

最終更新日:2025年12月13日
目次
「大学休学すると就職活動に不利って聞いたことあるけどほんと?」
「大学生が休学をしてワーホリにいく必要はあるの?」
「大学生がワーホリ先で生計を立てられる?」
円安の影響もあり、大学生のうちに休学してカナダやオーストラリアにワーキングホリデーに出かける人が増えています。
このトレンドは「出稼ぎワーホリ」とも言われ、人生経験が豊富になるだけではなく、場合によってはしっかり貯金して帰ることもできるため人気が高いです。
一方で、大学を休学してのワーホリは本当に大丈夫なのか、就職活動の武器になるのかについて疑問に思っている方も多いでしょう。
そこで本記事では、大学生が休学してワーキングホリデーに行くメリットと、大学3年次・大学4年次それぞれのタイミングで休学するデメリットを紹介します。
また、休学ワーホリに必要な費用相場やよくある失敗談、成功する人の特徴も解説します。
大学在学中に海外留学を検討している方、就職活動の前に自分の視野を広げてみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

大学生が休学してワーキングホリデーに行くことは、一見すると「大胆な行動」と捉えられがちです。
一方で、こちらのメリットを理解した合理的な判断とも考えられます。
1.就職して社会人になった後よりも挑戦しやすい
2.社会人になる前に実践的な就労経験が積める
3.英語力や実務スキルが習得しやすい
4.就職活動では「新卒扱い」される
5.視野・選択肢が広がる
それぞれ解説します。
大学生のうちに海外留学へ行く最大のメリットは、会社を辞めるストレスや責任を負わずに済む点です。
仕事を辞めて留学する場合、収入が途絶えるだけでなくキャリアの中断というリスクも抱えることになります。
また、就職後は職場での立場や役職が生まれ、社会的責任も伴うため、ワーホリを含む長期の海外滞在は現実的に難しくなっていきます。
定職を持たない大学生のうちにワーホリという選択をすることは、人生設計の観点から非常に合理的な判断といえるでしょう。
時間的にも精神的にも余裕を持って海外経験を積める貴重なタイミングです。
海外インターンシップとは?大学生や社会人が参加するメリットやタイミング、探し方のコツ、カナダがおすすめな理由を解説
社会人になる前に海外で就業体験ができるのも大きなメリットです。
日本でもアルバイトや契約社員として就労経験は積めますが、海外で言葉も文化も違う環境で働いた実績は比較にならないほど価値があります。
異文化の中で仕事をする経験は、問題解決能力やコミュニケーション能力を大きく向上させ、就職後の職場でも存分に活かすことができ、自分自身の大きな自信にもなるでしょう。
また、グローバル化が進む現代において、海外就労経験は企業からも高く評価される傾向にあります。
ワーホリでは短期留学以上に実践的な英語力とビジネススキルを習得できます。
現地の職場で使われるビジネス用語や接客対応を学ぶことで、座学中心の英語教育を受けてきた人材との明確な差別化が可能です。
とくに飲食店やホテルでの接客業務では、生きた英語表現を自然に身につけることができます。
実践的な英語力とビジネススキルは、就職活動だけでなく将来のキャリア全体において必須の武器となるでしょう。
現地にそのまま就職する場合にも、これらのスキルは不可欠です。
大学を休学してワーホリに行っても、卒業後の就職活動では基本的に新卒として扱われます。
文部科学省の調査によると、2024年における大学の「学生数に占める休学者数の割合」は2.70%、休学者数は68,239人にも上ります。
そのため、休学自体は決して珍しいことではなく、企業側も休学経験を持つ学生の採用に慣れてきています。
むしろ明確な目的を持って休学し海外経験を積んだ学生は、新卒採用市場において希少価値の高い人材として評価される傾向にあります。
ワーホリでの経験を適切にアピールできれば、就職活動で有利に働く可能性が高いでしょう。
参照:令和6年度における学校種別休学者数及び休学者割合|文部科学省
ワーキングホリデーで世界を知ることで、母国日本の良さと課題が客観的に見えてきます。
大学を卒業して就職活動で内定をもらった企業にそのまま就職するという既定路線に疑問を感じている方は、就職前に自分の視野を広げることをおすすめします。
海外での生活や仕事を通じて、日本では当たり前だと思っていた価値観が覆される経験をするかもしれません。
こうした多様な経験や価値観を持った人材を求める企業は増えています。
グローバルな視点を持つ人材は、これからの時代においてますます重要になっていくでしょう。

休学ワーホリにはメリットが多い一方で、実は大学3年生ならではの休学リスクがあります。
1.そのまま現地就職すると大学を卒業できない可能性がある
2.休学期間中も授業料がかかる場合がある
3.学生ができる仕事の範囲に限りがある
それぞれ解説します。
ワーホリ中に現地企業から就職のオファーを受けた場合、大学卒業が困難になる可能性があります。
現地での就職には就労ビザの取得が必要となり、その手続きには時間がかかります。
また企業側も即戦力としての採用を期待するため、大学に戻って卒業してから再度戻ってくるという選択肢は現実的ではありません。
大学3年次に休学した場合、まだ卒業まで最低1年半以上の期間が必要です。
現地就職を選ぶと大学を中退することになるリスクを十分に理解しておきましょう。
大学休学は学校によって費用が発生する場合があるため注意が必要です。
一般的に国公立大学は休学時の学費が免除されますが、私立大学の場合は対応が学校ごとに異なり、授業料の1割から5割程度の支払いを求められるケースや、在籍料として一定額の支払いが必要なケースがあります。
全体的な相場としては、国公立大学の休学費用は無料、私立大学を1年間休学する場合は10万円から20万円程度と考えておきましょう。
自分の大学の休学制度を事前に確認し、費用面も含めた計画を立てることが大切です。
カナダ留学に行きたいけどお金がない?貯金のコツや節約術、おすすめの留学方法を紹介
海外でも日本と同様に、留学生ができる仕事の範囲には制限があります。
たとえばオフィス系の職種に就きたい場合、「経済学部卒業」や「社会人経験3年以上必須」などの条件が設定されていることが多いです。
そのため、実際には飲食店のホール業務や労働系の仕事がメインになることがほとんどです。
ただし個人の努力次第で希望する職種に就ける可能性もあります。
留学エージェントのサポートを受けながら、自分のスキルや英語力を高めることで選択肢を広げることができるでしょう。

大学4年生の春は就職活動が佳境を迎える大事な時期です。
休学ワーホリはメリットが多い一方で、大学4年生にとっては3つのデメリットがあります。
1.日本企業のインターンシップに参加できない
2.企業の早期選考にエントリーできない
3.卒業して社会に出るのが一年遅れる
それぞれ解説します。
大学4年次を休学すると、就職活動の重要なステップであるインターンシップに参加できません。
多くの日本企業は大学3年生の夏から冬にかけてインターンシップを実施します。
この時期に休学していると参加機会を逃すことになり、企業研究や業界理解が不足したまま本選考に臨むことになります。
インターンシップは企業の雰囲気や仕事内容を直接知る貴重な機会です。
とくに人気企業ではインターンシップ参加者を優先的に選考する傾向もあるため、この機会を逃すことは就職活動において不利に働く可能性があります。
近年は就職活動の早期化が進んでおり、大学3年生の冬から早期選考が始まります。
休学中は日本の就職活動スケジュールに参加することが物理的に難しくなります。
オンライン面接が普及したとはいえ、時差の問題や現地での仕事との両立は容易ではありません。
そのため、早期選考で内定を獲得できる学生が増える中、出遅れるリスクがあります。
たとえば、ワーホリから帰国後に就職活動を始めると、すでに多くの企業で選考が進んでいる状況になります。
希望する企業の選考スケジュールを事前に確認し、帰国時期を調整する必要があるでしょう。
1年間の休学により、同期入学の学生より卒業と就職が1年遅れることになります。
同期と一緒に卒業式に出席できなかったり、友人が社会人として働き始める中で自分だけ学生という状況にギャップを感じることもあるでしょう。
ただし目的意識を持って充実した1年間を過ごせば、この遅れは将来的に大きな問題にはなりません。
むしろ貴重な経験を武器に、同期以上のキャリアを築ける可能性もあります。

大学を休学してワーホリをする場合、100万円から200万円程度の資金があると安心です。
留学先や為替レートによって変動しますが、現地で仕事を見つけるまでの期間や、語学学校に通うおおよそ3か月から6か月を生活できるくらいの生活費を準備しておくことをおすすめします。
ここでは休学ワーホリにかかる費用の内訳を詳しく解説します。
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 大学休学費用 | 国公立:0円私立:10万円〜20万円 |
| 航空券(往復) | 10万円〜20万円 |
| 語学学校の授業料 | 40万円〜50万円 |
| 滞在費(ホームステイ・シェアハウス) | 40万円〜50万円 |
| 現地生活費 | 5万円〜15万円/月 |
| ビザ申請・保険・エージェント費用 | 10万円〜15万円 |
たとえば、語学学校の期間を3か月程度に設定し、その後アルバイトを始めることで費用を抑えることも可能です。
カナダのワーホリでは時給が日本より高いため、生活費を稼ぎながら貯金もできるケースがあります。
また独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)を中心とした奨学金制度を利用する方法もあります。
海外留学支援制度で条件を満たせば給付型の奨学金を受けられる可能性があるため、詳細はこちらのページを参照ください。
【2026年】カナダ留学で使えるおすすめの奨学金制度とは?給付型と貸与型の違いや条件、注意点をまとめて解説

休学ワーホリはうまく活用すると、就職活動や人生の大きなアドバンテージになりますが、こちらの失敗談のように「もったいない」結果で終わってしますこともあります。
1.日本人ばかりのアルバイト先が生活の中心となってしまう
2.明確なビジョンがなく「遊んできた」と思われる
3.あまり外出しないでずっと家にいる
それぞれ解説します。
現地で日本人が多い職場を選ぶと、英語力向上の機会を逃してしまいます。
日本食レストランや日本人向けのサービス業は採用されやすく安心感もありますが、職場でもプライベートでも日本語ばかり使う環境になりがちです。
結果として英語力が思うように伸びず、帰国後に「ワーホリで何を学んだの?」と面接で聞かれても説得力のある回答ができません。
最初は日本人の多い職場でも、英語力がある程度身についたら現地の人が多い職場に移ることをおすすめします。
また留学エージェントに相談すれば、英語環境の職場を紹介してもらえる可能性もあります。
ワーホリは選択肢が多く自由度が高い留学制度であるため、目的意識を持たずにワーホリに行くと、就職活動で不利になる可能性があります。
たとえば、明確な目標がないと、観光や遊びに時間を使ってしまうケースがあります。
帰国後の面接で「ワーホリで何を達成しましたか?」と聞かれても、具体的な成果を示せなければ評価されません。
出発前に留学の目的、達成する目標、帰国後のビジョンをしっかり固めておくことが重要です。
現地での誘惑に負けず、目標達成に向けて行動し続けることで人生の資産となる経験ができるでしょう。
せっかく海外にいるのに、言葉の壁や文化の違いに戸惑い、外出することが億劫になってしまうと、ホームステイ先やシェアハウスに引きこもってしまう人もいます。
すると現地の人との交流機会を逃すだけでなく、貴重な文化体験のチャンスも失ってしまいます。
結果として帰国後に語れるエピソードが少なくなります。
そこで積極的に外出し、現地のイベントやボランティア活動に参加することをおすすめします。
語学学校のクラスメイトと一緒に出かけるなど、小さな一歩から始めることで徐々に行動範囲を広げていきましょう。

ここまで、休学ワーホリのリスクや失敗談を紹介してきましたが、成功する人には一定の共通した特徴があります。
1.自分で計画して実行まで移せる
2.ワーホリの目的やその後のプランが明確
3.語学学校の留学期間を長めに設定している
それぞれ解説します。
成功する人は留学の計画段階から主体的に行動します。
留学エージェントのサポートを受けつつも、最終的な判断は自分で行い、現地での目標設定や日々のスケジュール管理も自律的に実施します。
予想外のトラブルが起きても柔軟に対応し、問題解決に向けて行動できる力が身につきます。
この主体性は就職活動でも高く評価されるポイントです。
面接で「困難な状況をどう乗り越えたか」を具体的に語れることが、他の学生との差別化につながります。
ワーキングホリデーはやめたほうがいいって本当?ワーホリのメリットや向いている人の特徴、後悔しないポイントを徹底解説!
明確な目的意識を持っている人はワーホリを最大限に活用できます。
たとえば、「英語力をTOEIC800点まで上げる」「飲食業界で実務経験を積む」など、具体的な目標を設定し、それに向けて日々努力を重ねます。
また、帰国後のキャリアプランも視野に入れているため、現地での選択にも一貫性があります。
就職活動でもワーホリの経験を論理的に説明できるため、面接官に好印象を与えることができるでしょう。
目的達成のプロセスを語ることで、あなたの成長ストーリーが伝わります。
成功する人は語学学校での学習期間を3か月以上確保しています。
基礎的な英語力がないまま仕事を始めると、職場でのコミュニケーションに苦労し成長機会を逃してしまいます。
語学学校でしっかり基礎を固めることで、その後の就労やプライベートでの交流がスムーズになります。
初期投資として語学学校の費用は高く感じるかもしれませんが、長期的に見れば確実にリターンがあります。
英語力が高ければ時給の良い仕事にも就きやすく、結果的に収支も改善するでしょう。

ここからは大学生の休学ワーホリに関するよくある質問に回答していきます。
ワーホリの経験は具体的なエピソードと成果を組み合わせてアピールすることが重要です。
面接では「なぜワーホリを選んだのか」「現地でどんな目標を立てたか」「困難をどう乗り越えたか」「何を達成したか」という流れで説明しましょう。
たとえば「英語力をTOEIC600点から800点に上げた」「カナダ人スタッフとチームを組んで売上を20%向上させた」など数値で示せる成果があると説得力が増します。
企業が求めているのは、困難な環境でも目標達成に向けて努力できる人材です。
ワーホリでの経験を通じて身につけた主体性や問題解決能力を具体的に伝えることで、他の学生との差別化を図りましょう。
短期留学とワーホリでは期間だけでなく経験の深さが大きく異なります。
夏休みの短期留学は通常1か月から2か月程度で、主に語学学校での学習が中心です。
一方ワーホリは1年間滞在でき、語学学習に加えて現地での就労経験も積めます。
就職活動の観点からも、1年間のワーホリ経験は短期留学より強い武器になります。
ただし短期留学でも明確な目的を持って臨めば、十分価値のある経験になるため、自分の状況や目標に合わせて選択することが大切です。
休学せずに海外経験を積む方法として、大学のプログラムや短期インターンシップがあります。
多くの大学では夏休みや春休みを利用した海外インターンシッププログラムを提供しています。
期間は2週間から2か月程度で、単位認定される場合もあります。
また一部の企業では学生向けの短期海外インターンシップを募集しており、休学せずに参加できます。
ただしこれらのプログラムは競争率が高く、選考を通過する必要があります。
早めに情報収集を始め、応募要件を確認しておきましょう。
ワーホリ出発時の英語力は最低でも英検準2級からTOEIC400点程度が目安です。
この程度の英語力があれば、現地の語学学校の授業についていくことができますが、英語力が高いほど現地での選択肢が広がるのも事実です。
日常会話レベル(TOEIC600点程度)の英語力があれば、接客業だけでなくオフィスワークの機会も増えるため、出発前に可能な限り英語力を高めておくことをおすすめします。
オンライン英会話や英語学習アプリを活用し、とくにリスニングとスピーキングを重点的に鍛えておきましょう。

大学生が休学してワーキングホリデーに行くことは、人生における大きなチャレンジです。
確かに休学による就職活動への影響や費用面での不安はあるでしょう。
しかし明確な目的意識を持ち、現地で主体的に行動すれば、ワーホリの経験は就職活動だけでなく人生全体において大きな武器になります。
語学力はもちろん、問題解決能力やコミュニケーション能力、そして何より自分自身への自信を得ることができるでしょう。
不安な方は留学エージェントのサポートを活用しながら、実りのあるワーホリ計画を立てることをおすすめします。
IAJP留学エージェントでは、カナダ留学・ワーホリに関する相談を無料でお受けしています。
公式LINEまたは問い合わせフォームから、現地での経験豊富なカウンセラーに、ぜひ一度相談してみてください。

野澤治子
NPO留学協会認定資格(NO62057)カナダ専門留学アドバイザー。
カナダ(トロント、バンクーバー)で4年滞在。
バンクーバで留学カウンセラーとして年間900人以上の留学生をサポートしてきました。
自分が留学した際に経験して感じたことや失敗談をなど自分のカナダでの留学経験を活かし「最初の1歩を踏み出す後押しができる」そんな「留学アドバイザー」でいれたらと思います。 特にカナダワーキングホリデーの中でも私は「ギリホリ」を経験者なので「キャリアアップ」につなげたい社会人の方応援します! また2人の子供がいるので私の経験を活かしお子様の英語教育から高校留学など少しでも英語や留学を身近に感じていただけるお手伝いをさせていただきます。気軽に相談下さい。