば、「この経験に基づいて(Based this experience,)」「〇〇の職や仕事を探す(Looking for a position of 〇〇)」などの表現方法は、簡潔でわかりやすい印象を相手に持たせることが可能です。

 

2.性別・年齢・顔写真・通勤時間は記入しない

英文履歴書(レジュメ)には、性別や年齢、通勤時間などを記載する必要はありません。また、日本の履歴書のように顔写真(証明写真)をのり付けする必要もありません。

 

カナダを含む英語圏の国では、その人の見た目(容姿)や生年月日、ジェンダーなどの外見的要素ではなく、能力や熱意を採用基準にしているためです。結果的に、レジュメに記載する個人情報は最小限となっています。

 

その代わりに、いかに自分のスキルや経験を伝えるレジュメに仕上げられるかが重要な要素です。シンプルで読みやすい一方で、あなたのパーソナルな部分がわかる内容の濃いレジュメに仕上げましょう。

 

3.和製英語・カタカナ英語を使用しない

英文履歴書(レジュメ)を記入するうえで注意しておきたいのが、和製英語・カタカナ英語です。和製英語とは、日本で作られた英語のような言葉です。また、カタカナ英語は英語を由来として日本語訛りで定着した言葉です。

 

和製英語の代表例

・アイスコーヒー

サラリーマン

ノートパソコン など

カナカナ英語の代表例

・マネージャー

・ウイルス

・マネジメント

・リーダーシップ など

 

レジュメの内容を記入するときに、日本人はついつい和製英語・カタカナ英語を使用してしまいがちです。また、書いている本人は間違っている感覚はない場合がほとんどと言えます。外国人の友達や語学学校の講師などにチェックしてもらい、和製英語・カタカナ英語を発見することがおすすめです。

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)のテンプレート

ここまで英文履歴書(レジュメ)の記入項目や書き方のコツや注意点について触れてきましたが、「どうしても最初はテンプレを使いたい…」という方もいるでしょう。

 

以下はベーシックなレジュメのテンプレート(Googleドキュメント)です。「ファイル」→「コピーを作成」して使用できます。

 

 

採用担当者に刺さるレジュメは、オリジナルなデザイン、文章のものがほとんどです!!テンプレートの文章は参考にしても丸パクリはしないようにしてください。

 

カナダの英文履歴書(レジュメ)と合わせて提出するカバーレターとは

カバーレターとは、英文履歴書(レジュメ)と一緒に送る企業への挨拶状のようなものです。レジュメと同じく縦型レターサイズ1ページに収まるように作成します。

 

ここでは、カバーレターを書く意味やメリット、内容、サンプル例を紹介します。

 

カバーレターを書く意味・メリット

アルバイトの求人に応募する場合は、企業側から要望がない限り、カバーレターは必須ではありません。一方で、「絶対にここに受かりたい!」という熱量のある職場に送ることで、他の候補者との差別化が図れます。

 

また、採用担当者によってはレジュメよりも先にカバーレターに目を通すこともあります。志望動機や自己PRをレジュメ以上に細かく伝えることができるため、効果的に使うことで採用を勝ち取れる可能性が高まります。

 

カバーレターに書く内容

冒頭に名前、住所、電話番号といった個人情報を記入します。また、記入した日付、担当者の名前と役職、会社の名前を書き、本文に続きます。本文では主に以下の内容を記載します。

 

・自己紹介・自己PR

・志望動機

・スキルや経験の補足

・志望ポジションへの適合性

・将来の展望や貢献意欲

・締めくくり

 

カバーレターは、企業の採用担当者への手紙です。レジュメだけでは伝えきれない熱意や決意を文章で伝えましょう。

 

カバーレターのサンプル

画像引用:カバーレター(cover letter)とは?正しい書き方ガイド【テンプレート付き】|doda

 

カナダワーホリは英文履歴書(レジュメ)とカバーレターで仕事探し!

カナダでの仕事探しは、英文履歴書(レジュメ)とカバーレターの完成度によって難易度が大きく変化します。大前提として、レジュメは以下の項目を含むものを作成しましょう。

 

1.個人情報(名前・住所・連絡先など)

2.志望動機(Objective)

3.スキルや資格(Skills and Qualifications)

4.職歴(Work Experience)

5.学歴(Education)

6.個人のプロフィール(Personal Profile)

 

また、レジュメを記入するときには、簡潔な文章になるように心がけましょう。さらに、ほかの候補者との差別化を図りたいときには、カバーレターも活用することがおすすめです。

 

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