
留学したい国のトップ5に入る「カナダ」。ここではなぜカナダが人気なのか?カナダが多く選ばれる理由について紹介していきたいと思います。
カナダは世界から見ても教育水準が高く毎年留学したい国の上位に選ばれる国です。その理由の1つとしては英語発音になまりが少ないこと。日本人にも馴染みやすい北米英語で、文法を重んじながらの英語になっているのでアメリカ英語より聞きやすいと言われています。これはカナダが北米にありながらイギリス文化の大きな影響を受けているからかもしれません。 また治安も大変良いと言われています。アメリカとは違い、銃の保持が法的に認めれわれていないので海外にいるという意識をしっかり持っていれば日本と変わりない治安とも言われています。
■カナダの語学教育の充実
またカナダは英語とフランス語(ケベック州)の2か国語を公用語しているので、英語やフランス語を母国語としない人のための語学教育が充実していると言われています。カナダ人がきれいな英語を話すのはここにも理由があると言えます。
■4-8月に語学学校で高校進学準備コースを受けることができる
カナダには高校進学準備コースを持つ語学学校があるので、日本の中学修了後~カナダの入学が始まる8月末まで就学することが可能。いきなり高校入学でないので心の準備も英語の耳慣らしとしてもとても安心。
■カナダの統一された学校品質
カナダの高校は、90%以上というほとんどの学校が公立学校になり、その高等教育機関はいずれも高水準で一定と言われています。その理由の1つとして学校間のランクの差が出ないカナダの公立学校は州のカリキュラムに準じてしっかり管理されているので日本のように偏差値など学校によってレベルや差がほとんどないのが特徴です。またCAPS-Iなどの教育機関が留学生に安心して留学できるように品質管理を行っています。IAJPはCAPS-Iに加盟している留学生受け入れ経験が豊富な公立学校のご紹介をしています。上記のように学校間の差がないので高校選びはまずはエリア(地区)から絞っていくのがコツです。
■高校卒業への新しい選択肢
私が実際にカナダに滞在し感じた「カナダと日本の一番の大きな違い」、それは、日本は「みんなと同じが当たり前」でもカナダは「みんなと違うのが当たり前」という点です。 日本の閉鎖的な環境で学校生活が送りにくいと感じているなど何らかの理由で学校に通えなかった方が、カナダで学校生活を満喫しているというケースをよく聞きます。もちろんカナダの公立学校も日本同様に勉強をして出席や成績など基準をクリアしなければ進級や卒業はできないに変わりはありません。しかし本人がなじめない環境で進学をあきらめてしまった等の場合は、他の選択肢があるのではとIAJPは考えています。
また例えば1年間の留学であればカリキュラムは日本のように学年ごとに同じ内容を勉強していくのではなく選択科目や理解レベルに合わせたいわゆる個々に合わせた時間割を作ってくれるので英語力が心配な方でもスムーズに授業が取りやすくなっています。
またカナダで卒業を考えている方であれば、カナダの高校は進学校や職業訓練校と分かれているのではなく、全ての学校に進学の部分やスポーツやITなどの専門分野、職業訓練(実習)などそれぞれを持っており、G11に進んでいくと1つずつ自分の進路に合わせてクラスを選択していくことができます。
もちろん英語になる分大変な面もありますが、日本の教育システムに比べカナダは自分の得意な部分を活かしそれぞれのペースに合わせて勉強をしていくことができます。また例えば私立高校の場合、努力次第では最短で2年以内に高校卒業資格を取得することも認められていますので最終的に同年代で卒業資格を受け取ることもできます。
■海外経験(2年以上)とIELTSスコアを活かして日本有名大学の推薦・AO入学も夢じゃない!
この数年AO入試という言葉をよく聞ききます。またこちらの英語4技能試験情報サイトや下記のように2019年年度の推薦・AOでは約46%の大学が何ら可の奉仕式で外部検定を利用しており、今後も増加していく傾向にあります。
推薦・AOの外検入試における外部検定採用率(大学受験パスナビより)
下記にあるようにまだまだ英検の受験率が多いですが、いずれにしてもスピーキング力を必要とする英語が必要になってくるのは事実です。
そのために最近は高校留学を考える学生や親御様がとても増えています。
■今まで大学受験にとってマイナス要素だった高校留学は最近は大学受験のアドバンテージになっている
最近日本の有名大学でも海外経験を大きなスキルとして考える大学が増えてきて、例えば通信生高校の生徒が、某有名大学AO入試でIELTSスコアと海外経験で合格したというケースもよく聞きます。
カナダ留学の間にしっかり英語力をつけて十分なIELTSスコアを持っていると、北米大学への進学はもちろんですが、日本の大学でのAO入試に大きなアドバンテージになります。
今まで高校留学は日本の大学進学にマイナスなイメージでしたが最近は逆にプラスに作用しています。
■大学受験に失敗してもセカンド・チャンスがある!
日本の入学は4月ですがカナダは9月が入学時期になるため例えば日本の大学に受からなかったとしても、IELTSやTOEFLなど必要な英語スコアさえあればカナダの大学願書申請に間に合う可能性が高いです。
日本にいる高校生でもIELTSスコアを持っていることにより日本の大学だけでなく海外の大学も視野に考えることができます。特にカナダは英語条件をクリアすれば入試試験は特になく、高校時の成績表だけで入学ができるため日本の大学入試より入学ができる可能性が高いと言われています。
ポイント:1年間の留学でも下記にあるように最近は交換留学以外に私費留学の方でも日本の在籍校の単位として認定することができます。最近は2020年の東京オリンピック・パラリンピックやグローバル化に対応できる人材を育てるために日本政府も「留学促進キャンペン」を行っています。 「文部科学省「トビタテ」留学JAPAN 文部科学省「高校生の海外留学の促進について」 その影響か日本の高校も留学される方に前向きに応援をしてくれる傾向にあるようです。最終判断は学校長の判断になると思うので一度在籍校に確認されることをお勧めします。 高校留学の制度 ※日本での帰国子女受け入れ大学先やカナダの学校の単位が日本の高校復学の際に認可されるかどうかなどは事前に調べておくことをお勧めします。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。