

最終更新日:2025年8月17日
目次
「海外で看護師として働く方法は?」
「看護師ワーホリするメリットは?」
「看護師ワーホリにはどのくらいの費用がかかる?」
ワーキング・ホリデー制度は、日本と協定を結んでいる国や地域に、最長で1年間滞在できる制度です。令和7年1月現在で、30の国や地域で導入されています。看護師がワーキング・ホリデー制度を利用する「看護師ワーホリ」に参加する人も多い傾向です。
そこで本記事では、海外で看護師として働く方法や、看護師ワーホリとインターンシップや留学との違い、看護師ワーホリのメリットについて解説します。また、看護師ワーホリする際の注意点やかかる費用、おすすめの国も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

海外で看護師として働く方法は、主に以下の3つが挙げられます。
1.まずは通常のワーホリや留学で英語力を身につける
2.看護師ワーホリをしてアシスタントナースとして働く
3.看護留学をして正看護師として働く
それぞれ詳しく解説します。
海外で看護師として働く場合、ある程度の英語力が必要です。看護師は、患者さんと会話をしたり、上司からの指示を受けたりなど、現地の人とコミュニケーションをとる機会が多いためです。
そのため、英語力に自信がない場合は、まずは通常のワーホリや留学で、英語力を身につけると良いでしょう。通常のワーホリでは、カフェやレストランのスタッフ、ショップ店員、ホテルのスタッフなど、さまざまな職に就くことが可能です。
【2025年最新】日本国籍者はカナダのワーホリが生涯2回まで可能に!年齢条件や申請方法、抽選状況を解説
英語力に自信がある場合は、看護師ワーホリをしてアシスタントナースとして働くことが可能です。アシスタントナースとは看護助手のことで、正看護師や准看護師の業務をサポートします。
現地でアシスタントナースとして働く場合は、勤務先によって条件が異なります。条件を満たしているかどうかは、事前に必ず確認しましょう。
海外で正看護師として働く場合、国や地域によって条件が異なります。たとえば、オーストラリアで正看護師として働くには、現地の看護師資格看護協会への登録が必須です。
登録するには、「一定の英語力」と「学士取得」が必要です。学士取得には看護学部へ入学しなければいけないため、看護留学をして通学すると良いでしょう。

看護師ワーホリとインターンシップや留学との違いは、以下の通りです。
・仕事探しから面接までの流れ
・勤務地と仕事内容の質
・収入とコストのバランス
それぞれ詳しく解説します。
看護師ワーホリは、自分の力で仕事を探す必要があります。一方、インターンシップの場合は主催している学校から仕事の紹介があり、面接のセッティングをしてもらえます。そのため、自分の力で仕事を探す必要はありません。
また、難易度は高いですが、留学の場合はアルバイトとして働くことが可能です。こちらは自分の力で探すだけではなく、留学先のキャリアセンターで紹介してもらえる場合があります。
看護師ワーホリやインターンシップでは、病院・クリニックや介護施設など、医療や介護に携わる場所で勤務できます。仕事内容も、食事介助やシャワー介助、バイタルの測定、おむつ交換、トイレ介助など、看護や介護の業務が中心です。
しかし、留学の場合は飲食店や小売店などの仕事をしている人が多い傾向です。「看護師としてすぐに海外で働きたい」と考えている場合は、看護師ワーホリやインターンシップを選択した方が無難です。
看護師ワーホリは、インターンシップや留学よりも収入とコストのバランスが良い傾向です。たとえば、カナダで看護師ワーホリやインターンシップ、留学した場合の収入とコストの目安が以下の通りです。
| プラン | 必要な費用 | 収入(1ヶ月) |
|---|---|---|
| カナダでの看護ワーホリ | 約230万円 | 約50万円 |
| 通常のカナダインターンシップ | 約300万円 | 約30万円 |
| 通常のカナダ留学 | 約250〜350万円 | 約16万円 |
ただし、上記はあくまでも目安です。渡航先の国や地域や勤務先などによって、費用は異なります。

看護師ワーホリのメリットは、以下の4点です。
1.英語力が向上する
2.国際感覚を身につけられる
3.人生においての良い経験となる
4.将来の可能性が広がる
それぞれ詳しく解説します。
看護師ワーホリによって、英語力の向上が期待できます。海外で看護師として働く場合、患者さんや同僚とコミュニケーションをとる機会が多いためです。
英語力を向上させることで、より多くの患者さんと会話ができるようになり、より良い看護の提供も期待できます。将来日本の病院に勤務することになったとしても、外国籍の患者に対してサービスを提供できるようになることも魅力です。
カナダの看護師ワーホリに参加する最大の魅力の一つが、国際感覚を身につけられる点です。多文化社会であるカナダでは、患者や医療スタッフのバックグラウンドも多様で、異なる価値観や医療習慣に触れる機会が日常的にあります。
現場でのコミュニケーションを通じて英語力だけでなく、文化的な配慮や柔軟な対応力が養われます。これらは日本の医療現場でも高く評価されるスキルであり、将来的なキャリアアップや海外就職にも直結する強みとなります。
看護師ワーホリは、人生においての良い経験となります。新しい環境に身を置き、課題を解決することで、自分自身の成長へとつながるためです。異なる文化や価値観に触れる機会も多く、自分自身の視野や考え方を広げられます。
また、海外で仕事や生活をする経験は、日本での生活とは全く違う別格の達成感を味わうことにもつながります。ワーホリ後に新しいことを始めたい場合に、自信を持って挑戦できるはずです。
看護師ワーホリを経験することで、将来の可能性が広がります。日本に帰国して看護師として働くだけではなく、就労ビザや永住権を獲得して、海外で看護師として働き続けることも可能です。
また、看護師はカナダで需要が高いため、雇用主サポートを受けながら就労ビザに切り替え、その後「エクスプレスエントリー」や「州ノミネーションプログラム(PNP)」を通じて永住権を申請できます。就労ビザや永住権の獲得を目指す場合、看護師ワーホリによって海外での働き方や生活を経験できる点は、メリットと言えます。
ワーホリやポスグラ(PGWP)からカナダ移住は可能?永住権の取得方法、メリット・デメリット、ポイントを解説!

看護師ワーホリする際の注意点は、以下の4つです。
1.現地の看護師資格が必要
2.ワーホリビザの取得には年齢制限がある
3.働ける職種が限られている
4.ある程度の英語力が必要
それぞれ詳しく解説します。
海外で看護師として働く場合、国や地域の看護師資格や、ライセンスなどが必要となる場合があります。また、看護師資格やライセンスが必要な場合は、取得や更新の手続きを行わなければいけません。
たとえば、カナダでは現地の試験を受けて、看護師の資格を取得することが必要です。また、オーストラリアやアメリカでは、海外からの看護師資格を認める手続きが必要となる可能性があります。
ワーキングホリデービザの取得には、国や地域によって年齢制限があります。基本的には、ビザを申請した時点で、18歳以上30歳以下でなければいけません。カナダやオーストラリアでは、18歳以上25歳以下ですが、各国の政府当局が認める場合は30歳以下まで申請できます。
また、ワーキング・ホリデービザの申請には、発行に時間がかかる書類も用意する必要があります。そのため、できるだけ年齢に余裕を持って申請しましょう。
【2025-2026年】カナダワーキングホリデーとは?費用、申請ガイド、ビザ発行など最新情報をご紹介!
ワーホリで看護師として働く場合、職種には制限があります。現地の看護師資格を取得していても、正社員としての勤務はできません。これは、ワーホリビザでは正式な看護師免許がない限り、正看護師としての勤務が認められないためです。
そのため実際には、介護助手やメディカルアシスタント、または病院外でのケア関連職が中心となります。具体的には、老人ホームでのケアスタッフや訪問介護の補助といったポジションです。正社員として働きたい場合は、ワーホリ後に就労ビザを取得する必要があります。
医療現場では、患者との会話や同僚との連携において英語での迅速かつ正確なコミュニケーションが求められます。たとえば、症状を聞き取れなかったり、指示を誤解したりすると重大なリスクにつながるため、日常会話以上のリスニング力と医療用語の理解が必要です。
現地での勤務を通じて徐々に慣れることも可能ですが、事前に英語学習を徹底しておくことが成功への近道です。結果的に、語学力の壁を乗り越える準備が海外での看護師ワーホリを充実させる鍵となります。

看護師ワーホリにかかる費用は、国や留学期間によって異なります。以下の表は、看護師ワーホリの受け入れが盛んな国ごとの費用相場です。
| 国 | 1年間の必要費用総額 |
|---|---|
| カナダ |
約210万円 |
| オーストラリア |
約230万円 |
| ニュージーランド |
約200万円 |
| イギリス |
約260万円 |
ワーホリする期間や、現地で学校に通うかなどによって費用は前後します。「予算で留学内容を決める」のではなく、「あなたの留学スタイル必要な費用をまずは貯めてみる」という意識で挑みましょう。

看護師ワーホリにおすすめの国は、以下の3つです。
1.カナダ|英語力が向上しやすい
2.オーストラリア|給与水準が高い
3.ニュージーランド|無資格でも就職できる
それぞれ詳しく解説します。
カナダは、英語力が向上しやすいと言われている国のひとつです。カナダ英語は、なまりが少なく聞き取りやすいためです。アメリカやイギリスを含むさまざまな国から移民を受け入れた背景があり、各国の英語の特徴をバランス良く取り入れたと考えられています。
カナダでの介護職やアシスタントナースなどの仕事は、比較的見つかりやすい傾向です。カナダは2022年の高齢化率が19.0%と高齢化が進んでおり、医療の需要が高まっています。
参照:マーケットレポート-分野別調査カナダ・高齢者ケア|日本貿易振興機構
オーストラリアは、日本よりも給与水準が高いことが特徴です。日本の最低賃金は、東京都で時給1,163円ですが、オーストラリアの最低賃金は時給24.95オーストラリア・ドル(約2,345円)です。そのため、現地の看護師の給与水準も、日本より高く設定されています。
また、オーストラリアでは、ワーホリでアシスタントナースや介護助手としての就労が柔軟に認められている傾向です。しかし、オーストラリアでの資格を持っていない人は、業務が限定される可能性があります。
(※1オーストラリア・ドル=94円で換算。)
ニュージーランドは、現地の看護師資格を持っていない場合でも就職しやすいと言えます。現地の看護師資格を持っていない場合は、アシスタントナースもしくは介護職として就労するケースが多い傾向です。
ただし、雇用主によっては資格が必須の場合もあります。カナダやオーストラリアのキャリアカレッジで資格を取得してからニュージーランドで働く2か国留学もおすすめです。
【2025年】カナダ+フィリピンの2か国留学はコスパが悪い!?メリット・デメリットやコスパが悪い理由、費用を比較紹介!

海外で看護師として働きたい場合、看護師ワーホリをしてアシスタントナースとして働くことが可能です。病院・クリニックや介護施設など、医療や介護に携わる場所で勤務できます。また、収入とコストのバランスは良い傾向です。
ただし、看護師ワーホリはインターンシップや留学とは異なり、自分の力で仕事を探す必要があります。初めての経験で不安な方やカナダワーホリについて詳しい情報を知りたい方は、IAJP留学センターにご相談ください。
経験豊富なアドバイザーが相談料無料であなたの留学サポートを実施いたします。ぜひお気軽に公式LINEまたは問い合わせフォームからご連絡ください。

野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。