
目次
カルガリーは大自然が身近にあるカナダの都市です。他の留学先と比べても物価が安く、治安も良いため日本人留学生からも人気の場所です。
カルガリー市内は公共交通機関やシェアバイクのサービスが発達しているため、移動にはあまり困りません。
今回は、カルガリー留学を検討している方やカルガリーの生活感について知りたい方に向けて、公共交通機関をまとめて紹介していきます。ライトレール(Cトレイン)やUberについても基本的な使い方から解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
カルガリーでは、市内に複数の路線バス、ライトレール(Cトレイン)と呼ばれる電車があります。
そのため、市内に住む場合には普段の買い物や語学学校までの移動に困ることはありません。バスやライトレールの路線がない場所は、シェアサイクルやUberの利用がおすすめです。
公共交通機関 |
利用頻度 |
特徴 |
バス |
◎ |
バスの本数はカルガリー市内に169本。バス停の数は5,182。ライトレール(Cトレイン)への乗り換えが可能。 |
ライトレール(Cトレイン) |
◎ |
駅の数は46駅。路線バスへの乗り換えが可能。 |
シェアサイクル |
◎ |
「LIME BIKE(ライムバイク)」が一般的。 |
空港 |
△ |
カルガリー国際空港がある。カナダでは4番目に利用客数が多い空港。日本からの直行便はない。 |
タクシー・Uber |
〇 |
ダウンタウンを中心にタクシーがいる。「Uber」の利用も盛ん。 |
日本ではJRや私鉄、バス会社など公共交通機関の運営はバラバラな場合がほとんどです。一方で、カルガリーではカルガリートランジット(Calgary Transit)という会社が一社のみでバスとライトレール(Cトレイン)の運営を行っています。
そのため、日本のように乗り換えるたびに料金が必要というわけではなく、
「90分以内の移動であること」かつ「一定の範囲内であること」
という条件を満たせば、一律の料金で乗り換えし放題となることが大きな特徴です。
カルガリートランジット(Calgary Transit)では、1回乗車券、10枚つづりの1回乗車券、1日乗車券、マンスリーパスなどたくさんの乗車券が販売されています。なお、13歳未満の児童は無料で利用できます。以下が乗車券ごとの料金表です。
乗車券 |
料金 |
1回乗車券(18歳以上) |
3.60 |
1回乗車券(13歳から17歳) |
2.45 |
1日乗車券(18歳以上) |
11.25 |
1日乗車券(13歳から17歳) |
8.25 |
マンスリーパス(18歳以上) |
112.00 |
マンスリーパス(13歳から17歳) |
82.00 |
*料金の表示はすべてカナダドルでの表記です。
執筆参考: Calgary Transit「Fares & Passes」
画像引用:Calgary Transit「Rider Information」
カルガリー市内は、たくさんの路線バスが運行しています。その運営はすべてカルガリートランジット(Calgary Transit)が行っており、90分以内であればライトレール(Cトレイン)への乗り換えも一律料金で大丈夫です。
バスを利用するときのポイントとして抑えておくといいのが、カナダの道路は右側走行が基本ということです。道路の両方に停留所があるバス停で待つときには、進行方向を間違えないようにしましょう。
ルート |
|
時刻表 |
カルガリーのバスは、現金または定期券での支払いが可能です。ここで注意すべきは、バス内には両替機がないことです。そのため、あらかじめ電車賃分の小銭を持って乗車してください。
また、下車するときにも2つの注意が必要です。1つはトランジット(乗り換え)をする予定がある場合、運転手から「Transfer ticket」を貰わなければいけないことです。自分から声をかけないと貰うことはできません。
2つ目はカルガリーのバス内では、日本のように次のバス停の名前をアナウンスで読み上げることがない点です。周囲の看板やルート検索のアプリを使って降りるバス停をしっかりと把握しておきましょう。また、運転手にあらかじめ降りるバス停を伝えておくのもおすすめです。
カルガリーのライトレール(Cトレイン)は、カルガリー市内とその近郊地域をつなぐ公共交通機関です。2つの主要な路線で構成され、201系統のレッドライン(赤線)と202系統のブルーライン(青線)があります。
また、ダウンタウンの中心地では7駅分の無料で乗車できる区間があります。
運行間隔は、平日のラッシュアワー時には約7〜8分、それ以外は約15分です。なお、駅には改札のようなものはなく基本的に無人です。観光や日常の移動において重要な役割を果たしています。
ルート |
|
時刻表 |
ライトレール(Cトレイン)の駅には基本的に改札がありません。そのため、乗車券を購入してポケットにしまったらその後使うことはありません。ここで、
「簡単に無賃乗車できるんじゃないの?」
と思った方もいるかと思いますが、電車内外で駅員がランダムで乗車券の確認を行っています。乗車券の提示を求められたときに乗車券を持っていないと高額な罰金が課されますので、くれぐれも無賃乗車はしないようにしましょう。
なお、カルガリーのダウンタウンの中心地には7駅分の無料区間があります。この区間では乗車券を持ち合わせていなくても大丈夫です。
カルガリー市内には多くの駐輪場や自転車専用道路が整備されていて、シェアサイクルのポートやサービスが充実しています。また、シェアキックボード(現地では「Scooter」と呼ぶ)もサービスが広がっており、街中での気軽な移動に最適です。
画像引用:Bow Cycle E-Bikes「トップページ」
画像引用:Pedego Electric Bikes「トップページ」
カルガリーにはサイクルポートがたくさんあります。そのため、シェアサイクルのサービスも充実しています。
「Bow Cycle E-Bikes」では、シティサイクルのみならずマウンテンバイクなどの特殊自転車も取り扱っています。「Pedego Electric Bikes」は、電動自転車を中心に200以上の店舗を抱えるサイクルショップが展開しているシェアサイクルです。
詳しい料金や利用日程については公式ホームページからご確認ください。
シェアサイクルアプリ |
ホームページ |
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Bow Cycle E-Bikes |
|
Pedego Electric Bikes |
画像引用:Bird「トップページ」
画像引用:Neuron「トップページ」
カルガリー市内では、シェアサイクル以上にシェアキックボードのサービスが充実しています。理由は持ち運びの便利さとポートの幅を取らないことで、市内に一気に普及できたためです。
2大巨頭は「Bird」「Neuron」!どちらもレンタル料金は安く、アプリ登録をすればすぐに利用を開始できます。詳細はそれぞれの公式ホームページからご確認ください。
シェアサイクルアプリ |
ホームページ |
アプリインストール |
Bird |
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Neuron |
カルガリー国際空港(Calgary International Airport=YYC)は、カルガリーのダウンタウンから約17kmの場所に位置し、アルバータ州や周辺地域への交通の要所として重要な存在です。
年間を通じて多くの国内線および国際線が運航しており、カナダ各地や世界中への便が利用できます。ただし、日本からの直行便はないため、バンクーバー国際空港で乗り換えをして国内線でカルガリー国際空港に入るのが一般的です。
ターミナルビルには様々なショップ、レストラン、ラウンジ、レンタカーサービスなどが揃っており、待ち時間も飽きずに過ごすことができます。
主な選択肢は以下の4つです。
最も安く済む方法は2番!乗り換えの難易度は高いですが、挑戦してみる価値はあります。タクシーやUberは深夜帯の時間帯に便利です。
また、ホテルや学校のシャトルバスは運行の有無についてあらかじめ電話で確認しておきましょう。
タクシーは電話で直接呼ぶことができるほか、アプリから事前に予約や混雑状況の把握ができるようになっています。
ここでは、カルガリーのタクシーの代表的な3つの会社を紹介します。
タクシー会社 |
ホームページ |
電話 |
Calgary United Cabs |
403‐777-1111 |
|
Delta Cab Ltd. |
403-278-9999 |
|
Checker Cabs |
403‐299‐9999 |
基本的にカルガリーでは空港や駅、観光地付近にタクシーやUberの車が止まっています。それぞれの料金や配車時間をアプリで比較して、利用を検討してください。
配車アプリ |
ホームページ |
アプリインストール |
Uber |
カルガリーの路線バス、ライトレール(Cトレイン)はカルガリートランジット(Calgary Transit)という1つの会社が運営しているため、90分乗り換えし放題で一律料金となります。運行間隔もダウンタウンの中心地では10分前後と非常に便数が多いことも魅力的です。
特にライトレール(Cトレイン)の無料区間を利用することで交通費を掛けることなく通勤通学、観光をすることができます。乗り降りの方法やその他の移動手段の使い方は、是非この記事を参考にしてください。
なお、本サイトを運営するIAJP留学センターでは、カナダ・カルガリー留学のサポートを行っています。無料でできる相談フォームや公式LINEも開設しておりますので、「留学に悩んでいる…」という方はぜひ一度ご連絡ください。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。