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カナダのビクトリアはブリティッシュコロンビア州の首都で、美しい自然環境と質の高い教育機関が共存しており、留学するのに最適な場所のひとつです。地元の大学やカレッジは国際的に評価されており、多様な専攻分野の授業を提供しています。
ビクトリアには地下鉄や電車がないため、基本的には市バスでの移動です。今回は、市バスの利用方法や料金について解説していきます。バンクーバーにわたるフェリー(水上タクシー)やタクシー、Uber事情についても紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ビクトリアは地下鉄や電車が通っていません。そのため、基本的にはバスやタクシー、Uberといった自動車が移動手段になっています。
また、たくさんのレンタサイクルショップがあるので、近距離の移動に便利です。
公共交通機関 |
利用頻度 |
特徴 |
バス |
◎ |
市内を巡回する路線バスと市内と郊外をつなぐ急行バスの2種類。 |
フェリー(水上タクシー) |
〇 |
バンクーバーにわたる「BC Ferries」が運行している。観光用の水上タクシーも運行している。 |
レンタサイクル |
〇 |
「The Pedaler Cycling Tours」「Cycle BC Rentals & Tours」のサービスが人気。 |
空港 |
△ |
ビクトリア国際空港(YYJ)があるが日本からの直行便はない。カナダの都市またはアメリカを経由する必要がある。 |
タクシー・Uber |
〇 |
タクシーは約15%のチップを支払うのが慣習。2023年からUberのサービスが開始。 |
ビクトリアの公共交通機関は、この市バス(BC Transit)のみです。そのため、留学生は必ず乗ると言っても過言ではありません。
しかし、日本のバスとはマナーや乗り方に少し違いがあるため、事前に知らないと大変なことになります。ここからは、市バス(BC Transit)の乗り方、マナー、利用料金について紹介していきます。
ビクトリアのバスは市内を巡回する路線バスと、市内と郊外を結ぶ急行バスの2種類があります。また、路線バスの中でもダウンタウンを中心に周り利用客数が多いバス(4番、14番、50番など)は、2階建ての「ダブルデッカー」と呼ばれるバスが運行しています。
ちなみに、現金での支払いをする場合には、バス内でおつりが出ませんので注意してください。
ビクトリアのバスに乗るときに注意しておくべきことは、マナーと文化の違いです。具体的には以下2つのマナーの違いがあります。
日本では乗り降りに時間が掛かる障がい者や高齢者は最後にゆっくり移動させてあげるのが一般的ですが、これはカナダでは無礼に当たります。また、運転手に対して無言で乗車する日本人がほとんどですが、ビクトリアでは挨拶を行うのがスタンダードです。
次に注意すべき点が2つありますので、抑えておきましょう。
日本のようにバス停ごとに名前がある、次のバス停のアナウンスが車内で流れるということはありませんので、寝過ごしや乗り越しにはくれぐれも注意してください。
ビクトリアの市バス(BC Transit)の利用料金をまとめています。
タイプ |
料金 |
1回乗車券 |
$2.50 |
10回乗車券 |
$22.50 |
1日乗車券 |
$5.00 |
マンスリーパス |
$85.00 |
*料金の表示はすべてカナダドルによるものです。
*マンスリーパスは学生(18歳以下)、シニア(65歳以上)、障がい者割引があります。
執筆参考:BC Transit「Fares」
ビクトリアは周りが海に囲まれた都市です。学校が休みの日に少し遠出したいというときには海をわたる必要があります。
バンクーバーのダウンタウンやバンクーバー島へのアクセスはフェリーが便利です。また、観光用の水上タクシーも日中は常時運航しておりますので、一度乗ってみるのもおすすめです。
ビクトリアから「BC Ferries」を利用してバンクーバー、バンクーバー島へのアクセスができます。乗り方と降り方は以下の通り!
フェリー乗車券の料金は年齢によって異なります。
年齢 |
料金 |
5歳未満 |
無料 |
5歳以上12歳以下 |
$9.25 |
12歳以上 |
$18.50 |
*料金の表示はすべてカナダドルによるものです。
執筆参考:BC Ferries「Ferry fares and fees」
ビクトリアでは午前10時から午後5時までの時間に、観光用の水上タクシーが運行しています。乗り方と降り方は基本的に日本の観光遊覧船と一緒です。
利用料金は乗車する人の年齢によって変わりますので、こちらからご確認ください。
年齢 |
料金 |
5歳未満 |
無料 |
5歳以上13歳以下 |
$7 |
12歳以上 |
$15 |
*料金の表示はすべてカナダドルによるものです。
ビクトリアではレンタサイクルのサービスを提供する会社が多くあります。その中でも人気なのが、「The Pedaler Cycling Tours and Rentals」と「Cycle BC Rentals & Tours」です。
レンタルできる自転車の種類が豊富なサービスです。電動自転車はもちろん、子供用の小さな自転車や2人乗り自転車、ランドナータイプ、ロードバイクなどがあります。
レンタル時間の選択も多く、1時間、2時間、3時間、4時間、1日レンタルなどから選べます。インナー・ハーバーに位置しているためダウンタウンへのアクセスもいいのが魅力です。
サービス名 |
ホームページ |
The Pedaler Cycling Tours and Rentals |
自転車のみならず、バイクやスクーターのレンタルサービスも行うショップです。
長期間のレンタルが比較的安く、当日レンタル当日返却のプランなら1日$28から利用できます。
サービス名 |
ホームページ |
Cycle BC Rentals & Tours |
ビクトリア国際空港(YYJ)は、海外からの便が運行している国際空港にも関わらず小規模で簡単に移動できるのが特徴です。空港にはレンタカーサービス、カフェ、お土産店があります。
周囲にはバンクーバー国際空港(YVR)やビクトリア・ハーバー空港といった名前と場所が似ている空港があるため、航空券を予約するときや空港までの送迎を依頼するときに間違えないように注意しましょう。
空港から市内のダウンタウンまでの移動手段は、以下の3つが代表的です。
予約しているホテルや入学予定の語学学校が送迎バスを手配してくれる場合は、そのバスに乗るのが一番安心です。しかし、送迎バスが有料の場合や個人的な場合や手配が難しい場合には、自分の力でダウンタウンまで向かう必要があります。
この選択肢の中で最も安いのは路線バスです。乗り換え1回でC$5で向かうことができます。
一方で、タクシーやUberは少なくともC$60必要ですので、覚えておきましょう。
ビクトリアは空港からダウンタウンまでのアクセスや路線バスが通っていない郊外への移動でタクシーが頻繁に利用されています。
ここでは、ビクトリアで名前が知れているタクシー会社3社を紹介していきます。
タクシー会社 |
ホームページ |
電話 |
Current Taxi Victoria |
1-778-600-0094 |
|
Victoria Taxi |
250‐383‐7111 |
|
Bluebird Cabs Ltd. |
250-382-2222 |
ビクトリアでは2023年からUberが本格的に導入されて以降、市民や観光客から一定の人気があります。
タクシーの料金よりも割安になる傾向はあるものの、場合によっては高くなってしまうこともありますので、利用するときには料金の比較をすることをおすすめします。
配車アプリ |
ホームページ |
アプリインストール |
Uber |
ビクトリアには地下鉄や電車がありません。
その代わりに、ダウンタウンを中心に路線バスがたくさん運行しています。そのため、留学でも観光でも市バスは必ずと言っていいほど利用する公共交通機関です。
カナダのバスは日本のものとマナーやルールが違うところもありますので、「え!どうやって乗ればいいの?」とならないためにも、この記事を読み直して見てください。
なお、ビクトリアを含むカナダ留学に関する相談をIAJP留学センターでは受け付けております。公式LINEからの相談は24時間対応できますので、ぜひ勇気をもって一歩進んでみてくださいね。
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野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。