カナダへの半年以内の短期留学なら、留学生は観光ビザのみで滞在が可能です。また、協定により日本人はカナダの観光ビザの発行プロセスをパスできます。そのため、カナダ到着後の入国審査に通過することができれば、語学学校に通うことができます。なお、ビザの申請は不要な一方で、eTA申請は必要です。

今回は、カナダに観光ビザを使って短期留学するときに役立つ情報について触れていきます。サマースクールや短期留学などでカナダに興味がある方は必見です！

カナダの観光ビザとは

カナダ留学に観光ビザを使う場合、その有効期限や特例制度の内容、申請方法について詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。ここからは、カナダの観光ビザの基本情報から未成年者の必要書類までを詳しく見ていきましょう。

カナダの観光ビザの基本情報

カナダを観光したり短期滞在したりするために認められた許可証が観光ビザです。カナダの観光ビザは、観光のみならず友人や家族を訪ねるため、ビジネス会議への参加のためなど、さまざまな目的で利用できます。観光ビザの基本情報についてはこちら！

カナダの観光ビザの取得方法・準備物

カナダの観光ビザは、日本での事前手続きおよびカナダ到着時の申請手続きが免除されています。そのため、カナダでは入国審査を通過することさえ出来れば、カナダの観光ビザを取得したこととして捉えられます。入国審査のときに準備しておく必要があるものはこちら！

• 有効期限が切れていない日本のパスポート
• 帰国のための資金証明または航空券
• 入学許可証（語学学校に通う場合）

【要注意】ビザなしでもカナダのeTA申請は必要

ビザの免除措置が取られている外国人がカナダへ空路で入国するときには、電子渡航認証（eTA）が必要となります。カナダ移民局サイトの情報はこちらからご確認ください！

有効期間は最長5年間ですが、eTAはパスポートに電子リンクされているため、パスポートの有効期限がeTAの有効期限となります。eTAの申請はオンラインで2日から３日程度で完了します。観光ビザの免除があるからといってeTAの申請を忘れないようにしましょう。なお、eTAの申請方法や詳細情報はこちらの記事を参考にしてください。

カナダ電子渡航証「eTA」申請方法について

未成年者（満18歳未満）の場合は追加書類の提出を

カナダに渡航する留学生が未成年者（満18歳未満）の場合は、追加の書類が必要となることがあります。特に、サマースクールなどで未成年者が一人でカナダを訪れる場合、保護者の渡航同意書や招待者（ホストファミリーや受け入れ先の学校）の情報などが求められることがあります。書類の準備を怠ると、入国審査官による審査が長時間に渡る場合があります。また、最悪の場合入国できないという自体にもなりかねません。未成年者の場合は追加書類の準備を進めておきましょう。

【結論】カナダの短期留学は「eTA＋入国審査の通過」でOK

結論から言うと、6か月以内のカナダ短期留学なら、ビザの申請は必要ありません。一方でeTAの申請は必要ですので、両者間違いのないようにしましょう。

短期留学を延長したい方へ

短期留学を延長したい場合、観光ビザの延長申請が必要です。入国時に観光ビザ免除の措置を受けている日本人も延長するときには、申請手続きが必要になります。ここからは、その申請方法の手順と注意点について触れていきます。

観光ビザを延長するときに必要な準備物

観光ビザの延長を申請する手順

カナダの観光ビザ申請には、オンライン申請と郵送による申請の2つがあります。今回は申請の手間や配送費用の負担を考慮して、おすすめであるオンライン申請について手順を解説していきます。

1. MyCICの「アカウント（GCKey）」にログインする
2. 質問項目に回答する
3. 添付書類をアップロードする
4. 申請費用の支払いをする

観光ビザを延長するときの注意点

観光ビザの延長申請には手続きと手数料が必要です。日本人はカナダとの協定により6か月間ビザなしでの滞在が可能となっています。入国時に観光ビザの申請手数料が必要ないため、延長申請を怠ってしまう方が稀にいらっしゃいますので、この点は特に注意しましょう。

また、観光ビザの延長申請はビザが切れる1か月前を目途に行いましょう。有効期限の直前になって申請が通らないということはありませんが、スムーズな審査のために期間にゆとりを持つことをおすすめします。

観光ビザは滞在期間の延長にも使える

カナダに長期で留学または滞在する場合、「学生ビザ＋観光ビザ」もしくは「ワーホリビザ＋観光ビザ」の選択肢も視野に入れましょう。ここからは、ビザ切り替えのポイントや注意点について解説していきます。こちらは、カナダ移民局の公式サイトを根拠に解説していきます。詳細情報に関してはそちらをご覧ください。

延長方法・手順｜学生ビザから観光ビザへ

語学留学のために学生ビザでカナダを訪れた留学生が、正当な理由がありカナダに滞在延長する場合、学生ビザから観光ビザへの切り替えがオンラインで申請できます。注意点としては、観光ビザはアルバイトを含む労働が禁止されているため、学生ビザよりも厳しい目で審査されるということです。申請通貨のポイントは、カナダに滞在しなけらばならない理由を適切に説明できることです。例えば、友人に手伝いを依頼されている（ただし、労働ではないことをはっきり説明できること）などが挙げられます。また、帰国時の航空券の提示や資金証明（1か月にC＄1,000以上）をすることも不法滞在と疑われないためには重要です。

延長方法・手順｜ワーホリビザから観光ビザへ

一度ワーホリビザを取得した方は、ワーホリビザの延長・再申請はできません。そこで、観光ビザにオンライン申請で切り替える手段が選択肢として浮上します。しかし、観光ビザは労働が完全に禁止されているため、ワーホリビザからの切り替え申請についても厳しい目で審査されます。また、滞在延長の理由がしっかり説明できない、または資金証明（1か月にC＄1,000以上）ができないとビザ延長の申請は棄却される可能性が高いです。カナダ滞在を延長して語学学校に通いたいという方は、学生ビザへの切り替えがおすすめです。

カナダの短期留学前にするべきこと

カナダは観光ビザのみで短期留学に行けるという大きな魅力があります。しかし、いくら機関が短いとはいえ、海外留学である事には変わりありません。ここからは、短期留学前に日本でしておくべきことについて紹介していきます。

海外保険に加入しておく

海外保険に加入しておくことは、カナダ留学前に欠かせない準備です。カナダは国民皆保険を採用しているため、外国人が突然の病気や怪我が発生してしまった場合、医療費や治療費は高額となります。カナダは治安がいい先進国というイメージがありますが、都市部の犯罪件数は東京都の3倍から5倍と決して日本とくらべて安全というわけではありません。IAJPでは短期留学にもおすすめできる海外保険について相談と紹介を無料で行っています。詳しくはこちらのページを参考にしてください。

歯科治療を終わらせておく

カナダに行く前に日本で歯科治療を終わらせておくことがおすすめです。留学中に歯のトラブルが起きた場合、治療が長引くことで学業や生活に支障をきたす可能性があります。また、日本での歯科治療を済ませておけば、カナダで高額な治療費を支払う必要もありません。

私自身の体験から言えることは、歯のトラブルが予想以上に学業やプライベートに影響を及ぼすことがあるということです。留学前にしっかりと歯の健康を確認しておくことがスムーズな留学の第一歩となると言えるでしょう。

留学中のスケジュールを立てておく

短期留学では特に、留学中のスケジュールを立てておくことが有意義な留学生活を送るための鍵です。授業、課題、アルバイト、観光など、多岐にわたる予定をあらかじめわかる範囲で整理しておくことで、時間の使い方にメリハリがつきます。毎日の行動の優先順位を明確にしておくことで、「今日は勉強する予定だったのにベットの上で無駄な時間を過ごしてしまった…」ということがなくなるでしょう。

カナダへの短期留学は観光ビザでOK！

カナダに6か月以内の短期留学をしたい場合、一般的には観光ビザのみでカナダに滞在することができます。また、日本のパスポートを持っていればビザ申請の事前手続きや入国時の手続きが必要ありません。一方で、電子渡航認証（eTA）の申請は免除されていません。そのため、ビザの免除措置が取られている外国人が空路でカナダに入国するときにはeTA申請を忘れないようにしましょう。

カナダ専門留学エージェントIAJPでは、eATの申請をはじめカナダ留学に関する多様なサポートを無料で実施しております。希望する場合は、こちらの問い合わせフォームからご連絡くださいませ。