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高校生の年代から親元を離れて留学に行くという決断には、メリットとデメリットがあります。
しかし、一方でカナダは高校生の留学先として、近年常にトップ5に入り続けています。
今回の記事では、高校生が海外留学に行くメリットとデメリットについて紹介したうえで、「なぜカナダが選ばれ続けているの?」という疑問に対しての回答を出していきます。
高校進学とともに海外に飛び出してみたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
高校生が海外留学に行くメリットは主にこの4つがあります。
それでは、一つずつ紹介していきます。
中学を卒業してすぐの段階で海外に留学に行くと、言語習得に必要な期間が短い傾向があります。
運動神経と同じで成長の真っ只中の段階の方が吸収力が大きいため、言語も速く身に付くということです。
これは人間の脳の構造が原因です。若年層の脳は感覚的に暗記することに優れています。
そのため、文構造や理屈は置いておいて日常会話や簡単な文法を先に感覚として覚えてしまうのです。
社会人になってからのワーホリや大学を休学しての語学留学よりも、高校入学時点での海外留学の方が感覚としての言語習得は速いでしょう。
海外の高校に入学して順当に進学できた場合、卒業後の進路の幅は国内の高校生とは比べ物にならないほど広がりを見せるでしょう。
例えば、留学先の風土が自分にあっていると思えばそのまま留学先で進学や就職をしてもいいですし、日本の学校に戻ってもいいわけです。
特にカナダの高校は進学校や職業訓練校と分かれているのではなく、全ての学校に進学の部分やスポーツやITなどの専門分野、職業訓練(実習)などのクラスが用意されており、G11に進むと自分の進路に合わせてクラスを選択していくことができます。
さらに別の国のことを知りたいと思えば、高校留学の経験を生かしてほかの国の大学に進学もしくは就職してもよいでしょう。
もちろん日本の高校を卒業しても海外には進学できますが、そのハードルは高校留学をしている人に比べて高くなってしまいますよね。
将来の選択肢の幅を広げるために高校留学という決断をとることもいいのではないでしょうか。
高校生のうちから親元を離れて異国の地で生活するという経験は、自分で留学を決断したとしても並大抵のことではありません。
両親が自分にしてくれたことを離れてみて初めて理解できたり、一人の生活の中で自立心がついてそれがあなたの人生に大きく影響する自信につながったりするでしょう。
成長するのは言語力だけではなく、価値観や視野の広がりも同様です。
海外経験(2年以上)とIELTSスコアを活かせば、日本の有名大学の推薦・AO入学も夢じゃありません。
最近では海外経験を大きなスキルとして考える大学が増えてきています。
その結果、例えば通信生高校の生徒が、某有名大学AO入試でIELTSスコアと海外経験で合格したというケースなんかも!
カナダ留学の間にしっかり英語力をつけて十分なIELTSスコアを持っていると、北米大学への進学はもちろんですが、日本の大学でのAO入試に大きなアドバンテージになります。
今まで高校留学は日本の大学進学にマイナスなイメージでしたが、最近はスピーキング能力が重視されるようになり、逆にプラスに作用しています。
一方で、高校生が海外留学に行くとこのようなデメリットもあります。
それでは、一つずつ紹介していきます。
日本の公立高校に実家から通う場合と比べたら、海外に留学すると当然費用が掛かります。
例えば、カナダの公立高校ではホームステイ費を含めて年間200~260万円程度、私立高校では寮費を含めて年間250~450万円程度(為替レートによる)が必要と言われています。
一方で、日本の公立高校では基本自宅からの通学になる為滞在費は必要ありません。課外活動費を含めて、必要な費用は年間46万円程度です。
日本全体の平均世帯年収における中央値は437万円(2022年時点)と言われているため、カナダ留学はそう簡単にいけるものではありません。
海外の高校に進学して卒業できずに社会に出る場合、最終学歴は中卒の扱いになります。
日本における中卒者の就職率は、2019年度のハローワーク求人のデータで84.4%でした。
中卒者でもそこまで全く就職ができないということでもなさそうですよね。
しかし、中身を見ると非正規雇用の割合が高く、平均賃金も低くなる傾向があります。
特に海外に拠点が移ると生活は一変します。順応できないことも視野にいれ、卒業できない場合のリスクを考えて決断するようにしましょう。
デメリットの一つとして、日本語のスキルが低下することが挙げられます。
高校入学とともに海外に行くと、ほとんど日本語の理屈を知らずに母国を飛び出すことになります。
さらに、日本語を日常的に使うことがないため、単語を忘れていってしまうかもしれません。
新しい言語を手に入れることの弊害かもしれませんが、定期的に日本人の友達や家族と連絡をとることで解消できることもあるでしょう。
海外留学に行って間もなく言葉が通じないときや、新しい環境で友達がなかなかできないときには、強い孤独感に襲われることもあるでしょう。
特に海外で頼る人もいないとなれば、なおさらその傾向は強くなります。
一方で、思ったよりもフレンドリーに接してくれてすぐに友達ができたというケースもあります。
すべての人間が孤独を感じるということではないので安心してください。
IAJPでは留学先でのサポートも充実しております。詳しくはこちらをどうぞ。
高校生の海外留学にカナダが選ばれるのは、治安の良さや学習カリキュラムの充実さとその質の高さが挙げられます。
ここからは、一つずつ解説していきます。
カナダは世界的にも治安が大変良いと言われています。
アメリカとは違い、銃の保持が法的に認められていないのも理由の一つです。
海外にいるという意識をしっかり持っていれば、日本と遜色ない生活が送れることでしょう。
海外留学をするうえで大切にしたい基準についてはこちらの記事をご覧ください。
治安の良さや周辺環境の重要性を詳しくまとめています。
カナダでは、英語とフランス語(ケベック州)の2か国語を公用語としています。
そのため、英語やフランス語を母国語としない人のために、語学教育が充実しているのです。
カナダは発音のなまりが少ないと言われる所以はここにあるのかもしれませんね。
さらに言語の準備を行いたい人は、4月から8月の間に語学学校で高校進学準備コースを受けることができます。
いきなり高校入学ではないので、心の準備も英語の耳慣らしもでき、とても安心できるでしょう。
カナダの高校は、90%以上というほとんどの学校が公立学校になり、その高等教育機関はいずれも高水準で一定と言われています。
その理由の1つとして、カナダの公立学校は学校間のランクの差が出ないように、州のカリキュラムに準じてしっかり管理されていることが挙げられます。
日本のように偏差値など学校によってレベルや差がほとんどないのが特徴です。
またCAPS-Iなどの教育機関では、留学生が安心して留学できるように品質管理を行っています。
IAJPでは留学生の受け入れ経験が豊富なCAPS-Iに加盟している公立学校の紹介をしています。
カナダでは学校間の差がないので選ぶときにはまずエリアから見ていくのがおすすめです。
日本の大学受験に失敗してもカナダではセカンド・チャンスがあります。
日本の入学は4月ですがカナダは9月が入学時期になるため、例えば日本の大学に受からなかったとしても、IELTSやTOEFLなど必要な英語スコアさえあればカナダの大学願書申請に間に合う可能性が高いです。
このセカンド・チャンスは留学生にとって大きな保険となるでしょう。
今回の記事では、高校生が海外留学に行くメリットとデメリットについて紹介したうえで、人気の留学先としてカナダが選ばれ続けている理由を解説していきました。
カナダに留学に行くメリットとしては、治安の良さや学習カリキュラムの充実さとその質の高さ、さらには入学月のタイムラグが挙げられます。
初めての海外留学にもカナダはおすすめの国です。
一方で、初めて親元を離れて孤独感に襲われることもあるでしょう。そんな時にはお気軽にIAJPに相談をしてください。
あなたにとって最適な解決方法を一緒に模索していきましょう。
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免責 当サイトに掲載する情報は、ビザ申請にあたって申請結果を保障するものではありません。ビザに必要な書類など最終的な判断はカナダビザ査証部の担当官によります。こちらに記載があるのはあくまでも一般的な情報になり申請にあたっての手順は日々予告なしにアップデートされます。最新情報はカナダ移民局やカナダ大使館のサイトでご確認ください。当サイトを参考に申請した結果、なんらかの問題が生じた場合も管理人は責任を負いません。
野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。