
最終更新日:2023年10月8日
目次
カナダの大都市バンクーバーは公共交通機関が発達しています。日本から空のアクセスもできるバンクーバー国際空港をはじめ、市内を巡回するバス、スカイトレインという無人電車、シーバスと呼ばれるフェリーなど、多くの移動手段があります。
今回は、これらのバンクーバーの公共交通機関をまとめて紹介していきます。複数の移動手段を組み合わせて、バンクーバーの生活を快適なものにしていきましょう。ちなみに、トロントにの公共交通機関についての情報はこちらの記事を参考にしてください。
トロントの公共交通機関まとめ|バス、地下鉄、ストリートカー(路面電車)、シェアバイク、空港
バンクーバーの日常生活の移動では、バス、スカイトレイン(電車)、シーバス(フェリー)の3つの公共交通機関が使われています。なお、この3つはこの後説明するゾーン区分によって料金が設定されています。長距離移動や帰国のときはバンクーバー国際空港を利用し、市内の細やかな移動や深夜帯の帰宅手段としてタクシーが利用されています。また、バンクーバーのダウンタウンを中心に自転車のライドシェアも広がっています。
公共交通機関 |
利用頻度 |
特徴 |
バス |
◎ |
エクスプレス・バスとナイト・バスの2種類があり、住民が最も利用する公共交通機関。 |
スカイトレイン(電車) |
◎ |
自動走行を実施しており、運転手がいない。3路線が設備されており、住民の利用も多い。 |
シーバス(フェリー) |
〇 |
ダウンタウンのWaterfront駅とノースバンクーバーをつなぐ小型フェリー。 |
シェアライド |
◎ |
シェアサイクルや配車サービスがダウンタウンを中心に充実。 |
空港 |
△ |
国際線ターミナルがある大型の空港。 |
タクシー |
〇 |
メーター制度で透明性は高い。観光地や空港、駅付近に多く駐車している。 |
画像引用:「Translink」公式ホームページ
バンクーバーの公共交通機関(路線バス、スカイトレイン、シーバス)の利用料金は、上記のゾーン区分によって決まっています。同じゾーン内の移動は1ゾーン、1つのゾーンをまたぐ移動は2ゾーン、2つのゾーンをまたぐ移動を3ゾーンとして計算します。なお、通勤や通学のために定期券を持っている場合には、定期区間外の部分は差額を追加で支払うことで利用できます。また、平日18:30以降、土日祝は全てのゾーンを1ゾーン料金で利用することができます。
バンクーバーでは、コンパスカード(Compass card)という交通系ICカードが発行されています。現金での支払いよりも割安になるため、基本的にはコンパスカードを発行するのがおすすめ!駅の券売機などですぐに入手することができるため、バンクーバーに到着してすぐの早い段階から作っておきましょう。ゾーンごとの利用料金については、「Translink」公式ホームページから抽出した以下の表を参考にしてください。
距離 |
現金 |
コンパスカード(stored value) |
1DAYパス |
1MONTHパス |
1ゾーン |
3.15 |
2.55 |
11.25 |
104.90 |
2ゾーン |
4.55 |
3.75 |
140.25 |
|
3ゾーン |
6.20 |
4.80 |
189.45 |
*表記はすべてカナダドルです。
バンクーバーのダウンタウンには、市内を巡回する路線バスや街同士を結ぶ急行バスといったエクスプレス・バス、夜間に主要道路を走行するナイト・バスがあります。バンクーバーはこれらのバスの運行本数が多く路線数も多いため、住民の主要な公共交通機関としての役割をはたしています。ここからはそれぞれのバスの特徴と料金、乗り方の解説をしていきます。
バンクーバーでの移動に欠かせないのが路線バス。路線によって違いはありますが、数分から数十分程度の間隔で運行しています。バスのタイプは様々で、2両が連結しているエクスプレス・バス、電動バス、通常バスなどがあります。基本的には運航スケジュール通りにバスは到着しますが、朝や夕方の通勤通学ラッシュ時には遅れが出る場合があります。道路が込み合う時間帯に移動するときには、くれぐれも時間には余裕をもって出発するようにしてください。
バンクーバーの路線バスには、必ずしもすべてのバス停には停車しない急行バスがあります。目印はブルーとグリーンの外装と「R(Rapid)」の文字です。街同士を結ぶ急行バスは、普段の通勤通学はもちろんのこと、郊外へのショッピングやレジャーにも使用されています。
ナイト・バスは夜間にバンクーバーの主要道路を走行する路線バスです。スカイトレイン(電車)の終電の時間以降も運行を行っているため、夜遅くでもバスで自宅近くまで帰ることができます。運行時間の間隔は路線にもよりますが20分から30分程度です。夜分遅くでも公共交通機関を使って移動することができるのが、治安のよい都市バンクーバーの特徴です。
バンクーバーでのバスの乗り方は5ステップです。
料金の支払いの際に現金を使用することも可能ですが、おつりが出ないためその点は注意してください。乗り換えや運行時間の確認は、公共交通機関を運営する会社「Translink」の公式ホームページより行ってください。
スカイトレイン(電車)は、バンクーバー国際空港からバンクーバー郊外までを網羅する無人電車です。「Expo Line」、「Millennium Line」、「Canada Line」の3種類のラインがあります。日中であれば運行時間の間隔は2分から4分程度、夜間は10分から20分程度です。住民の足として路線バスとともによく利用されている公共交通機関です。
スカイトレイン(電車)の乗り方は、日本の電車や地下鉄の乗り方とほとんど変わりありません。駅の改札口でコンパスカードもしくはタッチ決済可能なVISA、Masterのクレジットカード(orデビッドカード)をタッチして入場します。その後はホームに電車がついたら速やかに乗車します。
降車してから駅を出るときは、入場したときのコンパスカードもしくはタッチ決済可能なVISA、Masterのクレジットカード(orデビッドカード)をタッチして改札口をでます。
ウォーターフロント(Waterfront)駅とノースバンクーバーの間には、小型フェリー・シーバスが運行しています。運行時間の間隔は約15分です。また、出向から着岸までは約12分間です。運行料金は2ゾーン分が設定されています。
例えば、ノースバンクーバーにホストファミリーがいる留学生が、ダウンタウンの語学学校やカレッジに通う場合、日常的に利用することになるでしょう。これはWaterfront駅とノースバンクーバー間の路線バスも運行していますが、橋の渋滞や遠回りが原因でシーバスよりも移動時間が長くなってしまうことが多いためです。
バンクーバーのシーバス(フェリー)は、スカイトレイン(電車)と似ています。ウォーターフロント(Waterfront)駅にある改札口で、コンパスカードもしくはタッチ決済可能なVISA、Masterのクレジットカード(orデビッドカード)をタッチします。そのまま搭乗者通路をすすんでいき、係員の誘導があるまで待機場所で乗船の指示を待ちましょう。
シーバス(フェリー)を降りるときにも、入場ゲートでタッチしたコンパスカード・クレジットカード(orデビットカード)をタッチする必要がありますので、注意してください。
バンクーバーでは日本以上にライドシェアが主流です。シェアサイクルのサービスを展開する「Mobi」では、指定の場所であれば自転車の乗り捨てが可能です。また、配車アプリ「Uber」や「Lyft」を使えば、タクシーよりも移動料金を抑えることができます。ここからは、これらのライドシェアサービスの紹介を具体的にしていきます。
画像引用:「Mobi」公式ホームページ
バンクーバーのダウンタウンでは、シェアサイクルが主流の移動手段となっています。中でも「Mobi」は、バンクーバーで最もサイクルステーション数が多いです。「ちょっとの移動だしタクシーやバス、自動車での移動よりも安く抑えたい!」という方におすすめ!
シェアサイクルアプリ |
ホームページ |
アプリインストール |
Mobi |
バンクーバーでは「Uber」や「Lyft」といった配車アプリが主流です。移動距離や場所によってはタクシーよりも安く利用できますが、必ずしもタクシーよりも安いという認識ではないので注意しましょう。必要に応じてはタクシー料金や到着予定時刻とを比較して、ライドシェアのサービスを利用することをおすすめします。
配車アプリ |
ホームページ |
アプリインストール |
Uber |
||
Lyft |
バンクーバー国際空港は、カナダ国内線・国際線・米国線・サウスターミナルの4つのターミナルがある巨大な空港です。日本からカナダに留学する場合または、留学中に日本に帰国する場合には国際線を利用することになります。交通の利用以外にも、ターミナル4階には空港を一望できる展望エリア、3・4階にはアクアリウム、ほかにもレストランやラウンジ、ショッピングモールなどレジャーとして訪れることもできます。
画像引用:バンクーバー空港ホームページ「フロアマップ2階到着ロビー」
バンクーバー国際空港のフロアマップは公式ホームページから確認することができます。なお、カナダ国内線・国際線・米国線の到着ターミナルは2階、出発ターミナルは3階です。
バンクーバー空港に到着したら、まずは入国審査を通過する必要があります。ここからは、これらの細かい手順について詳しく紹介していきます。
入国審査に必要な書類の入力は、筆記から機械式に変更されてから大きく効率化しました。一方で、入国審査に挑む留学生側は、事前の準備がより重要になってきています。
バンクーバーでは観光地や空港、駅などにタクシーが数多くステイしています。基本的に料金は初乗り運賃3~3.5カナダドルほどで、そこから1km毎に1.8~2.0カナダドルが加算されていくのが基本的な相場観です。バンクーバーのタクシーは、乗車している人も目視で確認できるメーター制度なので安心!
確かに利用料金は、配車アプリ「Uber」や「Lyft」よりも少し高いですが、大手のタクシー会社の安心感とサービス内容の充実性を考えると、特に急いでいる時にはタクシーの利用も選択肢に入ってくるでしょう。
タクシー会社 |
ホームページ |
電話 |
Yellow Cab |
604-681-1111 |
|
Vancouver Taxi |
604-871-1111 |
|
Black Top Cabs |
604-681-2181 |
バンクーバーのダウンタウンでは、路線バスやスカイトレイン(電車)、ライドシェアなどのサービスがあり、移動手段の利便性が高まっています。また、それと同じように語学学校や専門学校、キャリアカレッジなどの教育施設がバンクーバーのダウンタウンには数多くあります。
「これからカナダに留学したい!」という方は、ぜひ留学エージェントIAJPへご相談ください。以下のLINE公式アカウントから簡単に相談できます!都会の街並みの中でグローバルな環境を求めているのか、それとも穏やかな土地で英語力を磨いていきたいのか、しっかりと見極めたうえで「自分に合ったカナダ留学」をともに目指していきましょう。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。